万歳

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「アナタトワタシデサア アシタノタメニ BANZAI
テキモミカタモナイゾ カガヤクイマニ BANZAI」
万歳 について、B'z
768種類のバンザイを誇る団体。

万歳(バンザイ・萬歳)とは、一般には集団で発声する慶賀の言葉およびそれに伴う儀礼の動作である。右の動画が示すとおり、一度中毒になると人前で行うことの快感から抜け出せなくなる。

源流と漫才化[編集]

万歳の源流は中国で皇帝の長寿を願う言葉「千秋萬歳」にある。皇帝が健康に過ごせるように笑わせる一発芸として定番となり、朝鮮半島および日本にも広がった。この普及の過程で萬歳は喜びや祝福一般を表現する言葉として使われるようになり、また、その発声に伴う動作も示すようになった。さらに日本では、万歳の動作が両手を挙げることから、「お手上げ(降参や放棄)」の意味でも使われるようになっている。

中国での本来の用語としては、皇帝のみに対して使われる言葉「ワンスイ、ワンソェー(wànsùi; 萬歲/万岁)」であり、臣下に対しては「千歳」を用いた。これが朝鮮に伝わり「マンセー、マンセ(만세; 萬歲)」となり[1]、日本では「萬歳(バンセイ)」となった。

日本伝来後、萬歳は独自の発展をし『萬歳楽(まんざいらく)』という雅楽の形になり、さらにこれが各地の芸能「萬歳(まんざい)」として漫才の元となったとされる。慶賀の言葉・動作としての萬歳については、帝国時代(即ち戦前)からの話で、徳川時代(即ち江戸時代)までは省みられることがなかった。

帝国時代[編集]

帝国時代に入ると、君主や国家に対する唱和が西洋諸国で一般的である例を受けて、日本では古来の萬歳が再注目された。そのような儀礼を創る目的で、萬歳を元にして萬歳三唱令(ばんざいさんしょうれい)が制定されたのは、明治12年である[2]。このときに、バンセイの読みでは迫力がないとして、バンザイとの呼び方に変更がなされた。

また、この万歳三唱令によって出来た万歳運動は体操として普及し、軍部では万歳運動が応用され、最終的には恐怖のバンザイ突撃にまで発展した。詳しくは万歳三唱令を参照せよ。

国民主権時代[編集]

第二次世界大戦の敗戦により国民主権時代に入ると、GHQによる人権指令の指示を受け、治安維持法(昭和16年法律第54号)と共に勅令によって萬歳三唱令は廃止された[3]。連合軍占領下においては、万歳は軍国政治に繋がる旧習として忌避されていたが、例外的に衆議院解散により失職した議員が行うことだけは認められていた[4]。サンフランシスコ講和条約の締結後、独立を取り戻した日本においては、自然に帝国時代と同じように一般人の間でも復活を始めた。

1980年代末期から1990年代初期にかけて、日本人の間に好景気に浮かれた空気があり、記事冒頭の動画で紹介したようなバンザイサークルも出現するに至った。その後、景気は失速し、世情にも変化がおきたが、こと万歳に関してはその限りではなかった。俗に「猫も杓子も」と言う表現を使うこともあるが、右に示す動画のように文字通りに「も」バンザイをする状況となっている[5]

このような見境のない万歳・バンザイの実施に対して、一部の学者からは「過剰のヤルキニンの分泌を促し、場合によっては廃人・廃猫となってしまう危険性がある」との指摘がなされている[6]

例外[編集]

万歳する元首相。あれ?1年前は粛清されました

一般に、国民主権時代の万歳は集団で行うものであることはこれまで述べてきたとおりであるが、例外も存在する。

その代表例として最も有名なものの一つは、フジテレビ系列で放映されていた番組くいしん坊!万才』であろう。この番組は、一人のリポーターが地方の料理を紹介し、万歳三唱と共にヨイショ(ゴマすり)を行うことで有名である。もっとも、「間違ってもうまいと表現できない料理」もたまにあり、その味の表現をどのように言い表すかが、リポーターの芸能人としての腕の見せ所であり、視聴者に取っても見所である[7]

お手上げの意味でのバンザイは、多くの場合は個人によって行われる[8]。インターネットにおいては、よりストレートに人生オワタとの表現が好まれることもある。

脚注[編集]

  1. ^ 一部の日本人が「マンセー」と言う語を聞くと失笑してしまうのは、一発芸であった中国での歴史に由来するものと考えられている。
  2. ^ 太政官布告第168号、明治12年(1879年)4月1日施行。昭和20年(1945年)10月10日廃止。
  3. ^ このときから65年後にあたる2010年2月3日に、萬歳三唱令の廃止を知らなかった自由民主党の某衆議院議員は、国会で万歳の正式な所作について質疑を行い、新聞雑誌などでも取り上げられる話題となった。
  4. ^ これは失職した議員の一部が、お手上げのあまり叫ぶからとも、バンザイ突撃に倣って選挙戦へ突撃する気概を振り絞るためだとも言う。
  5. ^ 従来、労働組合・左翼系団体では「ガンバロウ!」シュプレヒコールが愛用されてきた。しかし、1994年の自社さ連立政権以降は自由民主党や保守系集会でも「ガンバロウ!」コールが多用されるようになっている。これに対抗して、左翼系団体集会でも、「民主主義万歳! 共和制万歳!」コールの採用が検討されていると言われている
  6. ^ いわば、ゲームへの依存によるゲーム脳と同様に、万歳脳化というべき現象である。
  7. ^ 漢字表記は、万歳ではなく万才を用いている。一説には茶番劇ということで、万才よりも「くいしん坊!漫才」の方が番組名として適切ではないかという視聴者の意見もある。
  8. ^ もっとも、戦争中に集団で行ったのが、バンザイ突撃に他ならない。

関連項目[編集]

Wikipedia
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