日本プロサッカーリーグ
日本プロサッカーリーグ(にほん - )は日本のプロサッカーリーグである。略称はJリーグ(ジェイリーグ)。日本サッカーの強化と日本サッカー文化の成熟を目的とした団体である。
設立の経緯[編集]
明治時代にサッカーが日本にもたらされて以降、サッカーは日本において人気のある運動競技の一つであった。高い金を払っているにもかかわらず勉強もせずに暇を持て余していた大学生を中心にカップ戦やリーグ戦が行われていた。太平洋戦争後も人気は続き、学生サッカーだけでなく社会人リーグが作られ盛り上がりを見せた。サッカー日本代表がメキシコ五輪で銅メダルを獲得するなど、日本サッカーは国際舞台においても結果を残せるようになってきた。
だがその後、日本サッカーは低迷してしまう。リーグのプロ化によりレベルを向上させてゆく韓国や中東各国に対し、アマチュア中心の日本サッカーのレベルは上がらず追い抜かれていった。またサッカー日本代表がオリンピックで銅メダルを獲得した直後でも日本人の好きなスポーツは野球と相撲。サッカー人気はそれら二つに大きく劣っていた。日本サッカーで一番人気のある日本代表戦ですら国立競技場には空席が目立ち、日本のトップレベルリーグであった社会人リーグにおいては関係者以外の観客など数えられるほどしかいなかった。日本サッカー低迷の象徴として語り継がれているのが、1971年に行われたサッカー日英交流戦である。この試合において日本代表は、主力を欠いたうえに観光気分で来ていたイングランド代表相手に『0-25』で敗れてしまう。あまりにひどい日本代表のプレー、そして芝は荒れ放題・スタンドや設備はボロボロな試合会場の国立競技場を見たあるイングランド代表は「日本が世界レベルに追いつくには100年かかるだろう」とコメントした。
こうした悲惨な状況を改善すべく、森健兒・木之本興三・川淵三郎らが日本におけるプロサッカーリーグ設立のため立ち上がった。始めは社会人リーグをプロ化すべく動いたが、親会社に金をもっと出してくれと説得するのが面倒だったプロリーグ計画に疑問を持つ社会人チーム出身のリーグ役員に反発され頓挫した。そのためプロリーグ設立推進派は日本サッカー協会を中心にプロリーグ設立を計画。社会人チームの親会社やプロクラブ設立予定団体と交渉し、10チームの参加を取り付けた。親会社からスポーツ団体に天下りしてくる連中がいかに役立たずであるかをよく表す話である。こうして1993年、Jリーグは誕生し日本初のプロサッカーリーグの試合が行われることとなった。
なおその後の報道や各種記事により『Jリーグ生みの親=川淵』という印象を持つ人が多いが、川淵はプロ化の議論が始まった際プロ化に否定的であったという黒歴史がある。
リーグの特徴[編集]
選手・監督・ファンが速いパスで繋ぎ積極的にゴールを目指すことを求める傾向がある。これは日本人選手が欧米・アフリカ人選手に比べ体格で劣ることが多いことが原因である。「パワーでは勝てないからスピードでかく乱だ!!」といったところか。少年漫画のかませキャラみたいだなとか言わない。プロの勝負事なのだから勝利が一番なのだが、「守備を固めボールを奪ったら前線に大きなパスを送る」といった守備的・カウンター型の戦法は嫌われる。守備的な戦法を取る監督は攻撃的な監督に比べ成績が悪くなった際切られやすい。
リーグ制度・試合開催日[編集]
リーグはディビジョン制が取られている。一番上のリーグがJ1。そこからJ2・J3と数字が上がるにつれランクが下がってゆく。J2発足時には『J2のプロチームなどやっていけるのか』という意見もあったが、それ以降も順調にプロチームとディビジョンは増え続けている。どの程度のチーム数・ディビジョン数が適切なのかに関しては諸説あるが、『J5・100チーム』という説が有力である『J3・60チーム』となった。リーグの順位は勝ち点により決められ、上位チームが優勝・昇格し下位チームが降格となる。また入れ替え戦や昇格プレーオフといった昇降格試合が設けられるときもある。
試合は基本的に土曜日か日曜日に行われる。その次に人気なのが水曜日。ただしそれ以外の日に行われることもある。開始時間は13:00から19:00までのどこか。開始時間もスタジアムの空き時間や各球団の好みにより変わるため、日程表を見ると同じ時間に行われる試合がある方がまれという状況だ。開幕戦やシーズン終盤の順位が確定する試合などではJリーグが試合開始時間を合わせるよう各球団に指示するが、それでも守られず軒並みデーゲームなのに1試合だけナイターがあったりする。
