で?

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

で?(de)、またはそれで?(so,le de)とは、切迫した状況を創出する日本語呪文である。

目次

[編集] 概要

非常に短い語句のために発音の個人差が無く、古来より誰でも簡単に唱えられる初級呪文として扱われている。会話の段落末において独立的に詠唱することで、最大の効果が得られることが分かっている。しかし「切迫した状況を創出する」という性質上、詠唱すればするほど破壊的な結果をもたらすため、現代においては禁呪とされ取締りを受けるが、好戦的な者による詠唱がいつの時代も後を絶たない。また、短い語句ということもあってか「つい」詠唱してしまう者も多く、これを取り締まるかどうかがしばしば議論になる。

この呪文が詠唱された場合、術を受けた相手が速やかな切り返しを行わない場合 痛恨の一撃を受けることになる。

[編集] 主な用法

聞き返し
会話が中断された場合、その続きをせがむときに用いられる。普通は何も言わずに待つものである。聞いた相手は大抵「イラッ」とくるが、大したことではないと思ってしまう。このことから単に「聞き返し」のために用いるのであれば、「で?」を使用することを取り締まらなくても良いという意見もある。しかし、このときの「で?」が争いの元凶となるという事実を忘れてはならない。
会話の意図を追及
相手の話しにオチがついたところで、絶対に「その会話をしたことの意味・意図」を追及してはならない。このときの「で?」を聞いた相手は大抵狼狽し防御呪文「え?」で対抗するが、愚劣な者はすかさず補助呪文「だから?」を詠唱する。この二者の間には、既に深い溝ができ、その底に戦争の火種がくすぶっていることは明らかである。
無価値という烙印
相手の会話内容や行動内容に対して「無価値である」と評価し、相手の精神に多大なダメージを与えるのにも用いられる。聞いた相手の大多数は激昂するか、絶望的な無力感を感じる。このときの「で?」の上位呪文に「それだけ?」がある。これが詠唱された次の瞬間には、既にどちらかが絶命していることが少なくない。

[編集] 連呼による多重詠唱

この呪文は多重詠唱を行うことでより多くの効果が望める。 主に上記の無価値という烙印が押されるにあたって使用されるが、禁則事項ですの可能性がある。

[編集] 呪文の発動回避

大変危険である上に規制されている呪文なので、その発動を速やかに回避する方法が必要である。幸いにも「で?」はたった一音で構成されている呪文なので、その発動回避方法は多様に存在する。たとえば唱えてしまった後すぐに、「で?でー?でっでっでっでっ電話だ」と言いつつ携帯電話を取り出せばよい。呪文の効果を受けずに済んだ相手に「ちょっとおどけた人」という印象を与えるぐらいである。しかしその時に携帯電話を所持していない場合は禁則事項ですとなる。

繰り返すがあまりにも多くの災いを孕んだ極めて危険な呪文なので、必ず発動を回避しなければならない。

[編集] 言語学的解釈

言語学者の銀田二冬彦は専門雑誌『言語』に「明治期における「で?」の用法」という論文を寄稿している。それによると、「で?」はラテン語における「de」を意味するという。明治時代日本人フランス語などのラテン語に慣れておらず、助詞である「de」以外はほとんど聞き取れなかった。そのために「deの後になんと言いましたか?」の意味で「de?」と聞き返すことが多かったという。これは聞き返しの言葉さえも流暢に発音できなかった日本人がよく使ったようである。ちなみに本来「de」は「ディ」と発音することは指摘してはいけない。当時の日本人留学生はローマ字読みでフランス語を覚え、当地でフランス人が「ディ」と発音していても「デ」としか聞こえなかったのである。

その後、「de?」という言葉はフランス留学した者が使う言葉という認識が生まれた。そのため富豪の子息が日本でも西洋かぶれで「de?」と聞き返すと、貧乏人との間でひと悶着起きることが少なくなかった。これが後に、広く喧嘩腰に聞き返す意味を持つようになって現代に至っていると説明している。

明治以前から「で?」と聞き返すこと自体はあったようだが、喧嘩を売る意味が加わったのは明治時代からのようである。

[編集] 総括

子供の喧嘩から全国規模の戦争まで引き起こしてしまう危険な呪文であるが、最近では幼児虐待の原因にもなっているという。誰でも簡単に唱えられてしまう性質上、幼児の発言が偶然にも「で?」と聞こえてしまうことがあり、主に情緒的に問題のある親の餌食になってしまうと考えられている。近年は国際化が重要視されている時代でもあり、この呪文が輸出される場合も否定できず、他国への影響が懸念されていることから早急な対策が望まれる。

[編集] 関連項目