家に帰るまでが遠足です。
家に帰るまでが遠足です(いえ-かえ-えんそく-)とは、校長先生が生徒に対して施すマインドコントロールの一手法。
概要[編集]
元来、校長先生という役職は学校の最高責任者としての側面がよく知られているが、実際には学校に通う生徒に対し様々な手法で統制を行う、いわば独裁者としての側面を持つ。この事実は教育委員会により厳重な言論統制がしかれているため、表出するケースはごく限られている。
校長先生が言論的な思想統制を取る主な手法に校長先生のスピーチがあるが、その中でも学校の行事として最も生徒が精神的に無防備である遠足に際し、この言葉を使用することにより、絶大なマインドコントロールの効果があることが複数の研究者により明らかになっている。
実際の用法として、以下のようなものが一例として挙げられる。
- 「ふふふ、お前ら楽しい気分でいるのもええ加減にせえや、家に帰ったらその気分も終わりやでぇえええ、明日は今までの復習テストやってやるからな・・・覚悟せえや!!」というような、いわば強迫の念を唱えながらマイクに向かって該当の語句を発する。
- 遠足行事が終了した際のスピーチの、主に最終節にこの語句を使用する。
- スピーチ時の口調よりもやわらかい口調で、かつゆっくりと語句を発する。
由来[編集]
エベレストに人類公式記録として初めて登頂したのはジョージ・マロリーだというのは水分だけはたっぷりととる人たちにとって常識であるが、 1953年に初登頂したと嘯くエドモンド・ヒラリーが苦し紛れに言った言葉、「もし山に登っても、下山中に命を落としたら何もならない。登頂とは登ってまた生きて帰ってくることまでを含むのだ」の言を、新聞か何かで読んだ当時の校長先生や学年主任が、朝礼のネタ作りのためにパクった言である可能性が高い。
効果とメカニズム[編集]
効果[編集]
この語句を適材適所にて使用することにより、以下の効果が上げられるとされている。
- 生徒の無気力感を増大させる。
- 生徒に対し、明日からは通常の授業であるということを指し示すことによって発生する強迫観念を与える。
- 最終節に使用することにより、学校に対する恐怖感を煽り、一種のカタルシス効果を与える。
- 最終節使用によるダメ押し効果から、貧血により生徒の一部がめまいなどの症状を引き起こして昏倒するケースがあるが、これにより虚弱体質の生徒を選別する効果を与える。
メカニズム[編集]
このような効果は、該当語句におけるリズム、及び音波が人体に与えるものに起因するとされる。
- 最後に、家に帰るまでが遠足です。
- (太字部分が強調される)
このような意図的な強調を行い、また「家」:「帰るまでが」= 1:1.41421356 で発声することで、1/fゆらぎとカオスの相乗効果が生徒の脳内に発生することが2006年に行われた実験により明らかにされた。実験では、被験者の脳波(特にベータ波)が異常なまで振幅増大を記録した。これにより、上記のような効果が得られるというのが研究者の一般的な見解である。
ただし、これは不良には一切効果がないとされており、その原因はいまだ研究中である。
また、IQ156くらいの生徒に対して使用する場合「家に帰らなかったらずっと遠足じゃん」なんて言われてしまうので逆効果である。
応用例[編集]
- 家に帰るまでが旅行です。
- 家に帰るまでが運動会です。
- 家に帰るまでが文化祭です。
- 家に帰るまでが合宿です。
- 家に帰るまでが修学旅行です。
- 家に帰るまでがコミケです。
- 国に帰るまでが戦争です。
- 墓に入るまでが人生です。
- 我に返るまでが妄想です。
- 安く買えるまでが買い物です。
- 妊娠するまでが新婚旅行です。
足を描き上げるまでが蛇足を描いてしまったら蛇足です。- 家に帰るまでが仕事です。