ドクター・キリコ

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ドクター・キリコ(英:Doctor Kiriko)とは、マンガ家手塚治虫の作品「ブラック・ジャック」に登場する、違法な安楽死を生業とするモグリの医者である。

ここまで書くとかっこいいのだが、いかんせん、磯野キリコの存在があまりにも大きくなりすぎたため、相当に割りを食っているキャラクターである。

概要[編集]

どんな患者でも救う医師ブラック・ジャック(間黒男)の対極として、昭和50年代に、それまで日本ではまったく知られていなかった「安楽死」の概念をひっさげドクター・キリコは登場する。隻眼で白髪、頬の色がほかの部分と違う( or 頬がこけているせいで陰がある)、やせぎすな体に服装もブラック・ジャックと同じ真っ黒なスタイルをとるという、まさに何処からどう見ても悪役という姿形のキャラで、なおかつその思想信条もベトナム戦争第二次大戦の知識が色濃く残っている当時では、まったく納得できる話であったため、彼の登場により、恐怖マンガ「ブラック・ジャック」は医療についての思想の形成をさらに進め、いつの間にかヒューマンコミックへと分類されることになる。そして、ドクター・キリコも準レギュラーの座にかけあがり、多くの名シーンを演じることになる。

なお、どう考えても名前のキリコは英語の「Kill」=殺すからきているのに、英語版アンサイクロペディアでは「Kiriko」である。

それでいいのか? 「 Killico 」 にするべきではないのか?

キャラ設定[編集]

元軍医として世界中の戦場を駆け巡る中、まともな治療のできない前線で多くの兵士たちを安楽死させてきたことで、医療=人の命を救うという立場から、ブラック・ジャックとは逆に難病や治療不可能な病気に苦しむ患者に安らかな死を与えることに医療を持ちいることを選んでいる。

なお、欧米で実際に安楽死を用いる医師が出現して問題になったのは彼の登場から20年を経た1980年代の話で、日本で実際に安楽死を行ったとされる事件が発生したのは1991年の話である。

もっとも、スイス1942年にすでに安楽死を合法化しているし、ヒトラーも障害者を安楽死させていたりもする。

エピソード[編集]

父を安楽死[編集]

肺から空気が漏れる病で苦しみ続ける父を安楽死させようとした直前に妹につれられてブラック・ジャックが登場。でも、安楽死

自分を安楽死[編集]

謎の伝染病にかかり、自分を安楽死させようとしたところ、再度、妹につれられてブラック・ジャックが登場。ぎりぎりセーフ。

不幸な母親を安楽死[編集]

自らの病気に苦しむ母親を安楽死させようとしたところ、子供につれられてブラック・ジャックが登場。見事、母親の治療に成功する。直後に交通事故で一家全滅

不幸な母親を安楽死・パート2[編集]

偶然、ブラック・ジャックと出会って安楽死用のクスリを自慢をしたところ、病気で苦しむ母親を持つ少年にかばんごとかっぱらわれる。クスリを服用した母親を救うために散々駆けずり回って何とか命を救ったあと、「助かるにこしたことはない」とぼやく。このセリフが、彼の人気を不動のものにした。

謎の奇病患者を安楽死[編集]

政府関係者に依頼されて、孤島の病院で謎の奇病にかかった患者を安楽死させようとしたところ、やっぱり出てきたブラック・ジャック。とりあえず、一緒に治療しながら、治らなそうなら安楽死といってプレッシャーをかけるも、最後の最後で見事、良くなる兆候を患者が見せて大逆転。しかし、政府関係者は無理やり安楽死を決めるが、それにむかっ腹をたてたブラック・ジャックが患者を脱走させたあと、せっかくなので、政府関係者を安楽死。 これは、ブラックジャックに初めてキリコが出た話なので、世の役に立たない人はもちろん、安楽死を嫌がっている人も容赦無く殺していた。 「もうおそいね、もう手遅れだね。」「人殺しーっ」。

浦島太郎を安楽死[編集]

脳に障害を得て、意識と同時に老化も失った患者を安楽死させようとしたところ、(略)。とりあえず、意識が戻らなかったら安楽死と彼が言った以上、意識が戻るに決まっているじゃないか。けれど、意識が戻った直後に老衰で死亡。その時ブラックジャックは「俺達はバカだ!」と言っている。

安楽死の手口[編集]

彼の安楽死に対するこだわりは、とにかく患者に苦痛を与えないようにするという、最先端の医療にも見られる考えにそって行われる。主に、クスリによって患者が眠るように意識をなくしたあと、心臓を止めるクスリを注入する。これは、多くの国で見られる死刑のやり方とほぼ同じでもある。他にも、機械を利用したり、メスを握って患者に微笑んだりしている。

・・・最後のは治療行為という気もしなくはないけれど。

ドクターキリコ事件[編集]

1998年に、インターネットを媒介して自殺願望を持つ人々にドキターキリコを名乗る男性が複数の人間に青酸カリを郵送した事件。その後、実際に送られた青酸カリを服用して女性は死亡。男性も直後に自殺している。なお、青酸カリの服用はまったく安楽な死ではない。さらに言うならば、男性は自殺を重いとどませるお守りとして青酸カリを送ったとされているが、ならばなぜ、ドキターキリコを名乗ったのか、という話でもある。

いまっだに、「ドクターキリコ」で検索するとそれ関連の記事が数多く出るため、注意すること。

映像化[編集]

ブラック・ジャックは、数ある手塚作品の中でも特に人気が高いため、ドラマ化やアニメ化された際に、ドクター・キリコも人気キャラクターとして数多く登場している。

その結果、森本レオ黒歴史になったことは秘密だ。

もっとも、あのドラマは存在自体が黒歴史だ。

リメイク作品[編集]

少年チャンピオンの暴挙として記憶される、別作者によるブラック・ジャックの模倣作品「ブラック・ジャック ~黒い医師~」にも、ドクター・キリコは登場している。

メイドをつれて。

秋田書店は、もしかしたら手塚治虫になにか恨みでもあるのかもしれない。

関連項目[編集]