UnNews:プライド月間大詰め LGBTQ+エンパワメントのために

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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【2022年6月22日 配信】

LGBTQ+の権利啓発運動を行うプライド月間の終了が迫っている。

アンサイクロペディア英語版でも、ソフィアが虹色に輝く。

プライド月間は、1969年6月にアメリカストーンウォール蜂起が発生したことによるものだ。これによりLGBTのコミュニティが初めて世界的に大きく取り上げられ、以降のゲイ解放運動に大きく影響した。もともと性的マイノリティは単に「性的な逸脱者」「異性愛者になるよう治療しなければならない」とみなされていただけだったが、これ以降「あるアイデンティティを持った者」として権利活動をし始めるようになった。性的マイノリティ解放における、最初の大きな一歩である。

近年、これらのセクシュアリティに関する議論は特に白熱している。「プライド」という言葉が表す通り、個人主義の強い諸外国では「ひとりひとりの尊厳」を保障することが重要な命題の一つになっているのである。様々な企業がこぞってレインボーフラッグをモチーフにした商品を発売したり、はたまた当事者らが各地でデモ活動を行ったりと精力的な行動が見られた。異性愛主義が著しく強い社会ではこれらのムーブメントが抑圧され、性的マイノリティの存在は透明化されてしまう。それを考えれば、彼女ら/彼らのエンパワーメントはある程度進んできているということができるだろう。

なお日本でも、「日本人のプライド」――すなわち伝統を守るため、同性婚の制限は合憲であるとの判決が下りた。人間が生殖を旨とするのは生物学的に明らかなので異性愛が当然、生殖につながらない同性婚は認める必要がない、とのことである。

プライド月間の名にふさわしい、いかにも日本らしい動きだ。今後も伝統を守り抜き、世界から取り残されていくことだろう。

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