エースコンバットシリーズ
エースコンバットシリーズとは、日本のゲーム制作会社であるNAMCO BANDAI GAMES INC.(旧ナムコ)が開発した一連の恋愛シミュレーションゲームの総称である。まるで自由に空を翔るかのような爽快なストーリー展開が特徴で、実在したジゴロやプレイガールがリアルなディティールで多数登場することでも有名である。
目次
- 1 シリーズの変遷
- 1.1 エースコンバット
- 1.2 エースコンバット2
- 1.3 エースコンバット3 -エレクトリックラヴ-
- 1.4 エースコンバット4 shattered spirits -オモイノカケラ
- 1.5 エースコンバット5 The unsung love
- 1.6 ACE COMBAT Advance
- 1.7 エースコンバットZERO THE NAGASEN WAR
- 1.8 エースコンバットX Loves of Deception
- 1.9 エースコンバット6 解放への純愛
- 1.10 エースコンバットXi Loves of Incursion
- 1.11 エースコンバットX2 JOINT LOVE
- 1.12 ACE COMBAT。 LOVE HORIZON
- 1.13 ACE COMBAT 3D CROSS HEART
- 1.14 ACE COMBAT INFINITY
- 1.15 ACE COMBAT 7
- 2 登場した観光名所
- 3 協賛企業
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
シリーズの変遷[編集]
本シリーズは2011年10月現在、据え置き型機でエースコンバット「1」~「6」と、5の外伝に当たる「ZERO」、エースコンバット外伝的な「LOVE HORIZON」、携帯ゲームPSP専用の「X」、「X2」、iPhone/iPod touch専用の「Xi」、ニンテンドー3DS専用「3D CROSS HEART」が発売されている。
尚、「LOVE HORIZON」を除いてCEROが仕事をしていないため「全年齢対象」である。
エースコンバット[編集]
初代のエースコンバットは、当時大ヒットしていたコナミの恋愛シュミレーションゲーム、ときめきメモリアルの対抗馬として企画された。皆を強引に引っ張って行く姉的存在のヒロインスカーフェイスを中心としたストーリー。
「ときメモ」との差別化を図るための工夫が随所に凝らされており、その空を翔るような爽快感のあるストーリーは、大衆の支持こそ得られなかったものの、現場のクリエーター陣に深い影響を与えた。かの名作、AIRが当初エースコンバットのオマージュとして製作スタッフに語られたことはあまりにも有名である。
エースコンバット2[編集]
初代のエースコンバットで好感触を得たスタッフは、その一年半後、キャラの立ち絵や選択肢の幅に大きく改良を加え、エースコンバット2をリリースした。ストーリーやシステム面で言えば良くも悪くも1の続編ではあるが、1作目のファンの期待にこたえるという役目は十分に果たしたといえる。
また、この作品でエースコンバットシリーズの土台はほぼ固まったといってよく、シリーズ後半には2のパロディをにおわせるキャラなども多数出演している。
エースコンバット3 -エレクトリックラヴ-[編集]
エースコンバットシリーズは3作目にして大きな賭けに出る。これまであくまでリアルな世界観に基づいた少年少女たちの小さな恋物語をモチーフにしていた方針を一変させ、物語の舞台を一気に近未来のネット社会へと移したのだ。
主に、ユーピオ,ゼネラルリソース,ニューコムから離反したメンバーがベンチャー企業のウロボロスを結成したが、あまりにも思想が前衛的過ぎて経営が上手く行かず倒産するというストーリー。
SF的な世界観はビジュアル的にも前2作品と大きく異なっており、いかにも挑戦的であった。そのほかにも、シリーズ初のフルボイス化や、好感度分岐によるマルチシナリオエンディング、コンピュータゲーム以外では絶対に不可能な特異なストーリー構成など挑戦的で魅力的な仕掛けも多かったが、ファンのうちではあからさまに黒歴史と語る向きもあり、賛否両論である。ちなみにヒロイン、ホットドッグ屋のキースの「挟まっちまった!」はあまりに有名な台詞。
また、ネット依存症の少女ディジョンとフラグを立て損ねると、主人公とのいざこざの後、泣き声で地面に向かって「助けて…ヨーコー!」と叫ぶ。 その叫び方があまりにマヌケであり、シナリオの最後の最後でそれまで立ててきた(比較的)真面目キャラとしての尊厳を一発で崩壊させたギャグシーンも、純愛を売りにしてきたエースコンバットシリーズの中で3が黒歴史にみなされる原因の一つといえるのではないだろうか。
