アクタージュ act-age
『アクタージュ act-age』とは、自分のことを役者だと思い込んでいる精神異常者を何とかしてジャンプ主人公に仕立て上げる途方もない実験作品である。
目次
経緯[編集]
「全方位にそこそこ売れて、とりあえず普通に続いてくれる実験漫画」が一定の成功を収めていたので、図に乗ったジャンプ編集部は今度は「一部に凄く売れる中堅漫画」の制作を急いでいた。新編集長の方針により、新人漫画家を鉄砲玉にして数々の実験を行っていたが、やってることは「練り直して再検討」とすべき連載会議用の3話分を素通ししているだけであり、結局、数々の有望な設定の漫画を死産させる結果となった。そして本作もその実験の被験者であり、被害者となるはずだった。
連載会議用の3話分の内容は以下の通りである。
- 第1話:主人公頭おかしいけどsugeeeeeeee!!!!!
- 第2話:主人公頭おかしいけどsugeeeeeeee!!!!!(第1話の二番煎じ)
- 第3話:ドラマの共演者にライダーキック!!!!!
……なぜこれが読者にウケると思ったのか編集部に小一時間問い質したい。まず、序盤から主人公に悪い印象を与えるような少年漫画があってたまるか。そして、第2話が第1話の二番煎じとなって読者を退屈にさせた打ち切り漫画が一体どれほどあっただろうか。彼らは何も学んでいないのである。
読み切りファンからも実験中止やむなしの声が上がっていたが、第一期改変をマグレで生き残ったことを境に事態は急変。この漫画が仲間との友情・努力・勝利で、社会不適合者がジャンプ主人公へとのし上がってゆく新感覚演劇バトル漫画(通称:テコ入れ)[1]であることが判明。人気は急上昇し、後続の新OSR漫画とのバーターで遂には相撲部屋入り[2]を果たした。今後とも本作が巻き起こすノルマン現象に目が離せない。
あらすじ[編集]
人工的なスター俳優の増産によりプロダクション『スターズ』は莫大な利益を獲得したが、それは俳優そのものの質の劣化、ひいては映像作品の陳腐化を意味していた。
悪の秘密結社『スタジオ大黒天』の首領・黒山は偶然、両親を失い、精神に障害をもった女子高生「夜凪」を発見。
彼女を「役者」として拉致監禁し、芸術作品としての映画の復権を目論む黒山と、それを阻止しようとする『スターズ』の棟梁・星アリサの狂気に満ちた政争が幕を開ける。
登場人物[編集]
スタジオ大黒天[編集]
- 夜凪 景(よなぎ けい)
- 「自分のことを役者だと思い込んでいる精神異常者JK」「映画鑑賞で義務教育を卒業した女」「アスぴーージュ」等、ついた
蔑称あだ名は数知れず。 - 前述のライダーキック事件のみならず、妹弟の生活を無視してギャラ受け取り拒否、フレームアウトゲロなど、数々のサイコパス行為で読者を震撼させた。
- 映画鑑賞「のみ」で義務教育を卒業しているため、「エキストラ」等の用語を殆ど理解できない謎設定となっており、読者の感情移入を積極的に妨げている。
- 両親を亡くし、キャラっていうか人格そのものが破綻しかかっていたので、現実世界ならば児童相談所案件だったが、役者仲間(神的に良い人たち)との交流によって症状が寛解。「ちょっと手のかかる妹ポジ」に軟着陸したことによって、まあまあ読者に認められる主人公キャラに成長した。
- 黒山 墨字(にせヤミ かんとく)
- 戦犯。本来コイツと夜凪のW主人公だったが、JK拉致、現場荒らし、クソ雑な教育など悪辣な行為を行い過ぎた結果、アンケが急降下し、信者・アンチ共々からボロクソに叩かれた。ビビった作者&編集は夜凪妹弟とバーターで登場させることでヘイトの軽減に努めており、「夜凪に仕事を与えるセッティングパパ」に軟着陸させることを画策している。完全にお荷物。
- 柊 雪(ひいらぎ ゆき)
- 戦犯の横で苦労させられてる副官。こっちはまともな人格者。何かと夜凪一家の世話を焼いてくれる良い人なのだが、良い人過ぎて設定年齢20歳にも関わらずお母さん属性に取り憑かれてしまい悩んでいる。
