仔猫吸引
愉快な趣味だ、知っているよ。……まぁ、私が試してみることは無いだろうがね
〜 仔猫吸引 について、ジョージVI世
私がひどく落ち込んでいる時は、仔猫が足りないのだと思っていいよ
〜 仔猫吸引 について、ロイド・ブリッジス
仔猫吸引はさ、年頃の子供たちが服を脱がないでできるいちばんイイ遊びなのさ
〜 仔猫吸引 について、ディスコの喧噪の中で
簡単だよ。仔猫を捕まえて吸引すればいいだけなんだ
〜 仔猫吸引 について、キャプテン・オブヴィアス
そうだなぁ、もし仔猫がなかったら"ジーザス・クライスト・スーパースター"は生まれてなかっただろうね。もちろんほかのドラッグもいいんんだけど、やっぱり仔猫がいちばんさ。僕をすごくクリエイティブにしてくれるんだ
〜 仔猫吸引 について、メル・ギブソン
仔猫吸引(こねこきゅういん、英語Kitten huffing)とは、近年、麻薬の代替法として普及してきた習慣である。麻薬よりは健康的であると考えられているが、賛否には様々な論争がある。長い歴史を持つにもかかわらず西洋では重大なタブーとされている。


過度の吸引は依存症、膿瘻、脳の腐敗といった好ましからざる副作用を伴い、時には死を招くこともある。一日に3匹以上吸引すると依存症を招くことが経験則として知られている。このため馴れた愛用者は一日に1匹か2匹の吸引に抑えることで、過剰吸引による危険性を回避している。しかし毎年あまりにも多くの死者が出るため、2006年に世界保健機関(WHO)は仔猫の替わりとしてインコ吸引(セキセイインコが望ましい)を提唱し啓蒙活動を行っている。
カップドハンド法は、ボクシングでの頭部損傷による頭痛の治療方法としてクイーンズベリー侯爵によって開発された手法であるが、登場後すぐにヨーロッパとアメリカでの主流となった。この他にも2種類の手法があるが、それらは通常、初心者には勧められていない。熟練者であっても、ドル札を丸めてストロー代わりに使うような手法は仔猫が弱るとして避けられている。

吸引方法[編集]
ここでは有名な吸引方法の中から3種類を紹介する。
カップドハンド法[編集]
- 生きた元気な仔猫を準備する
- 仔猫の頭部を両手で包むように持つ。その際、口をあてるための隙間を残しておくこと
- 上記の隙間から強く吸引する。仔猫の精気を完全に吸い込むまで続けること†
- だんだん 良く なってくる。身を任せること。ほら、イイだろ? ああぁぁぁぁっ!
- 残ったものを廃棄する。きちんとリサイクルすること。当該自治体の仔猫リサイクルセンターかPETA事務所に持ち込めばよい。
† 正しい方向から吸引しているのを確認すること。異常を感じた場合は中毒管理センター(Poison Control Center)に連絡する。
吸引チューブ法[編集]
カップドハンド法ほど一般的ではないが、より短時間で終わる。これは基本的にはカップドハンド法と同じだが、いくつかの手順が違う。最初の2つの手順を以下の4つに置き換えること。
- 生きた元気な仔猫を準備する
- 清潔な吸引チューブ(通常はプラスチック製の筒)を準備する
- チューブを後方にあてがう
- 中毒管理センターに電話する
吸引皿法[編集]
吸引チューブ法と同様、吸引皿法もいくつかの手順がカップドハンド法と同様である。この手法は最も古くから知られるもので、西暦1126年にヘンリーII世によって開発されたと言われる。
カップドハンド法の最初の3つの手順を下記のように置き換えること。
- 生きた元気な仔猫を準備する
- よく洗浄された吸引皿(新聞屋で998円で販売している)を準備する
- 皿の中に仔猫を置く
第4の手順と呼ばれるものがあったのだが、長い時間の間に失われている。ある神秘的な情報源によると、その方法はカップドハンド法と似ているが尻尾の近くを吸うものだと言う。ただし、これが誤りであるのは確実だとも言われる。
浮遊吸引[編集]
これは最近になって登場した危険で目の回る吸引方法であり、オスカー・ワイルドによって猫-トースト装置の発明のあとに考案された。まず仔猫の背中にバターを塗ったトーストを貼り付けて宙に浮かせる。仔猫とトーストをすべて吸引することで、その人は宙に浮いて回転し始める。なお、この手法には重大な注意点がある。オレンジ仔猫に対して浮遊吸引を試みた人は全て回転を制御できなくなり、あまりに激しく回ったために遠心力でバラバラになってしまっているのだ。
ロードコーン法[編集]
ロードコーン法は屋外の音楽祭でよく見られる。集団で吸引を楽しむには最適である。
- 一般的なオレンジのロードコーンを手に入れる。
