ファイアーエムブレム 封印の剣
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ファイアーエムブレム 封印の剣(-ふういんのけんつるぎ)は、任天堂の発売したドロドロの人間ドラマをGBAで再現した作品である。
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[編集] 概要
ファイアーエムブレムは今まで、中途半端な時期に中途半端なハード(特にニンテンドーパワー)で中途半端に発売していたため、評価こそ高かったが知名度はそこまで高くなかった。しかしGBAという人気ハードで登場させたことにより、ファイアーエムブレムの知名度は飛躍的に上昇することになる。というよりロイとマルスがスマブラDXに登場したことが主な原因である。
しかしこの作品は、製作者の中から厨二病のメインスタッフが消えたため、トラキア776以前のドロドロな人間関係はほぼ残っていない。むしろさわやかになってしまったので、昼メロと厨二病好きの痛々しい古参にはゆとりエムブレムとして蔑まれている。難易度はそんなに変わらないのだが、古参はバカにするのが精一杯でそのようなことを気にする余裕がない。そんなあなたにはエムブレムサーガをどうぞ。
また、本作は幻のファイアーエムブレム64 暗闇の巫女のリメイクだとされ、ハードが据え置き機から携帯機へ移ったことは、むしろこれまでの中途半端さの方向性を変えただけと考えることもできる。実際、その後ひさびさの据え置き機作品も中途半端な時期に発売されている。
[編集] システム
前述のディレクター離脱に伴い、以前のシリーズから大小幅な路線変更が行われた。従来のドロドロ昼メロ物語ではなく少年誌ハーレム漫画的ストーリーとなったのだ!
それに伴いこれまでの私怨システムが本作の目玉として大幅に改良・強化された。一定ターンユニットを隣接させると「私怨」コマンドが選択でき、キャラクター間の因縁が深まり、そのキャラクターが近くにいるとパラメータに補正がかかる私怨効果が得られる。また、「私怨」コマンドを選択すると発生する私怨会話によって、キャラクターの造形や世界観に深みを与えることに成功。ギャルゲーっぽさがさらに増し、後の作品にも採用されることとなった。
私怨会話は全味方キャラクターに用意されているが、ギャルゲーであるからして主人公のロイのものが、言い寄ってくる女達とフラグを立てるために重要である。残念ながら聖戦の系譜のようにストーリー中で子作りまで持って行くことはできない上、マルチエンディングではないが、ヒロインの後日談が微妙に変化する。メインヒロインのリリーナとフラグを立てた場合、エンディング自体が変化。王妃ギネヴィアの怒りに触れ、スクイズばりの愛憎劇がはじまることになる。
前作のトラキア776で無駄に複雑にほとんど完成されたシステムを簡略化し、システムが確立した紋章の謎に退化する立ち戻ることで、ゆとり世代や低脳(ソニーに奪われた)ライトゲーマーでもとっつきやすくした。例として、チート能力であるスキルの廃止や、自分のいらないものを相手に押し付ける「ぬすむ」コマンドの簡略化、城の中を馬で突っ切るトンデモ行為の許容などである。同様の目的でシリーズ初のチュートリアルを採用し、ついでに重要なくせにしばらく出番のないきれいなおばさんお姉さんに、序盤での出番を与えることができた。
ちなみに、トラキア776の「捕える」システムがなくなったため、女子供であっても敵を容赦なく殺害するのがこのゲームの本質である。そのため、武器は敵から奪うのではなく店で買うというまともなシステムに戻ったが、マップ上の武器屋に行き忘れても大丈夫なように出撃前でも武器を買うことができるようになった。しかし、この武器屋はぼったくりであるため、初心者救済になっているのか微妙である。
[編集] ストーリー
[編集] 長いので注意
きっかり1000年前に、人間が精力で劣る竜族を滅ぼしたエレブ大陸。リキア同盟の名家、フェレ公爵家のバカ息子ロイは、留学ということで幼馴染リリーナのところに居候したり、家庭教師のセシリアお姉さんに兵法を学んだりと幸せいっぱいの生活を送っていた。
ところが、東の大国エスタベルン王国が大陸中を敵に回して突然侵略戦争を開始。小規模な小競り合いがしばしば起こっていたとはいえ、全体としては平穏を保っていたエレブ大陸にいったい何が起こったのか?実はベルンの回転王ゼフィールは、封印されていた竜族一の萌えキャラ兼産む機械、魔竜イドゥンを復活させて戦闘竜を量産していたのだ!
