ウォッカ
ヨシフ・スターリン同志が
あなたを見ている! |
ソビエト社会主義共和国連邦閣僚評議会付属国家保安委員会認可
|
ウォッカもしくはウオトカとはソビエト連邦の伝統的消毒液にしてイワンどもの燃料である。
飲用には本来適さないが、わざわざ肛門から飲み、腸内でアルコールを吸収する物好きもいる。
〜 ウォッカ について、ロシア的倒置法
また、飲んだ場合そのアルコール度数の高さから、人を逆に飲んでしまう危険な酒となっている、「酒は飲んでも飲まれるな」。
消毒用として[編集]
寒さの厳しいロシアの浮浪者たちは、凍死する危険が多かったために酒を飲む必要があった。 しかし、粗悪なカップ酒ではアルコールが少なく、体が温まりにくかった。 よって彼らは体を温めるためにアルコール度数の高い酒を求めた。 そこで蒸留というある意味錬金術といえる事を思いつき、 捨ててあったジャガイモと生ごみで作ったどぶろくに繰り返し、純度の高い液体を精製した。 無色透明でにおいのないこの液体の大部分はすでにアルコールである。
しかし、飲んでみるとこれがちっともうまくもなんともない、むしろ強烈な「焦燥感」「不安感」「保安官」に襲われる味だった。それもそのはず、DHMOという化学物質と、シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドの遠い親戚のエタノールという物質のみに精製され、ヒリヒリ感が口に残るだけで味もへったくれもない液体になっていたのだ。もっとも、イワンどもは体内に火力発電装置を搭載しているため、これを燃焼させてエネルギーを取り出すことには一応成功している。
飲用としては定着しなかったものの、14世紀のポーランドにわたったウォッカは、男たちの香りや、おじさまの気になる香りを抑える制汗剤としてもてはやされるようになった、また、ポーランドで「ハールィチ・ヴォルイーニ戦争」が勃発、兵士の傷口の殺菌のための消毒薬の需要が増えると、その高いアルコール度数のおかげでウォッカが使用されるようになり、現在まで続く消毒薬としての道も開けたのであった。
近年世界中でインフルエンザが流行すると、ウクライナ、ロシアなどの諸国で公共施設に設置されたアルコール消毒液の中身はウォッカになったという、それほどまでに人々の間で常備薬としての役割をウォッカは確立したのであった。
チェルノブイリ原子力発電所事故の際に、ロシアで放射能に被曝した患者の治療薬としても多大な効果があることが発見されて以来、ウォッカを飲用することが推奨されている。
飲用として[編集]
味は純粋なアルコール味で、単体としての飲用には適さないウォッカであるが、用量用法を守り、使用上の注意をよく読み、コカ・コーラや、Dr・ペッパー、リボンオレンジなどの甘いもの、黄色2号などの化学薬品とともに混ぜ、シェイカーと呼ばれる機械に投入、人力により毎秒200回の振動を与えることにより、(手首の動きが重要である)カクテルと呼ばれる飲用に適する液体となる。
特にスクリュー・ドライバーというリボンオレンジとウォッカを混ぜてネジ回しを浮かべたカクテルなどが有名であり、味の方はオレンジジュースの甘さと機械油の奥深さ、ウォッカの刺戟が喉に心地よい飲料となっており、高度成長期の日本で人気を博した。
軍需品・武器として[編集]
ソビエト軍・ロシア軍の必需品である。「ウォッカは必ず補給されるもの」となっており、緊急時には可能なら現地調達も行われる。説明するまでもないが、ウォッカを切らした場合、紅茶を切らしたイギリス兵よりも制御が効かない状況になることは想像に難くない。
需品としての用途は大変広い。気つけのため、極度の緊張を緩和・鈍磨させるため、厳冬期に暖を取るためといった用途から、軍用車(挙げ句の果ては戦車)の燃料タンクに注ぎ代替燃料、MiG-25用冷却剤、さらに最後の対戦車兵器として用いられるモロトフ・カクテルの原料とするなど、枚挙にいとまがない。何にでも使えるのである。
特に、第2次世界大戦中の独ソ戦、つまり大祖国戦争においては90%に上るT-34中戦車とIS-2重戦車がウォッカ燃料で動いていたとされる。ウォッカ戦車の機動性は高くまた主砲の威力も上がるため、独軍のティーガーやパンターも一撃で地平線の彼方へ飛ばされていった。最後のベルリン市街戦では、町中にウォッカを流して放火し、ドイツ兵をあぶりだして狙撃することによって我らが同志ソ連軍は勝利を手にすることができたとされている。Ура!!
また、基地などで極度に密度を上げて集積した場合、ウォッカの性質上、敵から重火器等で攻撃されるとひじょうにまずいことになることは想像に難くない、一体どうなるかはお察し下さい。
スピリタス[編集]
麦、ジャガイモ、牛乳、スイーツなど、澱粉を含むこの世の全ての物は、醗酵させ、蒸留をすればウォッカになる、しかし、元々殺菌用であったため、人間のあくなき探究心をもって、殺菌効果を高めるために皆で寄ってたかって蒸留を繰り返し、ついに蒸留70回目に突入、そのあまりの強力な殺菌効果によって、かつては不死身とまで言われた風呂場のゴムパッキンのしつこいカビでさえ殺せる世界最強の酒が誕生した、その名はスピリタス。なんとアルコール度数は怒涛の95%超え、ここまでに至るともはや液体燃料の領域に達してしまっている。
一度それを飲まんとする勇者が名乗りを上げたが、野次馬の拍手と共に一気に嚥下したところ、頭が破裂。どう見ても即死だったが病院に搬送され、死亡が確認されたが死因は脳が破壊されたことによるショック死ではなく、急性アルコール中毒であった、見物人はこの結果に頭を悩ませたが、結局この話はスピリタスのアルコール度数の高さを証明する逸話として伝わっている。
だが、高価格なのと安価なカビキラーの登場により、現在スピリタスはカビ取り剤としてはお役御免となっている、が、混ぜるな危険を無視した主婦などがカビキラーによって命を落とすことが少なくないため、少々高価でも安全なスピリタスにその座を復帰させるべしとの意見も出始めたため、スピリタスにその座が戻る日も近いかもしれない。