フョードル・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキーとはロシアを代表するギャンブラーであり、ギャンブルによる借金を返済するためだけに自らの体験に基づいて「賭博者」や「罪と罰」などの小説を執筆したといった数々の伝説を残したことで世界的に知られている。なお彼の名前は日本人にとっては発音しにくい為かドストヱススキー、トルストイ、ドストドエスキーなどと勘違いされることもある。なお、最も多い勘違いは『ドフトエフスキー』。ある程度彼に精通している人でもそう勘違いしていることがある。しかし本人はなかなか気づかない。そういう人に出会ったら陰で「へ、へ、へ!」と笑ってあげよう。
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[編集] 概要
彼は金があれば全てギャンブルに注ぎ込んでは負け続けて一文無しになり、そして質草までもが無くなってからも一発逆転を信じ込み、妻へ手紙を書けば決まって最後には「愛する妻よ、送金を急いでしてくれ」と金の無心をしていたという程のギャンブラーであった。また彼は社会主義者であったことでも知られているが、当時はソビエト社会主義共和国連邦が建国される以前の時代であったため警察に逮捕され、死刑とはならなかったもののシベリア送りとなったという経歴まで持つ。
ヨーロッパ旅行をした時には行く先々でルーレットをしては全く勝てずに負け続け、全財産を失ってロシアへ帰国することさえ出来なくなってしまう程であった。この時に出版社と「小説を書く代わりに金を前借する」というギャンブルそのものの契約をして執筆したのが「賭博者」という小説である。他にもギャンブルでの借金返済のために小説などを多数執筆したが、彼の作品や日記等を読むことは素人にはおすすめできない。今世紀に至るまで多数の人々が彼の作品を読むことに挑戦しては挫折してきたからである。また登場人物が突然予告も無くキリスト教の教えについて猛烈に語り始めたりすることもよくあるので宗教や哲学が苦手な人や拒否反応がある人にもやはりおすすめできない。更に彼の作品の特徴として、「改行が少ない」ということが挙げられる。つまり見開き2ページ改行がなく、ぎっしり文字で埋め尽くされているということがざらにあるわけで、いわゆる活字アレルギーの人にもやっぱりおすすめできない。
[編集] 『罪と罰』
ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ(愛称ロージャ)という恐ろしいほど長い名前の主人公で世界的に有名。有名なわりにあんまり読まれていないことでも有名。信じられないかもしれないが、これでもドストエフスキー作品の中では一番読みやすい部類なのである。
[編集] 『地下室の手記』
元祖・ロシア式引篭もりの物語。自意識過剰から公務員を辞めてまで地下室へ引篭もる。引篭もり文化が実はロシア起源だったかどうかは議論が続いている。前半は「引篭もり哲学」で後半は「痛すぎる回顧録」である。日本の漫画『N・H・Kへようこそ』のモデルになった作品と言われている。
[編集] 『賭博者』
ロシア式賭博中毒者の生成過程。最後にせっかくゲットした彼女を激怒させてしまう。
[編集] 『カラマーゾフの兄弟』
ドストエフスキーの最高傑作にして、登場人物の多さ、主題の難解さ、構成の複雑さ、キャラクターの話の長さなどから、トルストイ『戦争と平和』と並び文学界屈指の中途挫折者の多い小説である。特に「大審問官」やゾシマの回想は初見殺しで有名。 性格や信仰が全く異なる肉食系無職の3兄弟が女を取り合ったり酒を飲んだり殺し合ったり酔っぱらったりギターを弾いたりするが、最終的に親父と下男は死ぬは長男は逮捕されるは次男は発狂するは散々である。 ウィトゲンシュタインは第一次世界大戦従軍時、数少ない私物の一つが『カラマーゾフの兄弟』だったため50回は精読したと言うが、そんな大変なときに、なにもこんなぶ厚い本を持ち運ばなくてもいいと思う。こんなに分厚いのに未完、というか長大な物語の前振りのつもりだったらしい。書きかけで死んでくれて良かった。
[編集] 『悪霊』
ロシア人がなにかと理由をつけてたくさん自殺する。みんな無職なのに偉そう。主人公は悪魔的超人だとか色々言われているが、つまるところ無職。
[編集] 『白痴』
5大長編の一つ。他と比べ悪人や狂人率が比較的低く、ドスト作品には珍しくメロドラマ小説に見えない事も無いかもしれない。 イッポリートの、自分はどうして死なずに生きていられようかというスピーチを長々としたあげく失笑を買い、あげく自殺に失敗するシーンは文学史上に残る中二病として有名。多くの読者が自分の中二病経験を思い起こし死にたくなったことだろう。
[編集] 『未成年』
ドストエフスキー長編を語る上で、必ずと言っていい程無視される存在。また長編の中で唯一映画化されていない。 5大長編の一つだが、近年これを抜いて4大長編にしようという動きが高まっていた。 だが新潮文庫版まさかの増刷によりこの考えは杞憂に終わった。 ちなみに新潮文庫の新装丁は白地にピンクで非常にかわいらしく、タイトルと相まってなんかそっち系の本に見える。
[編集] 総括
全体的に暗く冷笑的な作風の作品が多いが、登場人物達はどこか抜けていたり、しょうもないことに拘泥する、有態に言えば「マヌケ」が多い。北方の寒冷地ロシアの陰鬱な風土と、ウォッカの事しか考えていないロシア人のバカっぷり単純明快な性格が如実に反映されていると言えよう。ロシア文学の代表、白眉と言われるのも肯ける。
[編集] 関連項目
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