ジャンカルロ・フィジケラ

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ジャンカルロ・フィジケラ(Giancarlo Fisichella, 1973年1月14日 - )は、F1を舞台としたスポーツ漫画、『チャンピオンを目指せ?』の主人公。陽気なイタリアンにして史上有数の不運なF1ドライバーとされている。

愛称は「フィジコ」、座右の銘は「これも人生」。また、ガンダム好きである。サッカーも好きで、腕前はF1界でもナンバー1という隠し設定もある。ただし、サッカーに関しては不運にも皇帝のほうが有名だったりする。まぁまぁの男前であるが、そのジャンルに関しては不運にもアイスマンジェンソン・バトンのほうが目立っている。

目次

[編集] 物語の概略

Fisichella.jpg

『チャンピオンを目指せ?』は、F1を舞台とした漫画である。

この漫画の最大の特徴は、主人公フィジコの徹底した不運ぶりにある。それなりの実力を持ち、環境にさえ恵まれればトップドライバーになれるはずであるのに、ひたすら襲いかかる不運によってそれを阻まれる、という展開の繰り返しであり、後から後から襲いかかる不運はむしろジェットコースタードラマに近い。

もっとも、こうした不運にも様々なバリエーションがあることや、赤き皇帝アイスマン偽サムライといった魅力的なライバルがこの漫画の最大の特徴でもある。

現在、連載継続中。

[編集] 不運ぶり

[編集] デビュー編

少年時代からレーシングカートで頭角を現すが、ヤルノ・トゥルーリという天才カートレーサーの影に隠れて、常に二番手扱いとなる。このころから既に彼の不運の一角が見えている。F1デビューはミナルディ、次にジョーダンとなる。このころのフィジケラは、後に皇帝と呼ばれる顎1号を横目で見ているだけであった。

このあたりの展開は、後のストーリーの盛り上がりに必要であったが、ほとんど省略されており、本格的なスタートは1998年からと言える。

この年フィジコは、当時の四強の一角ベネトンへ移籍。前年までベルガーやゴクミの旦那といったトップドライバーを擁ていたチームであり、ようやく彼の栄光の人生が始まるか、と思わせておきながら、突如、不運にもルノーがワークス活動を停止、車がヘロヘロになってしまう。

フィジケラはそれでも何度かの表彰台を経験するが、優勝にはあと一歩手がとどかない状態が続く。一度はトップを快走、やっと優勝か? と思わせておいて不運にもリタイアする、などの展開も見物である。

[編集] ジョーダン編

フィジケラは2002年、すっかり弱体チームと化したベネトンから脱出、ジョーダンに移籍する。ジョーダンといえば前年まで、落ち目のベネトンに代わってトップ4の一角を占めていたチームである。

今度こそフィジケラの栄光の時代か? と読者の誰もが思った矢先、チームはメインスポンサーに逃げられすっかり弱体化、翌2003年にも他のスポンサーに逃げられ、激しい資金難で最下位争いの常連になってしまうという不運に襲われる。

そんな中でもフィジケラは頑張り、土砂降りのブラジルGPで奇跡の初優勝を果たす。ただし、あまりの豪雨でレースは赤旗中止され、大混乱のゴチャゴチャ、その上、オフィシャルのミスにより、不運にも当初優勝者として表彰台の中央に立ったのはフィジケラではなく酔っ払いという曰く付きの優勝となった。

レース後の記者会見でのアイスマンの、「いままでずっと不運で勝てなかったけど、今日はやっと勝ててよかった」との答えに、読者は一斉に「お前が言うな!」と突っ込んだと言う。ちなみに、フィジケラ本人の台詞は「これも人生だよ」であった。一応、後に記録が訂正され、公式にフィジケラの優勝となるが、何とも後味の悪い展開に「いかにもフィジケラっぽい」との評価があった。

[編集] ルノー編

その後、ザウバーで不遇の2004年を過ごした後、2005年からはルノーチーム(実質的にはベネトンがチーム名を変更したもの。ただし資金力は圧倒的に豊富)へ移籍する。この年の開幕戦では見事にポールトゥウィンを決めるという、読者にしてみれば唐突な展開に、今度こそ不運な展開とはオサラバかと誰も感じたのである。

が、舞台裏はそうではなかった。不運なことに、チーム監督であり自分の元マネージャーでもあるブリアトーレは若手ドライバーのスペイン眉毛にご執心、チーム内ですべてにおいて彼を優先したのである。結果、フィジケラは、眉毛がチャンピオンを取るためのアシスト扱いとなり、彼の2年連続チャンピオンをサポートさせられてしまう。

2007年になるとスペイン眉毛は銀河帝国に移籍する。ようやく、強豪チームでのファーストドライバーの座を射止めたのである。

が、そのチームメイトは不運なことに、今度もブリアトーレが連れてきた若手有望ドライバーであった。しかも今年のルノーは遅い。ただでさえ勝てないマシンに乗った上、今度もまた若手の踏み台にされて不遇な時代を突き進むことはほぼ確実視されていた。

