ピュアオーディオ
ピュアオーディオ、とは家庭用の音響機器による音楽再生に究極の音質を求めるカルト宗教またはエクストリームスポーツである。
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[編集] 概要
まず確認しておかねばならないのは、ピュアオーディオとは、決して道楽や趣味ではないということである。 それは人生であり、哲学であり、全宇宙を超越し、現代科学を超克し、全人類の歴史を塗り替える偉業を打ち立てる、恐るべき営為なのである。ピュアオーディオ人たるもの厳しい自己鍛錬が求められる。
[編集] 目標
生演奏を遥かに凌駕する圧倒的原音忠実再生を創造すること(矛盾はどこにもない)。
[編集] オーディオ機器以前に必要なもの
- 人生の全時間
- 音楽再生に人生の時間全てを投入しなければならない
- オーディオルーム
- 壁は厚さ25センチメートルのコンクリートで完全防音を施し、内部にはPETファイバー・グラスファイバー・セラミックタイル・繭を敷き詰める。
- オーディオ専用の発電所
- 送電線を電気が通る際のノイズを軽減するために作る。また、間違っても家庭用の電気もついでに発電しようなどとは考えてはならない。電線を分岐させるとそれだけ不要な接点が増えるため、音が濁る原因となる。
- 空調設備
- 真にピュアな音を再現するため、室内の空気は音の伝達時の空気抵抗を極限まで抑制する上での障害となるので、真空にする。
[編集] オーディオ機器
ピュアオーディオにとって良い音を作り出すためには、その再生機器を厳選していくことは最重要事項である。ここでは音楽再生に用いられる機器の構成とピュアオーディオとして具備せねばならない最低限の事項を記す。尚、真のピュアオーディオシステムを構築できた者だけがオーディオ神からの啓示を受ける秘蹟がある。それは「スピーカー・ガキエル ("Speakhar Gacieal")」と呼ばれている。数千年に渡り、この秘蹟はピュア人の信仰対象となってきた。「スピーカー・ガキエル」を日本語に訳せば「自分の構築したシステムの全てが完全に近い状態で調和し、限りなく生の演奏を聴いているように聞こえ、目を閉じればオーディオセットがないかのようだ」という程度の意味になる。「スピーカー・ガキエル」を経験出来ないうちは、まだ真のピュア人とは言えない。
- スピーカー
- 振動板を振動させて音を作り出す。その意味においては楽器と同様であるのでアントニオ・ストラディバリまたは長岡鉄男製のスピーカーでなければピュアとは言い難い。ホームシアター教によって5台以上設置することが流行しているが、ピュアオーディオにおいてそれを肯定する者は少数派で、モノラルこそが神髄であると主張する者もいる。BOSEという仏教系のスピーカーが広く浸透しているがピュアオーディオの教義に反する邪教であると言われている。
- アンプ
- 音波信号を増幅しスピーカーに送り出す。カースト制度があり、爆熱の福音を多く得られる順にA級〜D級がある。コントロールアンプとパワーアンプに大別され、しばしば統合されたものも見られるが、ピュアの教義に見合うものは当然ながら皆無である。真空管を通すことで音に魂が宿り、暖かみのある音になると言われる。
- プレーヤー
- CDやLPレコードや消えていったその他もろもろのメディアを読み取り、アンプに信号を送る。中でもLPレコードの音質は他を圧倒しており、生の演奏を軽く凌駕すると言われているが、ソニー教団の侵攻によって絶滅の道を辿った。その遺産は今もなおピュアオーディオ愛好者の心の支えになっている。
- ケーブル
- 音質を最も左右する部分である。材質やその純度、加工方法、金属処理、被覆の仕方、巻き方など音質を左右する要素を挙げれば暇がない。デジタルデータを伝送する際は非常にケーブルの影響を受けやすいと言われる。ピュアオーディオ用途としては99.99999999999999999999999%以上の純金または白金を用いなければならない。
- HDD
- 最近オーディオ再生のデジタルが進みHDDが用いられるようになった。製造に携わっているメーカーが複数あり、音質の相違は大きい。
HDDメーカーとしてWestern DigitalとSeagateがあるが。 Western Digital社製のHDDは西部開拓時代を彷彿とさせる、フロンティアに広がるクラシックな音質で定評がある。 Seagate社製のHDDは、砂浜に打ち寄せるさざ波の音のようなやさしい音質で、地球の潮流を感じ取ることができる。
- USBメモリ
- 遂に音質面を考慮した製品が開発された。ケースは木材で作られており、弦楽器と同様に振動の伝播によって音質をコントロールしている。PCとの接続の際は本体に直接挿すのではなくPCの振動を与えないように専用のケーブルを介する必要がある。マイナスイオンによって保存されたデータの音質が変化するとの報告もある。