エースコンバット4 shattered spirits -オモイノカケラ[編集]
プラットフォームをPS2に移した本作で、エースコンバットはついにそのポテンシャルを開放する。進化したグラフィックと臨場感あふれるサウンドは、多くの中毒者を生み出した。この作品からは背景に様々な工夫をこらして世界観を演出する独特の技法を用いている。また、重厚なストーリーにあわせて追加された黄色の4などの魅力的な男性キャラも多く、女性ファンの多さも美少女ゲームとしては異例であった。“メビウス1と黄色の13なくしてエスコン語れず。”といわんばかりの印象深い作品。脇役の活躍も光るものがあり、特にオメガ11については自ら墓穴を掘るも、必ず復帰する健気さが多くのファンの好感を得ている。
さらに、角川書店プロデュースによって、京都アニメーションが製作したアニメ版も大好評であり、この製作体制はその後のアニメ界に大きな影響を与えるきっかけとなった。
エースコンバット5 The unsung love[編集]
PS2版エースコンバットの第二弾として発売された本作。前回の孤高な主人公から一転、今回は仲間との絆を重視した、かいがいしく世話をしてくれるお姉さんキャラブレイズ視点で描かれる正統派学園青春ストーリーとなっている。仲間を操作して自分に有利なロケーションを作る戦略性の高さや、弟キャラと力を合わせて多数のヒロインを同時攻略するシチェーションが存在する事などにも注目が集まった。
また、サブヒロインの一人である永瀬 圭(CV.毛利蘭)に人気が集中、メインヒロインのジェーン・バートレットを完全に食ってしまっていたのは有名な話だ。「長瀬タンに背中を守られ隊」と名乗るファン集団が秋葉原駅前で集会を開くなど、 一時は社会問題にも発展した。 おまけDiscとして、前作のヒロインの一人、メビウス1の後日談を語るドラマCDが付属していた。5本編がシリアスな路線だったのに対し、メビウス1が大暴れするお祭り的な作品になっている。
本編中に「消火液」が「消化液」となっていたのは過去の話。
この作品には変態機動(マジでそう言われてる)でプレーヤーを散々手こずらせるメビウス1が初めて登場している。
ACE COMBAT Advance[編集]
日本国内未発売
エースコンバットZERO THE NAGASEN WAR[編集]
エースコンバット5の長瀬人気に便乗し、長瀬圭のファンディスクとして製作されたのがこのエースコンバットZEROである。魔法少女リリカルなのはシリーズとベルカ繋がりでタイアップしたもので、エースコンバットシリーズの本流からは外れる形になるが、主人公の行動傾向によりマーセナリー(夜魔の魔王)ルート、ソルジャー(白い悪魔)ルート、ナイト(夜天の王)ルートの3つのルートに分岐し、性格、声質、ニックネームが変化するファンのツボを押さえたシステムで好評を得た。またサブヒロイン、ピクシー(CV.中村繪里子)の名台詞「撃てよ! 臆病者!!」がよほど印象深かったのか、この台詞で長瀬から鞍替えした人も多いという。それとは別に、これまたサブヒロイン、PJのソルジャールート限定迷台詞「俺、実は基地に恋人がいるんすよ。戻ったらプロポーズしようと。花束も買ってあったりして」も、密かに人気である。
部分的に実写映像を交えるなど、意欲的な作品づくりはこのシリーズにマンネリ化が存在しないことを印象づけた。 攻略可能なヒロインの数はシリーズ最多を誇り、中でもドミニク・ズボフは乳首ダンスで多くのユーザーを虜にした。しかしあまりに過激だったためか結局予告編でしか使われなかった。
エースコンバットX Loves of Deception[編集]
プラットフォームをPSPに移した意欲作。南海の島々を舞台に、儚げな容貌を持つ孤独な少女グリフィス1との交流を描いた名作。物語が進展するとともに「オーレリア義勇兵団」なるファンクラブまで出来てしまった。 このオーレリア義勇兵団、列車でバカ騒ぎするわ首都ビルの周りで大暴れするわで実はグリフィス1も困っていたが、ファンを邪険にできない彼女が温かく迎えてしまったせいで、どんどん増えてしまいエンディングによってはオーレリア国民の八割が義勇兵団になってしまう後日談も。このルートになると彼女をを落とす(恋愛的な意味で)のが非常に難しいとプレイヤーが苦言を発したという話もある。 また、サブヒロインの大柄お嬢様グレイプニルもいるのだが、どちらかと言えば彼女のことを一任された執事であるフランク・バーリントン艦長がグレイプニルに近づく主人公を襲うが返り討ちにされたシーンの「グレイプニルを任された者として、せめて最期の一撃を……それすらも叶わないというのか!」や「な、何だ…。ウ…ウワーッ!」「あー」といった叫びのほうが印象に残っている人が多いだろう。
