アホウ巻き

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アホウ巻き(-ま-、Rolling the Fooling)とは、その年一番の愚か者を神に供える儀式である。

概要[編集]

よく「一年の計は元旦にあり」と言われているが、四季折々の彩りに恵まれた風土に育った日本人であれば、やはり「」の順にならって一年の始まりを春に持って来たいのが人情というものである。そして春という季節は立春から始まるものであり、節分の日(2月3日)を大晦日として解釈するのが心情的に正しい日本人のあり方というものである。

新しい年をよりよく、賢く生きたい。そんな人々の願いを込めて、村でその年に一番どうしようもなかった者(年齢・性別は不問とする)を簾巻きにした上で神に捧げ、愚かであった一年の禊(みそぎ)を済ませて気持ちよく新しい年を迎えようという行事が、このアホウ巻きなのである。

ちなみに、この(重大な人権侵害に当たるため、どこの村で行われているかは秘密とされている)において「アホウ」とは「バカの中のバカ、もうどうしようもないくらいにバカ」という意味を持っており、関西人のように気軽に(むしろ親しみを込めて)「お前はもう、ほんまにアホやなぁ」なんて口走った日には、血の雨が降るかショックのあまり自殺されてしまうので注意が必要である。

選出[編集]

かくして何百年と受け継がれてきたこのアホウ巻きであるが、その年一番の愚か者を選び出すのには、慎重の上に慎重を重ね、万全を期している。なぜならば、その年で一番の愚か者を捧げ損ねて(その愚か者が一番ではなかった、生け贄に逃げられた、その他)しまうと、神の怒り(要するに祟り)によってその年は愚行の記録が更新されてしまう(つまり、去年以上の愚行を誰かが犯してしまう)事になるからである。そのため、その年一番の愚か者を選び出す作業には十分な時間をかけ(例年おおむね2~3ヶ月はかかると言われている)、厳密な審査を行わなければならないのである。

選出対象[編集]

選出対象は村民の総員であり、基本点は+-0点である。選出委員によって加点や減点がなされ、審査期間終了時に最も点数の低かった者が晴れて今年一番の愚か者すなわち「アホウ」として選出される。が、選出期間以前にも目立った愚行や失態(逆に善行や手柄)があればそれは村の寄合(よりあい、自治会)の話し合いによって特別に加点減点されるため、村民は日頃から行いを正しくしておく必要がある。

選出委員[編集]

選出委員は村の長老格(現在であれば自治会役員クラス)となるため、自分たちを選出することは考えられず、身内びいきに陥りはしないか(不公平じゃないか)と心配しそうなものだが、そもそも自治会役員に選出されるほどの人格者であれば滅多に不正など行わないだろう、という事でとりあえず村民は納得させられているものの、一度でも選出委員による不正や汚職(村クラスだからたかが知れているものの)がバレてしまうと、ほぼ優先的にその年の「アホウ」として選び出されてしまうため、選出委員と言えども戦々恐々、決して油断はできないのである。

加減基準[編集]

かくして始まった「アホウ選出の儀式」であるが、以下の基準によって得点が加減されていく。

加点の基準
減点の基準
  • モノを壊したor盗んだ -10点
  • 人や家畜(自分の家畜を含む)を傷つけた -50点
  • 家畜を死なせた(故意や怠慢による) -200点
  • 人を殺した -1,000点(それ以前に逮捕である)
  • 不倫離婚した -100点
  • 火事を出した -500点
  • その他 -協議によって決める

ちなみに、(身に覚えがあって)アホウに選出されたくなければ村外へ転出することでアホウ巻きにされる事だけは免除されるものの、もう二度と故郷の土は踏めない覚悟が必要である。

最終決定[編集]

断じて逃がさないのだ。

かくして集計された村民の点数を比較して、最も数字の低かった(=減点の多かった)者が目出度くその年の「アホウ」として選ばれるのかと思いきや、まだ選出委員は自分たちの見落としがないかどうか不安な状態である。そこで、村民の中でもワースト7を選び出し、その名前を木札に書いたものを護摩(ごま)の火にくべて、一番最初に火が着いた者が「真のアホウ」として神意(神の思し召しによる最終決定)を得ることとなるのである。なぜワースト7とするかと言えば「みんなを神意の対象にすると不平不満が出る可能性が高いだろうし、そもそも選出期間を設ける意味がなくなってしまう」という事情のためであり、村のワースト7にノミネートされるような悪たれであれば「まぁ、アイツならしょうがないよね」とみんな納得してくれるからでもある。

かくしてアホウは選ばれた。後は当日を待つばかりである。

当日[編集]

自分が生け贄にされると聞いて、心穏やかに当日を待つバカはいないであろうため、自分が選出されたと宣告された瞬間にでも逃げ出したいところだろうが、そうはいかない。選出役員はじめ村民は儀式の前日、総出で武装して「アホウ」に選ばれた彼(彼女)の家を取り囲み、大捕り物を繰り広げた挙げ句にその身柄を確保(ちなみに、対象に逃げられてしまうと次点の愚か者がアホウにされるため、2位以下の愚か者も必死である)、その場で文字通り簾巻き(藁で巻いた上から荒縄で縛り上げる)にして一晩寝かせておいたものを当日、村の広場で起こしたキャンプファイヤーに……

関連項目[編集]

♪燃~えろよ燃えろ~よ~♪