スターズ[編集]
- 星 アリサ(ほし - )
- スターズの棟梁であり、実は戦犯その2。
- 夜凪の能力が「メソッド演技」であり心の危険を伴うと評したが、全くの勘違いであった為、読者に誤解を与えてしまった。
- ちなみに夜凪の能力は「自己催眠による領域展開」であり、「メソッド演技」以上に暴走と危険を伴う産物である。
- 銀河鉄道編では「ジョバンニ実は結構前からカムパネルラの死に気付いてた説」を提唱したので、一部宮沢賢治ガチ勢から解釈違いで嫌われている。
- 百城 千世子(ももしろ ちよこ)
- 天使族モンスター。NGを出しかけた演者を捕食することで一発OKを出す能力を持つ。もちろん人間ではない。
- 喰役編では、夜凪に種族を賜与して自身は人間に戻ることで「普通の女子高生役」を獲得し、捕食殺人のアリバイ作りに成功した。人間だが、人間じゃない。
- 「以前倒したボスキャラが味方になる」という意味ではバトル漫画っぽいが、いかんせんこんな感じなので一筋縄ではいかないうえ、レズ的な意味でも夜凪捕食を狙っている節がある。
- 星 アキラ (ほし あきら)
- 人間代表。人外メンタル俳優、ガチクズ監督、天使がいる中で一番マトモに人間をこなしていて、展開の調整役として読者から愛されている。
- 毒親と化した星アリサに育てられながらも、俳優として努力を積み重ねてきた点が好評価に繋がっており、読者の感情移入を促進している。
- でも逆に言ったらコイツいないとキャラ濃過ぎ人外共が暴走して読者が置いてけぼりになるから何とかしろウルトラ仮面。
「デスアイランド」共演者(神的に良い仲間たち)[編集]
精神異常者を時には叱り、ホメて伸ばしてくれた有能3人組を紹介する。
- 関西 女(かんさい おんな)
- 夜凪の暴走演技(殺人未遂)にガチギレしてくれた有能カタルシス女。その勇気ある言動と不憫さは底辺住民の心を1つにした。
- でも関西女のイメージが強過ぎて、殆どの読者に名前を憶えられてない。カワイソス。
- イケメン 秀才(いけめん しゅうさい)
- 夜凪の暴走演技(セット破壊)を否定した有能イケメン。夜凪ageに辟易としていたアンチの心を鷲づかみにした。
- でも秀才型イケメンのイメージが強過ぎて、殆どの読者に名前を憶えられてない。まあ、いいか。
- 煉獄 杏寿郎 (れんごく きょうじゅろう)
- 鬼滅の刃でお馴染みの煉獄さんがまさかの異世界転生を遂げて本作に出現。登場当初はまだ本作の評価も低かったため、アクタ民と鬼滅民の対立煽りが激化し、半ば内戦状態に陥っていたが、煉獄さんは前世と変わらず神的に面倒見の良い人だったため、「鬼滅とアクタの両方をアンケに入れる平和協定」が締結された。
- またあまりの人気っぷりからかデスアイランド編終了後も登場しており、上の2人と違って本名(武光 杏寿郎)も割かし憶えられている。
巌軍団・「銀河鉄道の夜」共演者[編集]
- 明神 阿良也 (みょうじん あらや)
- 夜凪の上位互換能力「憑依型カメレオン」を持つ有能舞台俳優(但し準備コストが高い)。夜凪の利点と欠点の両方を教えてくれるので、「デスアイランド」編でも慢性的に続いていた主人公age一辺倒の展開に終止符を打ってくれた。ガチ有能。ただし準備コストの支払い方法がライダーキックほどではないにせよ独特であり(川に飛び込んだり女性宅に押し入ったり夜凪にぴー)、これはこれでヤバイ人ではある。
- そしてヤバイ人が不幸を奏し、夜凪を倒すために準備コストを払い過ぎる事態が発生。間延びしまくる阿良也の独壇場、突然の過去編ずっと俺のターンで戦犯になりつつある。
- 何とかしろウルトラ仮面。
- 巌さん (いわお - )
- 舞台演出家のおじいちゃん。阿良也ほどではないが臭いフェチで高コストモンスターの育成が得意。作中では「銀河鉄道の夜」を手がける。
- スパルタでパワハラな演技指導で有名らしいが(実際、夜凪が演劇に参加すると聞いた煉獄さんは「大丈夫か」とものすごく心配していた)、夜凪には割と最初からベタ惚れしているせいか正直全然暴力も暴言も振るわず、ただの「ちょっと厳しいけど適確な指導をくれる有能おじいちゃん」と化す。