- レコーダー
- 音声信号を記録し、音源を自作する。オープンリールテープ、カセットテープ、DAT、CD-Rなどが用いられた。なお、パソコンはピュアオーディオに含まれることもあるが、MDは絶対に含まれない。
- 現在、多くの一般信者にとってレコーダーは歴史的存在に過ぎないが、かつてはより高音質な録音をするために、多くの者が情熱を捧げたらしい。
- 録音には次のような種類があった。
- 生録
- 蒸気機関車や波の音など、それ自体は少しも面白くないものを録音した。
- エアチェック
- 一回録り逃すと重大な業(カルマ)を背負うことになるので、準備には細心の注意が要求された。
- ダビング
- 「私的複製は合法」と繰り返し呪文を唱えながら行った。
[編集] オーディオシステムと予算
そもそもピュアオーディオに予め予算を決めて、その範囲内でシステムを組もうとすること自体が致命的な間違いなのである。ピュアたるもの、予算は無制限でなければならない。しかし、以下に参考程度でどの程度の予算を投じると、どのような音質が得られるかを示す。
- 50万円-100万円
- おもちゃ、ごみくず、ピュアの風上にもおけぬ野蛮で耳が裂けてしまうような音
- 100万円-200万円
- 産業廃棄物と同等 車で言えばセグウェイレベル
- 200万円-1000万円
- 激しいノイズとエラー、まともに鳴らない
- 1000万円-2000万円
- この辺から音は出るようになる
- 2000万円-1億円
- 最底辺ピュアオーディオ
- 1億円-10億円
- ミドルクラス
- 10億円-20億円
- ハイエンド
- 20億円-150億円
- かなり優れた音だが圧倒的原音忠実再生への道のりはまだまだ遠い
このように、幾ら予算を投じても、投じすぎるということは在り得ない。 しかし、確かなことは、掛けた金額が多ければ多いほど音は絶対に良くなるということである。 繰り返す。金を掛ければ掛けるほど必ず貴方の音は進歩し、発展し、完成へと近づく このことを忘れてはならない。ピュアオーディオの頂を志す者は一日最低100回は声に出して読もう。 このテーゼに異議は認められない。もし、「前より高いシステム組んだのに前の方がいい音なんだけど・・・」などと思ったのなら、それは貴方の感性がピュア向きではなくラジカセの音向きであるか、単にエージングが足りないだけである。
[編集] 音響機器以外の要素
- 発電所
- 電力の供給を受ける電力会社によって音質が異なる。
電力会社 東京電力 中部電力 関西電力 中国電力 北陸電力 東北電力 四国電力 九州電力 北海道電力 沖縄電力 J-POWER 長所 バランス 低域量感 高域ヌケ 透明感 ウェットな艶 密度とSN 色彩感と温度 バランス 低域品質 中高域艶 中低音深遠 短所 もっさり遅い 低域強すぎ 特徴薄い 低域薄い 低域薄い 低域薄い 低域薄い 距離感 音場狭い もっさり遅い 篭りがち お奨め度 C A+ B B+ A- A+ A C B- A B
- ・原子力
劣化ウランの重量感と、どこまでも突き抜ける中性子の透明感を併せ持ち、スパークリングワインのような刺激的な味わいがあり、好みが分かれる。
- ・火力
ねっとりと絡みつくC重油の重厚感に、コークスの軽量感が少々ブレンドされ一般的な感覚。また燃料が重油かLPGかによっても音質は異なる。
- ・水力
力強い瀑布のパンチ力の中に感じられる。水滴の煌き。マニアックな味わい。
- ・風力
通常は、そよ風の清涼感だが音量を上げるほどに破壊力を増していく、ダイナミックレンジの広さが魅力。
- ・太陽電池
金属的な反響を感じる全体的に硬い音。高域では鏡のような反射が魅力となる。
- ・地熱発電
マントルのマグマによって熱せられた水蒸気はタービンを通過し、それに伴って発電された電気は灼熱のデスメタルに聴くのに丁度よい。
[編集] ソフト
・ソフトは基本的に50年以上前のレコードかCDである。CDは材質によって音質が異なり、ガラス、ダイア、純金、プラチナなどがあり、純金製CDが最も理想的だとされている。
・聞くジャンルはピュアオーディオの階級ごとに分けられている。
- 初心者
- 自分の好きな音楽
- 中級者
- クラシック、ジャズ、民族音楽
- 達人
- ホワイトノイズ、ピンクノイズなどの各種有色雑音、及びシャトルランの合図音(ピュア向きにWAVリップしたもの)
- 達人がたどり着くのがこの領域である。もはや旋律や音色は厳密かつ精緻な音場分析には障害でしかなく、システムの一音一音を分析的に聞き取り、研究するためには、ノイズ音や、音階を反復するような試験用とでも言うべきソフトこそが真にピュアなシステムで聴くに相応しいのである。