前半はベテランの意地を見せ、ドライバーズポイントでも遅いマシンなりの位置を確保するものの、後に行くに従ってF1に慣れてきたルーキーに先行され、最終的にドライバーズランキングではチームメイトに負けるというまたも不運なことが起こってしまった。

その上、不運なことに枕に移籍したはずのスペイン眉毛がチーム内でのポジションに不満を持って契約解除、またルノーに戻ってくる可能性が高まり、チームを追い出されることになった。不運なことに移籍先がなかなか決まらず、シートを確保できたとしても最弱チームフォース・インディアという説が濃厚であった。

フィジケラは不運なりに自らの運命を、未知なるインドのフォースに託した。

[編集] フォース・インディア編

結局ルノーを不運にも追い出されたフィジケラはライバルの若手ドライバーとの椅子取りゲームを制して何とか印度力のシートを獲得した。しかし去年のルノーよりも桁一つ遅いマシンでは上位争いは夢のまた夢であった。

開幕戦では不運にも多重クラッシュに巻き込まれ0周リタイア、トルコGPではスタート直後に不運にも日本産カジキマグロのオカマを掘る形で宙を舞ってリタイアしてしまった。また、モナコGPでは相方のエイドリアン・スーティルが珍しく快走したが、不運なことに酔っ払いに追突されリタイヤ。フェラーリの2台に挟まれての4位走行、初入賞どころか表彰台も夢ではなかったが、フォース・インディアの夢は不運にも儚く散った。

前半ではチームメイトのスーティルよりも良い結果を残し、今後の活躍が期待された。が、不運にも超亜久里が撤退してしまいシーズン前半にしてコンストラクターズ最下位が確定。さらに後半ではフィジケラ自身は無理せずコンスタントに完走を重ねていたが、遅いマシンでも無茶して力走するスーティルが稀に完走してしまうと、不運にもフィジケラの順位がスーティルを下回ってしまうという事態がしばしば生じた。

フィジケラの明日はいかに…と思っていたら、2009年ベルギーGPで久し振りのPP獲得。この結果にホッと胸をなでおろした不運信者は少なくないと言われている。もっとも、本番では良い酒が久し振りに手に入ったのか御機嫌な酔っ払いにキッチリ負けての2着と、不運信者の期待に応える結果に終わっている。

しかし、突然あの真紅のマシン「フェラーリ」に乗ることに。前回の表彰台といい、あまりの幸運に反動の不運があることを信者は期待していた。

フィジケラは、真紅の跳ね馬を駆る情熱のイタリアンとして、ファンの期待を決して裏切らなかった。移籍後初めてのレースは、フェラーリの、フェラーリによる、フェラーリのための聖戦、イタリアGP。当初は見事に入賞圏内を走っていたが、知らないうちにステルスに撃墜されていたらしく、不運にもポイントまで1歩及ばぬ9位でレースを終えた。(ちなみに9位は、2010年にはルール変更で入賞となっており、電撃移籍直後に不振の跳ね馬を手なずけてイタリア人ドライバーがポイントをプレゼントということになっていたら、彼は間違いなく英雄であっただろう。)他方、フォース・インディアに残ったスーティルは、過去最高に絶好調な車を飛ばして4位入賞、初のファステスト・ラップさえ記録したのであった。あ~あ、フォース・インディアに残っとけば良かったのに……しかし、それまでフォース・インディアの秘めたフォースを抑えつけていたのは、何よりもフィジケラ自身の不運であるため、文句を言うわけにもいかず、「これも人生」とばかりにパッとしない成績でシーズンを終え、そのままフェラーリのテスト・ドライバーに就任、レース人生に終止符を打ったのである。若手のホープであったスーティルと互角以上のパフォーマンスを見せ、2位表彰台まで獲得した年に、期待どおり、不運にして、であった。

[編集] 評価

才能在るドライバーが不運によって頭を押さえつけられる、という展開は、一部の中二病患者には大人気である。

とは言え、あまりにご都合主義的な不運の連続に、読者の中には食傷気味の者も少なくないと言われる[要出典]。もっとも、何度も連載の終了を考えながら、人気故に許されなかった作者の立場も考慮すべきであろう。

現在は何とかインドの弱小チームに居場所を得ているが、上記の通りここでも不運に見舞われ続けている上、後ろからはりうっちーを始めとした若手にその椅子を狙われ続けるという状況である。今度こそ不運じゃ済まなくなるかもね。とか何とか言ってたら、フィジケラは幸運にもフェラーリ入り、インドのドライバーにはりうっちーが昇格という、二人にとっちゃラッキーだがわけわからん展開になった。原作の打ち切りに向けて、伏線回収機構が動いたものと見られている。

ただ、F1にまでステップアップし、悲劇の天才とまで言われ、優勝も3度経験し、弱小とまで言われたチームに初ポールポジション、初ポイント、初表彰台を置き土産に、憧れの赤いマシンに満面の笑みで移籍した男はどう考えたって幸運だろう。

[編集] ご注意

この作品はフィクションです。実際の人物・団体・事件とは関係ありません

[編集] 関連項目


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