トラバント

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動: 案内, 検索

トラバント(Trabant)とは、VEBザクセンリンク社が開発した、ドイツの東部に伝わる車型のペーパークラフトである。旧東ドイツにおいては、国を代表する文化の一つであった。

目次

[編集] 歴史

初期のトラバント

最初のトラバントが設計されたのは1958年であった。当時ドイツは東西冷戦中であり、第二次世界大戦からの復興もままならず子供の遊び道具のための物資が不足していた。VEBザクセンリンク社は、この状況を打破しようと、子供のみならず大人も楽しめ、かつ廉価な遊び道具の開発に着手した。そのため、1958年の最初のトラバントは大人でも遊べる非常に大型のものとして設計された。発売当初は非常に人気が高く、道端でトラバントで遊ぶ人々の姿がよく見られた。設計図と作り方は当初は企業秘密とされていたが、発売から1年後には人々にも公開された。

1964年には、トウモロコシでんぷんから作られた紙を用いた「トラバントP601」が発表された。このトラバントはトウモロコシを原料としているため、非常時に食べられるという利点があり、東ドイツのみならず周辺諸国でも非常に人気が高まった。その後、1980年までに、オニオンサワー味、ジャーマンポテト味、チリトマト味などの様々なバリエーションのトラバントが発表された。

当時の東ドイツでは、車も不足していたので、次第に低所得者層の間では、本物の車の代わりとして用いられた。休日になると東ドイツのアウトバーンではトラバントをかぶって時速250km近くで疾走する親子連れの姿がよく見られた。

1989年のドイツ統一以後は、西ドイツ製の安価な車が流入したため、トラバントの売り上げは急激に落ち込んだ。しかし近年、ガソリンを全く使用せず、ほうっておけば土に戻るトラバントは「究極のエコカー」として再評価され始め、2009年には「トラバントnT」と名付けられた復刻版のトラバントが発表された。

[編集] 性能

遊び方としては、頭からかぶって用いる。大型の車種であれば、最大で4人で遊ぶことができる。

基本的にはペーパークラフトなので、エンジンは不要であるが、多くのトラバントにはアクセサリーとして2ストロークエンジンが搭載されていた。これによって、行動を走る際にエンジン音が聞こえ、かなり恰好良くなるという利点があった。しかしエンジンの重量分だけ重さが増すので、かぶって走る人にとっては体力のロスも伴うという欠点があった。

安全性についても非常に考慮されていて、歩行者と衝突しても、でできているためたいした怪我はしない。ただし乗員が、もとい被り物をした側が無事であった試しがない。

あくまでもペーパークラフトであるため、雨の日に外に置いておくと溶けて使い物にならなくなってしまう。雨の日でも遊べるようにするためには、表面に油を塗る必要があるが、そうすることで引火性が非常に高くなってしまうという欠点を持つ。

[編集] その他

トラバントレースの様子
  • 日本法律では、ドイツと異なりペーパークラフトは車には含まれないため、トラバントで公道を走ることはできなかった。そのため、日本への輸入もほとんどされておらず、日本で実物を見ることは非常に難しい。
  • トラバントによるレースも定期的に開催されていて、ヨーロッパなどでは人気のスポーツとなっている。トラバントをかぶった参加者たちが己の脚力を競う様子はまさに魂と魂の衝突といっても過言ではない。
  • 国境なき軍隊において徹底的な解析が行われ、ダンボール戦車や救命ダンボールの開発の礎になったと言われている。

[編集] 関連項目

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「トラバント」の項目を執筆しています。
4370 large.jpg この「トラバント」は、マイナーチェンジの案が出ています。マイナーチェンジして下さる協力者を求めています。 (Portal:スタブ)
個人用ツール
View and edit namespaces data

変種
操作
案内
編集者向け
姉妹プロジェクト
ツールボックス
他の言語