文化

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文化(ぶんか)とは、人間が長年の生活の中で培ってきた風習や、感情・感覚を豊かにし表現する手段として形成されたもので、人間が他のいきものに対する優位性を示す証拠だと勝手に思い込んでいるものの総称。

文化の本質[編集]

人間は自然界に存在する動物の一種であり、他の動物との間に根本的な違いはない。しかしエゴの強い人間は他の動物と差別化しなければ満足できなかった。もともとは二足歩行、言語の使用、と道具の使用という、動物学的に見ればどうでもよい3点を持ち出し、人間は他の動物と違って文明的であると主張した。しかしサルが両手を使うために二足歩行をしたり、イルカがパルス音を用いてコミュニケーションを行っていたり、ボノボが火を用いたりすることが明らかになってきた。そこで人間は文化という語を持ち出し、あくまで他の動物との間で差別化と人間の優位性を示そうとしたのである。

文化の主体[編集]

文化を認識しそれを活かす主体は人間である。一部の研究者は動物にも文化を認めているが、他の多くの研究者には理解されていない。そもそも文化は人間の優位性を示すために作り出された概念であり、動物に文化を認める必要はない。

西欧諸国では20世紀初頭まで、中国などの一部の国を除くアジア人やアフリカ人にも文化性を認めていなかった。これは植民地政策を行うに当たり、支配する側である自らが支配される側であるアジア人やアフリカ人に比べ優位であることを示す必要があったためである。

文化の変遷[編集]

もともとは人間の生活・風習・風俗が他の動物より優れていることを示すものであったが、いつのころか文学音楽絵画舞踏などが文化の象徴とみなされるようになった。とくに宮廷音楽・宮廷絵画に代表される音楽や絵画、舞踏などは皇族貴族などの特権階級にしか馴染みがなく、音楽や絵画を文化の象徴とすることで特権階級者の権威付けが行われたのである。

その後はオペラ歌舞伎などが裕福な町人にも親しまれるようになり、これらも文化と称して富裕層の権威付けが行われた。とくに使用人を多数抱える大商人には、こうした権威付けが必要だったようである。

現代社会では高学歴者が低学歴者を見下す傾向が強い。高学歴者はクラシック音楽、絵画、伝統芸能などの基礎知識があることが多いが、こうした「文化的なもの」を鑑賞することによって低学歴者との間で差別化を図っている。彼らはさらに露骨に「文化人」と呼ばれることもある。

こうした風潮への反感から、一般庶民が普段慣れ親しんでいる風習などを大衆文化と称して、差別化を是正しようという試みも長年行われている。文化包丁、文化住宅と、日常使うものに無理やり「文化」という言葉をつける試みもあった。しかしなお、単に文化と呼称するときには大衆文化は含まれないことも多く、学歴や財産などによる差別の根の深さを物語っている。

文化にまつわる発言[編集]

  • アメリカには黒人ヒスパニックが相当数おり、平均的に見れば文化の程度は相当まだ低い(中曽根康弘
    • 黒人やヒスパニックを蔑むことにより、同盟国の支配者である白人や自国の名誉白人の優位性を確認している。
  • すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(日本国憲法第25条)
    • 国民が文化的な生活を営んでいることを憲法で保証することにより、日本全体の文化レベル、ひいては日本人の他人種に対する優位性が高いことを示している。
  • 不倫は文化だ石田純一
    • 不倫、すなわち複数の女性を囲うことができるのは、ある程度財力のある男性の特権である。不倫できるほどの金持ちが文化的で優位性があるということを端的に表現しているといえる。

元号[編集]

なお、江戸時代には文化振興を図るために、元号をそのまま文化とした時期があるが、効果のほどが確認されたなかったため15年ほどで次の元号へチェンジしている。大正時代と同じくらい長い文化振興政策であったが、改元とは結構面倒くさいので特に暦と占いと陛下の体調に問題がなければ変えられなかったのである……。

関連項目[編集]