早速ベルン軍は優秀なマードック将軍率いる北方軍をイリアに、同じく優秀なブルーニャ将軍率いる西方軍をサカに侵攻させる。男どもが出稼ぎでいないイリアと部族の対立につけ込むことができたサカは、精鋭を投入しなくてもよかったんじゃないかというぐらい、あっさり占領できてしまった。
同時に、微妙な将軍、ナーシェン率いる南方軍がリキア同盟に侵攻。着実に緒戦をこなすものの、将軍が微妙すぎて他二人のような電撃的な侵攻は無理。でも着実にフェレへ近づいてはいた。というわけでしぶしぶロイが帰宅したところ、父エリウッドはストレス性胃潰瘍で倒れており、そこをねらった山賊を討伐するついでに侵略軍の討伐もさせられる羽目になる。
というわけでリキア同盟軍に合流せねばと、兄妹喧嘩で家出したベルン王女ギネヴィアを保護しつつ、合流ポイントに到着してみたら同盟軍はすでに殲滅済み。なんせナーシェンがしょぼいもんだからブルーニャ将軍と戦闘竜を投入したので。リリーナの親父さん、ヘクトル公も虫の息で、「娘を頼む」とロイに言い残して息絶えてしまう。
「ああお義父さん、娘さんはいただきます。」と喜び勇んでリリーナの待つオスティア城に向かうロイであったが、街道沿いの領主が裏切ったり、オスティアでクーデターが起こったりと踏んだり蹴ったり。実はこれらはすべてあのナーシェンがしくんだものであった。武術や兵法がたいしたことないナーシェンが将軍になれたのは謀略の限りをつくしたから。敵に対してもそれを行うのは当然である。
それでもロイは(失敗するとプレイヤーがリセットするので)連戦連勝。無事リリーナを救出することができた。二人がいちゃいちゃするのもつかの間、とうとうナーシェン率いる主力部隊がロイ達の前に現れた。いくらナーシェンの実力が微妙でも、今のロイ達ではどう見てもレベルが足りません。本当にありがとうございました。である!そこに家庭教師のお姉さんことセシリア将軍率いるエトルリア軍が、颯爽と応援に駆けつけたのだ。これからリキアはエトルリアの保護下に入るから、これ以上手を出したら容赦しないという。さすがに西の大国エトルリアと事を構えるのはまだ早い。しかたなく退却しながらも、この屈辱を忘れず、いつかセシリアを(性的な意味で)いたぶってやると決意するナーシェンであった。
[編集] まだまだ続くよ
エトルリアの保護下に入ってベルンが一時撤退し、ひとまず落ち着いたリキアでは、盟主であったオスティア公ヘクトルに変わってエリウッドが盟主代行となった。代行?盟主は代々オスティア家がやることになってたから、盟主はリリーナですか?だったらリキアで少しは仕事してるべきだろうけど、この人ロイについていってあっちこっちうろうろするんですけど。ちなみに病人に盟主代行ができるのかという質問は受け付けません。
ロイは親の七光りでこれまでの功績が認められ、リキア同盟軍の将軍となる。とはいえベルンが攻めてこないよう、エトルリアを利用してにらみをきかせているので暇なのであった。あれ、でもエトルリアの保護下って大丈夫?保護国≒植民地ですが。まあ、ベルンがイリアとサカを押さえてるから、エトルリアがリキアを勢力圏に入れないとパワーバランスが崩れて困るから当然なんだけど。とか言っている間に、エトルリアから西方三島の賊討伐を強要依頼される。やっぱ植民地はつらいよ。
エトルリア領の賊討伐をリキア同盟に任せるといういかにも裏のありそうな話であったが、断るわけにもいかないので仕方なく出兵。ちなみにこの賊どもは、普通のマップに出てくる奴らが単に山賊とか海賊とか言うのに対して、西方「賊」とか言うかっこつけた名前であり、ストーリー的にも微妙に重要であると言うことで他の賊にとって気にくわない存在である。普通のマップに脈絡なく現れて村を破壊していく普通の賊達の方がゲーム性に大きな影響を与えているというのに。
しかもこの賊、実はエトルリアからやってきた領主どもと癒着して、一緒になって民衆を苦しめているのだ。そういうわけで、賊を討伐するリキア同盟軍は駐留軍にとって目障りな存在であるため、ロイ達は味方であるはずの領主達から攻撃され、仕方なく反撃するとエトルリアへの反逆ということにされてしまう。