ミニゲームをクリアする事によって彼女のコスチュームが手に入り、通信機能で交換する事が可能になった。これが好評を呼んだため、新作のエースコンバット6でも同様の通信機能が搭載されることになった。
エースコンバット6 解放への純愛[編集]
次世代機×箱へ移行し、大幅な高画質化を図った作品。上記までの登場人物も追加で出てくるなど、5以上にお祭り騒ぎな本作。 マスロスオタが興じてクネクネ曲がるミサイルを積むことにハマったパステルナークちゃんを主人公タリズマンと小粋な相棒シャムロックが取り合うどろっどろの三角関係モノ。 パステルナークを落とすと自らもマクロス無双し放題+ 某レベル5みたいなレールガンが撃てるようになる。
エースコンバットXi Loves of Incursion[編集]
上記のエースコンバットXをiPhone/iPod touch用に移植したアプリケーション。ラブプラスを意識してか、タッチパネルと加速度センサーによってプレイする。ちなみに、彼女(機体)は一部を除いて有料であることが、不評である。
エースコンバットX2 JOINT LOVE[編集]
「X」に続き、PSPでの2作目。シリーズ初の実在する国で繰り広げられるストーリー。
近作最大の目玉は、複数のプレイヤーがメインヒロインであるアンタレスの友人としてゲームを同時にプレイし、誰が彼女を攻略するか、という恋愛ゲームにおける初のマルチプレイである。かのホムーラン王バラウール選手がゲスト出演していることでも知られ、またアンタレスが歌う自身の曲「インド象 IN THE ZONE」は太鼓の達人14以降にて最高難易度の譜面の一つとして君臨中。鬼でフルコンボできたら『鬼神』の称号が刻印された証明書を発行される。なお、他の鬼譜面もフルコンボすると『ラーズグリースの悪魔』の称号を得る。鬼神と悪魔の称号を得たものはさらに「リボンつき」の特別なバナパスポートが即日発行される。
デートの舞台がエースコンバット史上初となる現実世界にしてるだけあって東京、エジプト、ロンドン、サンフランシスコなどを選ぶことができる。 多人数での彼女争奪戦はかなり熱いとなかなかの評判。しかしその反面、ソロでプレイした場合非常に難易度が高く彼女がなかなかデレない、といった声があることもまた事実である。また、SPステージでは歴代ヒロイン達とデートができるステージも収録されている。
据置型と比べスペック、ディスク容量などが限られている携帯機でありながら登場人物が「5」に匹敵するほど豪華で、メインのアンタレス以外に、無能様々な指示をくれる上司のバーコフォード、金とオレオにうるさいツンデレ少女ミロシュ・スレイマニ、お調子者でムードメーカーダニエル・オルマと単純バカなファリド・ガビリア、ナルシスト 頭脳明晰トーリャ・キリッアコフなどに加え、「04」のオメガ11のように、印象深い脇役たちが大勢いる。ちなみに大半は字幕として出てこない裏台詞である。
・・・なお、ソロプレイの場合友人がいないためアンタレスがメインヒロインのくせにぼっちである、ということは言わないであげてほしい。また、発売前からアンチが騒いでいたことも禁則事項。
ACE COMBAT。 LOVE HORIZON[編集]
X2の発売から程なくして発表された、PS3/Xbox 360用の超重量級タイトル。ジャンルを超本格的ヒコーキごっこに変更。ライバル作どころか、これまでの作品と完全に差別化される表現法をこれでもかと投入し、そのストーリーもそれまでの純粋な恋を描いていた路線から大きく逸脱し、悪夢にうなされるヒロインをめぐってビショップ、マルコフ(共に男性)以下多くのヒコーキ乗りが凄惨な戦いを繰り広げるというドロドロしたものになっている。
ちなみに自称どなたにも安心してゲームソフトが購入でき、より楽しんでいただく(笑)ための審査機構曰く、「唯一の15歳以上対象」。
尚、本作のテレビコマーシャルはマーカスがナレーションをしている。
戦線を知らない頭がチタン装甲の幹部から「もうエースコンバット必要ねーんじゃね? ヽ(゜∀゜)」と言われた開発部が激昂し、会議室の円卓をひっくり返したという噂がある。
ACE COMBAT 3D CROSS HEART[編集]
