原子力発電かぞえ歌
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作詞 石崎輝夫 |
GSS-1146-CP |
制作 科学技術広報財団 |
原子力発電かぞえ歌(げんしりょくはつでんかぞえうた)は、1993年に発売されたシングルCDによる一大原発賛歌。ベートーベンの交響曲第九番に並ぶ人類遺産となる使命を担っていた歌である。
概略[編集]
歌詞は10コーラスからなり、1993年時点の原発保有10電力会社(日本原電、北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力)の16原発を順に歌い上げる。
メロディーは極めて平易で誰にでも歌えるように作曲されているが、聴き終わると記憶から自動的に消滅する。
発売後[編集]
CDには歌本編及びカラオケが収録され、電力会社の忘年会で挙って歌われることが期待されたが、原発信者の間でさえさっぱり流行らなかった。
作詞の石崎輝夫氏はさる電力会社の重鎮であり、作詞オタクであったのだが、ヒット誤いなしとの触れ込みで製作したこの原発賛歌の不発によって、大いにその信用を失うことになった。と言うのも、原発信者にとっては、この「原子力発電かぞえ歌」よりも、「十万馬力だ、鉄腕アトム」や「ドラえもんの歌」の方が歌いやすいからである。やがて時は移ろい、ネットで検索しても原子力発電かぞえ歌は相変わらずヒットしない。
噂[編集]
噂によると、発売されたCDは各電力会社が分担して買い取り原発関係者に配布されたとのことで、販売店で購入した一般人はいなかったようである。