- というか他の連中相手でも理不尽な怒鳴り方はせず、投擲攻撃は変態亀相手にコメディ演出の範囲内でやった程度と、現実のパワハラ問題からすれば噴飯ものの優しさである。単に有能なのか時代に気を使ったのか。要するに彼もまた神的に面倒見の良い人であり、演劇に命を賭ける有能情熱家なのだが、実は……。
- 星アリサとは過去に訳ありのようで、夜凪にベタ惚れしているのもウルトラ仮面のコネゴリ押しをあっさり受け入れたのもその辺りが関係しているらしい。
- そばかす眼鏡っ娘 ( - めがねっこ)
- 巌軍団その1。急に劇団に入ってきた夜凪を快く思わず襲いかかるが、夜凪の暴走じゃない演技(中に誰もいませんよ)の前にあえなく敗れ、彼女の戦闘力向上を示す生け贄となった。要は「サイヤ人編でついに登場した悟空に倒されたナッパ」ポジションである。敗北直後から夜凪のことを見直しており、ライダーキック被害者の侍さんと並んで物わかりが良いタイプ。
- バトルスタイルは詐欺師と揶揄されるほどの変身型。マニアックな外見が読者ウケしたのか作者から愛されているのか、夜凪戦以降まだ大きな見せ場がない時点ながら扉絵にデカデカと載ったことがある。
- 作中では「七生」とよく呼ばれているのでデスアイランドの3人みたく「えーとそばかす眼鏡のー」ってなることは稀。
- ただ、上の名前では呼ばれないため編集からも「サンザカだったけミサカだったっけ…」と思われる始末。編集息しないで。
- 変態亀 (へんたいたーとる)
- 巌軍団その2。眼鏡の変態。夜凪にぴーを伝授しようとするが阿良也や巌さんに邪魔されて失敗し、読者の期待を裏切った。
- 一方でウルトラ仮面に対してはウザ絡みしつつも叱咤激励し、ひたすら苦労する彼にバフを掛けてくれる。神的というと言い過ぎだが、これはこれで良い人ということか。変態だけど。
結果と考察[編集]
本実験では、演劇なのか能力バトルなのか政争なのかよくわかんねー漫画が何故か生き残る異常現象を観測した。この原因として一番に考えられるのはジャンプのアンケートシステムである。一般的にジャンプは腐女子に媚びた漫画が生き残るとされているが、これは頭の柔らかい辞書がばら撒いた悪質なデマ であることはご存知だろう。ジャンプのアンケは約20作品の中から3作品にしか票を入れられないシステムであり、生き残るためには一生ついて来てくれるような熱狂的な信者は必須で、常に乗り換えている腐女子とか票にならんし、居たところで減点にはならないアンチとかどーでもいいのである。
それを踏まえた上で、あのガ○ジ主人公を見てみよう。彼女は頭の中身はアレだが、美人なのである。つまり、一部の読者はこの主人公を見てしまうと「見届けてあげたい」「守ってやりたい」「検閲により削除したい」という欲求に溢れてしまうのである。アクタージュの人気はこの「異常な夜凪愛」によって支えられている。従って、美人×精神異常者という組み合わせは、ある意味ジャンプに適応した最強の主人公だったのである。
結論:アクタより面白くない漫画が沢山あってよかった。
関連項目[編集]
- ガラスの仮面 - よく比較対象にされる本格的演劇バトル漫画。しかし、本作の実態は「夜凪ファンクラブ」のため、比較対象になってない。
- 呪術廻戦 - バーターになってくれた優しいOSRな後輩。普通にアクタよりも出世した。そして単行本は毎巻発売後数日で重版されるという呪いがかかっている。
脚注[編集]
記事は面白ければいいんだ。面白いものは削除されない。当たり前だ。 だが この「アクタージュ act-age」は面白くない。 面白さを視野に入れるなら特に内容だな。誰でもいいから面白い記事を期待しているぞ。 (Portal:スタブ) |
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