大人
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
大人(おとな)とは、主に親戚や近所の住民、店の従業員らから与えられる称号である。まれに、両親から得ることがある。
[編集] 称号獲得への経緯
この称号は、普段通りの生活を送っているだけではまず手に入らない。
我々の日常生活において中心となっているものには、教育施設、フレンドリーな人間関係、受像機、電子機器などが挙げられる。日々これらに接することで、教育施設における人間関係を広めたり、映像に関する知識が増えたり、電子機器の扱いにおけるスキルが向上するなど人間的な能力が発達していくのだが、これに対する称号の授与の例は確認されたことがない。
では、「大人」を与えられるのはどのようなときか。
称号を受けた大多数の者によれば、今までに経験が無いような行為を自分より年齢の高い者に確認された瞬間だったという。 一例として、ある昼下がりに母によって突然売買契約の代理人に任命されたとする。この代理契約を結ぶ義務は法律上は無いはずだが、なぜだか拒絶できない。こうして初めてのことに戸惑いながら、契約の相手方のもとへ出向くのである。
この売買契約の相手方は売主であることが多い。また、大概は契約書の必要がないということは幸いである。そしてつつがなく契約が終了したときに、相手方から称号認定を受けることがあるのである。買主として契約を果たせば礼を受けることは当然あるだろうが、称号を授与されるなどということは珍事である。まして満面の笑みと頭部への摩擦を伴った授与式は理解しがたい。さらに、狐に摘まれたような気分で帰宅し本人である母のもとへ契約終了の報告をおこなうと、重複して称号を授与され、再度代理契約を結ぶ可能性を示唆されるといった例もある。
[編集] 「大人」という称号
「称号を得る」と言うと、何やら架空世界における地位が上がったような気分がして心地よい。架空世界における称号は、一定条件に見合った実績を挙げることによって得られる。ところが現実においては一定条件を列挙した表や、何の条件を満たしたかなどのデータを見ることができないため容易に獲得できない。この希少性から称号「大人」の名誉の高さが窺い知れると思いきや、一定条件がはっきりしていない・授与の発生が不確定・重複授与の可能性があることから、この称号の名誉はあまり高いものとはいえないのではないか、という疑いも生じる。
しかし前述の体験者はこれらの疑問を超え、「なんか、ちょっと良かった」と授与後の心境を語っている。