そこにレジスタンスの参謀だという謎の吟遊詩人、エルフィンが登場。「エトルリア貴族は賊だけでなくベルンとも通じているのですよ?まんまとおびき出されましたね。いまごろリキアはどうなっていることやら。さっさと帰ったらどうですか?」とか言う話。リキアピーンチ!ところがロイは、「父上もセシリア将軍もいる。大丈夫さ。」待て。おまえの親父は病気療養中だろ。大丈夫ではない。エルフィン「揺さぶりをかけても動じないとはさすがですね。」…おい。
こうしてエルフィンを仲間に加えた同盟軍は、彼の助言によりエトルリア支配の拠点、総督府のあるジュトーへ向かった。西方三島総督のアルカルドはびびって逃げてしまい。ベルン竜騎士、フレアーが守備にあたっていたが、面倒だったので戦闘竜を配置して帰ってしまう。苦戦しつつも竜を倒すロイ達。戦いの後ロイは、「こんなやつと戦ってられるか!」とキレ気味であったが、竜の攻撃範囲は1しかないので弱点の魔法で間接攻撃を加えれば楽勝である。
「これで西方三島は俺のものだ!」(違)というような状況に水を差すように、エトルリアで新ベルン派によるクーデターが発生。セシリア将軍率いる反クーデター派は次第に追い詰められ、ミスル半島の古城に籠城を強いられる。しかし、ナーシェン将軍率いるベルン・エトルリア連合はなかなかとどめを刺せないでいた。だってナーシェンだもん。
それを見かねてなんとベルン国王自らがセシリアを倒しにやってきてしまった。ナーシェンどんだけ信用されてないんだ…。そしてあっさりセシリアを倒してゼフィールは帰還した。瀕死のセシリアにナーシェンが復讐を果たそうとしたその時、リキア同盟が近づいているという情報がもたらされる。ベルン軍一同「竜倒したのかよ!!(汗」
ナーシェンはエトルリア王都で対策を練るといった逃げだしてしまい、反クーデター派と同盟軍が合流した上、援軍に行くはずだった竜の隠れ里の攻撃部隊も倒されてしまう。本当にナーシェンはだめな将軍です。そのくせ何でいろいろさせられてるんだろ?ちなみに、セシリアさんは騎馬系のくせに移動力がげき落ちの砂漠マップで加入。後ろから追いかけてくる砂漠の変態山賊ブラザーズに追いつかれますよ。
その後、エリミーヌ教団だったかエミリーヌ教団だとかいうベルンに目をつけられている宗教団体の協力もあり、ロイ達はエトルリア王都アクレイアへ侵攻した。クーデターの言い出しっぺのくせにアルカルドとロアーツは逃亡。ナーシェンのあまりのへたれっぷりに上司であるマードック将軍は、リキア同盟を止められなければ降格すると告げる。だからといって、ギネヴィア姫と一緒に逃亡した親衛隊長ミレディの弟ツァイスをスパイに仕立て上げてすべての責任をなすりつけよういう、無理な方法をとるナーシェンはやはりへたれである。しかし、寝返りをよしとせず、不服ながらもクーデター派に残っているダグラス将軍もいるため、いくらナーシェンがこの面のボスでも簡単にクリアできない。しかもダグラスを倒してしまうと外伝ステージに進めないのに誰でも説得できないので、下手すると城内で延々追いかけっこをする羽目になる。(対処法は攻略サイトで探してください。)
[編集] そろそろ終盤
アクレイアの奪還によって反クーデター派の勢いはますます強くなり、クーデター派はベルンを頼ってイリアかサカに逃亡を余儀なくされる。「イリアかサカ」ってどっちだよと思われるかもしれないが、ルート分岐によってどちらかに決まるので、かわいそうなことに片方は出番がない。ベルンからもうっとおしく思われているクーデター派にとどめを刺すだけでなく、ガンダムと同じ異名を持ちガンダムを載せた戦艦の等級と同じ名前の生き物に乗った女騎士や、大量に出てくる一族で同じ顔のボス敵などを倒し、ついににっくきベルンへ。