- 仔猫をロードコーンの下に入れる。
- 最上部より吸引する。
- 顔を洗う。
この方法は度々衛生面で問題があると指摘されている。放置されて汚れたロードコーンでは、望んだ効果が発揮できず、健康を害する可能性がある。そのため熟練者になると、常にマイコーンを持参しているという。
集団吸引法[編集]
90年代初頭に、密かに仔猫吸引パーティーを主催する者が出始めた。10~15人が同時に同じ仔猫を吸引することで、一種のトランス状態になり、部屋中が七色に光り輝くのを見ることができると言われている。
- まるまると太った、10歳以下のオレンジ色の猫を手に入れる。
- 4cmほどの穴がいくつも開けられている大きな鍋に猫を入れる。この鍋は吸引鍋としてよく知られている。
- 蓋を閉める。
- 穴より強く吸引する。
注:吸引に使用した猫は、一度きりしか使用できない。詳しくは各自治体の指示に従うこと。
影響[編集]
仔猫吸引が産む多幸感については、歴史の中でも様々な議論がなされてきた。
ロンギヌスは、仔猫吸引による精神高揚は猫の魂との融合によって得られると信じ、より大きな動物を吸引することでより大きな効果を得られると考えた。もちろんこれは不条理な意見である。あるいは、仔猫の死後気体が多幸感をもたらすという主張もある。とはいえ結局のところ、仔猫吸引の効果は脳幹の深部に鍵があり、明確な科学的解明はなされていないのが現状である。
著名な錬金術師パラケルススは、仔猫吸引をインフルエンザ、痛風、梅毒、なにより退屈の治療方法として推薦した。彼の著書『仔猫吸引の化学(Archidoxis Kittenhuffae)』には「仔猫を口か鼻から吸飲することは、間違いなく、痛風やハンセン病、その他様々な病気に対する優れた治療となる。オレンジ色のものであればなおよい」と記されている。パラケルススは仔猫吸引の効果を、人間の持つ内的世界(マイクロコスモス)とネコ科動物の内的世界の融合によるもだと信じた。なお、『仔猫吸引の化学』は前述の通り「オレンジ色のやつ」思想の影響を受けている。
仔猫吸引を行ったほとんどの人は激しくライスプディングを欲しがる。この欲求は「ライシー」として知られ、常習的な仔猫吸引や、仔猫の影響による頻発性造語活動から引き起こされる。なお、警察はライスプディングの所持を仔猫吸引と結びつけて厳しく取り締まっており、アメリカでは5ポンド(約2kg)をこえるライスプディングを所持していると仔猫吸引中毒の疑いで検挙される可能性がある。なにしろ、これだけの量のライスプディングは、法廷においても仔猫吸引中毒の決定的な証拠になるのである。仔猫吸引の愛用者にとってはライスプディングが必要不可欠であるために、マフィアのよい収入源となってしまっている。リトル・イタリーでは、ライスプディングだけを扱う商売は「米長者(Rice to Riches)」と呼ばれる。このプディングは専ら吸引愛好家に売られるのである。
安易な仔猫吸引を行うとネコエッセンスが肺まで入らず口腔内に残ってしまうことがあると言われ、この場合、一時的に舌が麻痺する。よく「猫に舌を持って行かれた」などと言われるが、この言葉は不注意な吸引を戒めるときにもよく使われている。
仔猫吸引の間には下記のものが見える(ちゃんと警告したんだからな!):
- 人間が見ることは絶対にありえない色彩。
- ティモシー・レイリーが仔猫吸引の本当の意味を君に語り始める。無視すること。
- イエス、ブッダ、ニーチェが君にお茶とケーキを勧める。
- 完璧な女性。
- 初めての吸引の場合、こいつの訪問を受ける。
- 吸引前にステーキを食べていれば牛が見える。
- とにかく気分の悪い妄想。
- 君が殺した仔猫の魂。君を罵っている。
- マイケル・ジャクソン。ネバーランドへの誘いを受ける。無視が望ましい。しかし、彼のあまりのダンスの巧さと顔の白さに、誘いに乗る者が後を絶たない。
歴史[編集]

仔猫吸引が歴史上の記録として最初に登場するのは紀元前432年のことで、「カッパドキア全集(Artemus of Capadocia)」には中央アジア平原産の仔ヤマネコを吸引する様子が描かれている。
古い時代にはアジア亜大陸以外に目立った記録は残っていない。仔猫吸引を大々的に楽しむ習慣が西欧に紹介されたのは、イングランド人のこいつによってサド侯爵と共に書かれた論文「筆者と侯爵によるキチガイの整理( Me and the Marquis Get Down With Some Crazy Shit)」で、これがオートクチュールの最新流行として定着した。