歴代ファンからの熱い要望に応えて三たびスカーフェイスを主人公としたエースコンバット史上初のリメイク作品。外国版では「LOVE HORIZON LEGACY」となっているが特に繋がりはない。「1」と「2」を足してn (n≧2) で掛けた、ただのリメイク作と侮れないクオリティとなっている。新規追加要素には、本編はおろか全般を通して無口な少女Z.O.E.と繰り広げる逆リアル鬼ごっこ(追いかける側が恐怖する)や、乱心して分身の術を使った挙句ビームサーベルをぶん回すZ.O.E.を説得して落ち着かせるミッションなどがある。
- X2の頃から活動し始めた、エースコンバットの新作はクソと主張する輩は、マルコフ達の暗躍で翼をもがれてしばらく立ち直れない状態である。
ACE COMBAT INFINITY[編集]
Love Horizonから据置機としては二年を経て突然発表されたPS3専用タイトル。フリートゥプレイ形式のオンライン配信であり、本作の世界観としては04に近いがX2、Love Horizonと同じく現実世界を舞台としている。 ゲームスタイルとしては以下のようなものが基本となる。
- 最大8人で二つのチームに分かれる
- 5分という短い時間で相棒と共に好感度(スコア)を稼ぐ
- チームの累計好感度を競い、より多く稼いだ側には特別なイベントが発生する。
- 稼いだ好感度を変換したクレジットで相棒を雇用したり訓練したりすることができる。
また、通常のモードで戦っていると終了時に低確率で非常招集と呼ばれる以下のレアミッションが発生する。
- Moby Dick Pursuit
- 何故か架空世界を舞台にした6に出る仲良し3人組ギュゲス/コットス/アイガイオンを
ウザいので黙らせるデートしてデレさせろ というミッション。
- 何故か架空世界を舞台にした6に出る仲良し3人組ギュゲス/コットス/アイガイオンを
- STONEHENGE RETURN
- 世界遺産「ストーンヘンジ」を巡るツアーに参加し、ヒロインとの好感度を更に上げることができるミッション。BGMは04の「Stonehenge Offensive」のリミックス。
- Satellite Interception
- 近年稀にみる流星雨をヒロインと相棒と一緒に見に行くミッション。…と説明されているが実際は軍用機を借りて隕石を素手で取ってこいという無茶苦茶な内容。
- Excalibur Onslaught
- 山の奥まで行って、高さが1kmくらいある塔に住んでる娘を落とすミッション。
- (以上のミッションは更に細かいレア度が設定され、基本的にIIIまである。上位ほど出にくく、逆に稼げる好感度が多くなる。Moby Dick PursuitとSTONEHENGE RETURNのみ、さらに難易度の高いIVもある。)
- EMERGENCY STRIKE
- 地上、海上、空中の3つの中からランダムで1つ選ばれる舞台で、制限時間内にデレさせるというもの。相手が多いので大変極まりない。
《この節はまだ書きかけだ 情報が錯綜していてな。君たちの中に 電子戦機を保有している者がいたら手伝って欲しい。報酬は約束する》 |
ACE COMBAT 7[編集]
またも突然発表(日本時間で夜中)されたタイトル。自ら”リアルじゃない”と宣言してるクセに恐ろしく美しい描画のゲームエンジン Unreal Engine4を採用しプリレンダリングでなくリアルタイムで描画したPVを会場で流した。PlayStation®VRに対応する予定。…対応するのでしょう。だがその他一切の事は分かりません!
登場した観光名所[編集]
- ノースポイント
メビウス1の出身地、及びグリフィス1が一度は行ってみたいと思っている場所。また、世界遺産「イントレランス」があることでも有名。
- ストーンヘンジ
現在はだいぶ様子が変わってしまっている世界遺産。
- サンド島
太平洋の真ん中にある島。二回出てくる。
- シャンデリア
ぶら下がらない方。
- バラウール
同名野球選手にちなんで名付けられた電磁投射砲。
- エクスキャリバー
タウブルグ丘陵にある、時々LEDがピカピカする剣といくつかの祠がある。
協賛企業[編集]
- ヴェルナー・ノア・エンタープライズ社
- オリビエリ・ライフ・インシュアランス社
- ノースオーシア・グランダーI.G.
関連項目[編集]
- エアロダンシング、AFD - 恋のライバル。
- メカ少女 - 本作の隠れヒロインの持つ属性。
- スカイターゲット - ライバル作。
- ドラッグオンドラグーン - スカーフェイスのゲスト出演作。本当に、本当にありがとうございました。
外部リンク[編集]
YouTube
《エースコンバットシリーズ 初回盤ご購入のお兄ちゃんへ》 |