ザ・メイキング
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ザ・メイキング(The Making)とは、サイエンスチャンネルで放送されている15分間の科学番組である。制作は独立行政法人科学技術振興機構である。
目次 |
[編集] 概要
一般的な番組の進行は、
- 原材料についての説明
- 加工工程を順を追って説明。途中必要なら、CGを使用してより詳しく説明する
- 検査・包装工程を説明
- 完成品とともに「こうして○○は私たちのところへ届けられる」の字幕が出る
- 上記1-3をダイジェストでおさらい
- 撮影が行われた工場の外観を映して、終了
といったものである。この間、BGMと工場の音声のみで、一切のナレーション、アナウンスは行われない。説明はすべて字幕と、場合によってCGにより行われるのみである。
[編集] 特徴
15分番組という制約の中で、ものが制作される工程について一応の説明をしなければならない。そのために時々「それは無茶だろ」と思うようなのもある。
[編集] 例1 トマトジュース
トマトジュースの作り方を考えてもらえばわかるが、要するにトマトを搾って容器に詰めるだけである。これでは到底15分の尺はうまらない。そんなわけで、番組前半はほとんど、ひたすらトマトの洗浄工程のみを流していた。同様のものに梅干しがあり、こちらは梅の実の選別工程にかなりの時間を費やしていた。
[編集] 例2 一眼レフカメラ
工程が複雑すぎて尺が足りなくなるケース。冒頭ではCADによる設計シーンが流れるが、次の場面は、成形済みの筐体に部品装着済みの基盤を組み込む、という工程であり、さらにその次の場面は組み立てがほぼ終わったものについて動作チェックを行う工程であった。どれだけ間をすっとばすんだよっ。
原子力発電所のつくりかたまで放送されたが、無論15分で説明できる筈も無かった。が、某国の原子力発電所はこの番組を基に見様見真似で造っているため、IAEAの査察を受けても映像に無い部分は何も質問に答えられない。そのせいで、不誠実な対応と取られている。
[編集] 考察
近年、テレビでは工場でものを作る工程がもてはやされ、バラエティ番組でもこれらの場面をよくみかけるようになった。この傾向は以前にも「クイズ世界はSHOW By ショーバイ」などで見受けられたが、現在のこの傾向の先鞭をつけたのは「中井正広のブラックバラエティ」であろう。これらによって工場やものづくりの工程に興味を抱いた子供や若者は、ケーブルテレビやCS放送などで当番組を見ることにより、よりいっそうものづくりへの興味をかきたてられるようになるのである。現実に当番組は、サイエンスチャンネルの中でももっとも人気がある。ものづくり立国を目指す日本の将来は、ひとえにこの番組にかかっていると言っても過言ではない。だからこそ独立行政法人すなわち文部科学省の天下り先外郭団体によって制作されているのである。
しかし、なにごとにも裏はあるのである。ごくわずかな伝統工芸系のものを除き、この番組で人間が映ることはめったにない。多くの場合、ほとんどの工程は機械によって行われ、人間の作業はいうならば機械の補助のようなものである。昨今の新聞報道等を見るまでもなく、このような補助的作業においては派遣や請負が一般的に行われており、そこにかけられる人件費はごくわずかである。
このことから、次のようなことが導きだされるのである。すなわち、バラエティ番組や当番組によって工場でのものづくりに興味を抱いた子供や若者は、将来自分もこのような工場でものづくりをするようになりたいと希望するようになる。大人になり職業を選ぶ場合に子供のころの希望をかなえようとするならば、それはすなわち、低賃金の非正規雇用労働者となることを意味しているのである。こうして子供たちは安くこき使われる人間となるべく成長していくのだ。これこそがこの番組を制作している真の意図なのである。
[編集] 関連番組
バイオレンスチャンネルでは、姉妹番組の「ザ、ブレイキング」が放送され、反響を呼んでいる。