吸引に用いる仔猫は、古くは中央アジアで飼育されてきた。効果を増すために品種改良が重ねられ、西暦800年ころに革新的な品種が登場した。西暦1492年にコロンブスがスペインと中国との交易ルートを発見した際、現地の降誕祭で使われていた繁殖用仔猫を持ち帰り、これをヨーロッパでも繁殖させることに成功した。
西洋での繁殖方法は20世紀初頭までは東洋の技術に後れを取っていたが、その後、近代的な科学技術によって精密なものに改革された。今でも識者の多くはアジア産仔猫が最高品質だと考えているが、欧米の技術は十分に発達しており、普通の吸引ではそれらを区別することはできない。
なお、仔猫吸引は、1649年に、ローマカトリックの教皇ピウス5世の画期的勅令Novarum Feliniumによって、罪悪の一つであると宣言されている。
イギリス海軍ではシップキャットという海軍軍人たちが仔猫吸引を行うための猫を常備していた。 スプール艦のアミシストに乗っていた猫のサイモンは特に有名で1949年に起きた揚子江事件の時に自らも砲弾の破片を受けて負傷していたにもかかわらず負傷した兵士たちに仔猫吸引を行わせ乗員の士気を上げ危機を脱した功績により、猫としては唯一の従軍記章とディッキン勲章を受賞した。
仔猫を手に入れる[編集]
ネット上で野生の仔猫の木(下記)を屋内栽培用に入手することができる。法的には天然の仔猫の木を所有することはできないが、調査目的で採取した芽胞ならば売買できる。
仔猫の木からは1ヶ月におよそ10匹の仔猫が採れるため、常習者でも5から6本あれば十分である。
木を栽培する場合、繁殖目的の種を用いることになるので、採れる仔猫は種を持っていることになる。種がある仔猫は、サルビアによる幻覚作用に似た、一般に好ましくないと考えられる効果を持つ。このため熟練者でない限り種なし仔猫を手に入れるほうが望ましい。
自分で木を育てることができない場合、仔猫自体を小売業者や売人から、5ポンド入りバッグ(通称"puss")で買うこともできる。信頼できる相手から購入すること。タチの悪い売人は仔猫と偽って亀や蛸、スパピー、最悪の場合パリス・ヒルトンを売りつけることがあるのだ。もしくは、地元新聞で広告記事を探してもよい。仔猫吸引について知らない人が、面倒を見られない仔猫の引き取り手を捜していることがある。こうした仔猫は往々にしてすばらしい品質を持っている。
社会と仔猫吸引[編集]
社会全体に節制の概念が浸透する19世紀末までは、仔猫吸引の習慣は社会全体にとって暗黙の了解であった。禁酒法時代には仔猫吸引は違法であったが、飲酒と同様、地下では公然と吸引が行われていた。しかし、後に禁酒法と同時に禁吸引法が廃止されても、仔猫吸引への後ろ暗い印象は残ったままだった。
1950年代になるとBBCによって数々の公共情報放送が組まれ、"Uncle Bertrand's Fortnightly Childrens' Hour"(バートランドおじさんの子供向け各週放送)で放映された(一部が下記で閲覧できる。バーティーおじさんから子供達へ)。
こうした情報放送は1970年代まで続いたが、最終的には形骸化して姿を消した。最近では仔猫吸引による問題を抱えた人をサポートするための数々の団体が設立されている。その中で最大のものが仔猫吸引者自助会である。ここでは仔猫への愛を神への愛へと置き換えるように呼びかけている。
こんにちではヴァチカン(伝統的に猫が嫌いである)と新アメリカ獣医師会を急先鋒とした政策的な仔猫吸引対策が盛んであり、この運動は「猫戦争」などと呼ばれている。全国ルイス・ブラック小児性愛共産主義者仔猫吸引禁止運動が仔猫吸引の危険性についてダラダラと広報活動をしているが、彼の活動には様々な論争が存在する。なお、コロンビアのペットカルテルが、仔猫吸引の需要を作為的に生み出しているという噂が存在している。
仔猫の木[編集]
仔猫の木(学名felinus valarium teeni-padded-pawus)は北アフリカ原産の植物で、小さな棘を持つ灌木を形成する。先住民族はこの木の葉柄から軽い幻覚性のある茶を得たり、葉をスリッパ状の狩猟靴に加工したりしていた。
最初にヨーロッパに輸入されたのは、フランスファッション界の指導者であったルイXIV世がこの柔らかい靴を見つけてからだった。粉をかけられたカツラ、ストッキング、ヒールの高い靴などを含んだ高級フランス服と現地の作物が交換された。残念なことにこの北アフリカの部族は1年も経たないうちに繁殖期の夜行キツネザルの群れに遭遇し、カツラを奪い取られてしまった。ヒールつきの靴はキツネザルから逃げるのに邪魔だった。残ったのはストッキングだけだった。