ここらでロイがやっとクラスチェンジ。上級職レベル1が実質レベル21なので、ロイはここまでレベルを20までしか上げられなかったのだ!つまり使えない。まあ、同時に封印の剣という反則武器を入手できるのでまだましである。そして苦労してベルン王ゼフィールや魔竜イドゥンを倒してエンディングへ。あれ?終盤はさすがに話が真面目なのかネタが少ないぞ。そうか!ナーシェンがいないからか。将軍の冥福をお祈りします。
[編集] 舞台となる世界
エレブ大陸の「エレブ」とは「ヨーロッパ」のことらしいが、ベルン(スイス首都)がフェレ(ギリシャの古代都市)の東にあるヨーロッパってどうかと思うよ。
[編集] リキア同盟
互いにいがみ合っている小国が、大国の漁夫の利を許さないために作り出した同盟。お互いに争っているくせに、ベルンとエトルリアには手を出させないために協力する。ちなみに盟主はオスティアに独占されている。
[編集] ベルン王国
質実剛健を国是とする国。つまり地味。卑怯なことに竜騎士がここの専売特許であるため、軍の頂点に立つ3人の将軍は三流三竜将と呼ばれている。ただし竜騎士とは限らないので注意。竜が我が物顔で道を歩いていた時代には竜の本拠地があったので、竜に関わる貴重なアイテムを独占している。紋章ではなく宝珠が本体のファイアーエムブレムもその1つ。
[編集] エトルリア王国
エレブ大陸最大の国。西方三島、ミスル半島、イリアの一部を植民地としている。ベルンとは反対に、派手でけばけばしい文化を持つ。そのため軍装にもやたらと装飾が多いが、某金の派閥のように全身金ぴかの鎧を着ていたりはしない。政治の実権は貴族、特に腐敗の激しいものが握っており、王なんて飾りです。偉い人はそれがわかるのですよ。という状態である。軍は三軍将と呼ばれる3人の将軍が指揮しており、それぞれ大軍将、騎馬軍将、魔導軍将という。騎馬軍将、魔導軍将はとにかく、大軍将というのはなんだかよくわからんが、一説によると重装騎士を指揮しているらしい。ちなみに他に弓軍将とかいうしょぼそうなのもいるらしい。
[編集] 西方三島
地下資源が豊富なため、エトルリアに目をつけられ搾取されている地域。賊が多く、大陸で最も斧が普及している。そのため剣士の天下である。
[編集] イリア
城を拠点にいくつかの騎士団が治める地域。北国なので冬は耕作できず、土地もやせているため、城主が傭兵として出稼ぎに行かなければならないほど貧しい。主要な産業は、傭兵業と天馬騎士の輸出である。ちなみにペガサスは美人しか乗せないため、天馬騎士になりたければまず美人にならなければならない。冬の寒い中でも天馬騎士がミニスカでいるのはペガサスが満足しないからである。
[編集] サカ
やたらと広い草原を遊牧民の部族が治める地域。リキアの諸侯並みに部族間の対立があるが、外敵には協力して立ち向かうのも共通している。剣士の名産地。
[編集] 用語
- 人竜戦役
- 1000年前に人が竜をほぼ絶滅させた事件。双方がやたらと魔力を消費したために世界の秩序が崩壊し、終末の冬と呼ばれる大災害が起こった。ぶっちゃけ核の冬。
- 神将器
- 人竜戦役の首謀者である八神将の武器。竜には特に大きいダメージを与えるが、竜騎士に対して使うというもったいないことをしてはいけない。これを全部手に入れないとバッドエンドなのがきつい。ちなみに8番目の神将器は封印の剣か聖女の杖かよくわからん。え?エッケザックス?ゼフィール専用武器だろ。
- レイピア
- 通常武器に見せかけて主人公専用という妙な剣。鎧に強いらしい。
- 闘技場
- 金稼ぎとレベル上げの絶好の場で、プレイ時間の半数以上はここが原因。トラキアだったらルトガーさんは疲労値限界突破で過労死してます。
[編集] キャラクター
基本は初代キャラクターのインスパイヤであるが、丸パクリではなくむしろ立ち位置が似ているだけで全くの別人ということが多い。これはエムブレムサーガ事件の影響を物語っている。
詳細はファイアーエムブレムの登場人物 (エレブ大陸)を参照のこと。
尚、主人公とその乳兄弟が名前的な意味でとある世界一有名なネズミの生みの親及びその兄と被っていることに突っ込んではイケマセン。