最初の仔猫の木がアメリカに渡ったのはフランス人探検家の手によってだった。漁師と毛皮職人は、産毛で覆われたこの木の葉を毛皮と偽って先住民につかませようとしていたが、先住民のほうはそもそも毛皮に興味を示さなかった。これに続く「猫詐欺の戦い」に関する記録によると、木は後にファルフィサ部族によって栽培され、1800年代終わりには野生化してアメリカじゅうにはびこった。1900年代に仔猫吸引の習慣が問題視されるようになるとこの木を所持することが法律で禁止されるようになった。
仔猫の木の禁止は闇市場での取引を増やす結果となった。それが仔猫吸引中毒者と仔猫の需要を増やし、取引価格を引き上げることにもつながった。
高度な吸引[編集]
より高度な仔猫吸引を3種類紹介する。
オレンジ仔猫[編集]
小柄なオレンジ色の仔猫は最高の効果があると言われている。オレンジ仔猫を試す場合、安全のために専門家の慎重な吟味を受けること。オレンジ色に塗られたネズミをつかまされることがある。
ホフ吸引[編集]
吸引用仔猫はこれまでデヴィッド・ハッセルホッフの胸毛選別法によって選りすぐられてきたが、その選別は高名な吸引者達のクラブでしか行われていなかった。しかし何時しか手法は漏れ、それは新しい手法と黴の生えた経験則をあわせたものとして伝わるようになった。仔猫吸引教の信者になった吸引者達は皆して赤いブレスレットを身に付け、ザ・ホフに献金をするようになった。詳しくは仔猫吸引教の項を参照せよ。ちなみにこの画像の子猫が実は子犬だということは往々にして禁則事項になっている。おや、誰か来たようだ…
チーター吸引[編集]
チーター吸引は、最も速い陸上動物チーターの名を冠する通り、最も速い吸引方法であるが、これを試すことはお勧めできないことを警告しておく。この手法は、あらゆるスリルの求道者によって発案されたもので、御伽の国を時速100キロで飛び抜けるが如きその幻覚は、新鮮で無添加の仔猫でさえ半分も味わえない程のものである。科学者達の研究により、チーター吸引を行った常習的な吸引者達が、その後は吸引用仔猫としてトラ猫と雌猫を使わないようになり、専らチーター吸引ばかりを行うようになったという結果が明らかになった。古代エジプトの人々はチーター吸引の大ファンであり、彼らが非常に多彩な手持ち用チーター吸引セットのコレクションを持ち、いつでも満足に仔猫吸引が行えるようにしていたことが知られている。
仔猫を保管する[編集]
仔猫は、吸引までは可能な限り元気な状態にしておくこと。冷凍させてしまうと吸引が難しくなるし、効果も薄くなってしまう。プロであれば仔猫を「猫カゴ」と呼ばれる専用の貯蔵装置に保管しておく。これは原理的には湿度や気温の制御された箱で、裕福な人が使う葉巻の保湿容器に似ている。最近では、重要な会議の間にこっそり吸引したいという人のための携帯用の保管器も人気がある。
仔猫の質を保つためには常に餌と水が必要であることを忘れてはならない。吸引の前に可愛がったり遊んでやったりして楽しむのもいいだろう。目の前に紐をぶら下げてじゃらしてやるのも、なかなか悪くないものである。
仔猫吸引教[編集]
本当にどうしようもない連中の中には、仔猫吸引中に神を見てしまうのいる。これが仔猫吸引教と、その分派であるハッセルホッフ教が生まれた背景である。
信者は仔猫吸引こそが救済への道だと信じている。しかしながら、多くのプロ吸引者が道を踏み外す原因にもなってしまっている。怪しげな道に入り込まないための最も適切な方法は、仔猫吸引をあくまで気晴らしと見ることだ。依存症は不幸な運命の入り口にすぎない。
こうした問題があるものの、ハッセルホッフ教は確実に社会に浸透しつつある。信者は小さな赤いブレスレットを身につけているために容易に見分けることができる。彼らはしばしばイスラエルに赴き、多額の金銭を教祖であるデヴィッド・ハッセルホッフに献上する。信者である有名人にはマドンナ、デミ・ムーア、アストン・カッチャー、ブリトニー・スピアース、ロザンヌなどがいる。赤い紐状のブレスレットは「神秘的な習慣への献身」を示すことと「邪眼による汚染からの庇護」を求めることを示すしるしだとされている。また、ハッセルホッフ自身が祝福した「ハッセルホッフ水」も販売されている。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
![]() 本項はアンサイクロペディア英語版メインページで特集されました。
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