Jリーグカップ[編集]
Jリーグが主催するプロサッカークラブによるカップ戦。長らく『ナビスコカップ』という名称であったためこの名前で呼ぶ人もいる。シーズンにおける重要なタイトル獲得の機会ではあるが、リーグ戦を重視するクラブ・ファンからは軽視されている。主に平日ナイターに試合が行われることも相まってスタジアムでは閑古鳥が鳴く。試合に出るのはリーグ戦で出番のない控え選手・若手選手が中心となっている。タイトルを獲得すればクラブ・ファンはもちろん喜ぶが、そのシーズンのリーグ戦順位が悪ければファンはクラブを非難し監督は首を斬られる。
天皇杯[編集]
1921年に前身が開催されそれ以降続いている歴史ある大会。すべてのプロクラブ・アマチュアクラブの頂点を決める大会である。シーズンにおける重要なタイトル獲得の機会ではあるが、リーグ戦を(ry
詳しくは天皇杯全日本サッカー選手権大会を参照。
アジアチャンピオンズリーグ[編集]
アジアNo.1のプロサッカークラブを決める大会。シーズンにおける重要な(ry
サポーター[編集]
サッカーファンのうち、代表や各クラブチームを応援するものをサポーターという。
サポーターの特徴は、自他共に認める『チームの一員』であることだ。彼らは試合において応援するだけでなく、非開催日におけるビラ配りや試合後のゴミ掃除などを自主的に行い、チームの知名度・評判を高くする努力をしている。また彼らはたいてい一番安い席で応援しているにもかかわらず、チケットは高いものを購入することによってクラブの財政に貢献しようとしている。クラブもそんなサポーターたちに感謝し、サポーター用の背番号を用意するなど「サポーターもチームの一員である」というメッセージを送り続ける。他競技における「単なる応援するお客さん」とは違う、ファンもチームの一員として選手を後押ししているという感覚…その心地よさに引かれ日本各地に多くのサポーターが生まれることとなった。「サポーター」という考え方は他競技にも広がり、プロ野球やプロバスケットボールにおいてもファンをサポーターのように扱う球団・サポーターのようにふるまうファンが現れている。
だが人が増えれば残念な人間が混ざるのは世の常だ。サポーターが増える一方で選手とサポーター・サポーターとスタッフ・さらにはサポーター同士のいざこざも増えている。中には試合運営を手伝っていたボランティアの小学生に暴力をふるうものまで現れる始末。みっともない限りである。
また熱狂的な応援を行うサポーターは排外的になりがちであり、周囲の応援しない観客に移動を求める・応援を強制するというトラブルが起こっている。その最たるものがスタジアムにおける人種差別問題である。浦和レッズの試合における「JAPANESE ONLY」横断幕問題が有名だが、この後にもスタジアムで黒人選手にバナナを振る(当時欧州サッカーで黒人選手にバナナを振る=類人猿を連想させるという差別が流行っていた)・SNSで人種差別発言を書き込むといった問題を起こすサポーターが現れた。各クラブの熱狂的なサポーターにおいて、応援しないものを排除するという考えが日本語が分からない他国民・他人種を差別するという状態にまで高じていることを示すものであろう。
スタジアム[編集]
Jリーグの試合は全国各地のスタジアムで行われている。球技専用スタジアムもあるが、陸上トラックの付いた陸上競技も行えるスタジアムが多い。球技専用と陸上併用の一番の違いは陸上トラックの有無・・・ではなく、実は客席の傾斜(角度)である。一度転んだらノンストップで最前列まで転がり落ちそうなくらい角度が急な客席はサッカー観戦に向いている。一方陸上競技についてはなるべくぺったんこ・・・もとい平らな視点から観戦することが望ましい。現状の陸上併用競技場の多くはサッカーを観るにはなだらかで、陸上を見るには角度がありすぎるという絶妙な角度で作られており、見る者全てを微妙な心持ちにさせる。そもそも専用スタジアムと併用競技場どちらも持ち合わせているチームもあるが、結局交通の便が優れているスタジアムの方が客の入りは良いようだ。
一部を除きスタジアム周辺では地元グルメを楽しめるようになっている。・・・が、あるスタジアムではホーム側のみが多くの出店を楽しめるように配置を調整しており、アウェーのサポーターに対して兵糧攻めという攻撃を試合前から行うという徹底っぷりを見ることが出来る。ただし、東京をホームとするあるチームに対してそれ(兵糧攻め)をしてしまうと、スタジアムから駅近郊の飲食店が軒並み食い潰されてしまうという手痛い反撃を喰らってしまうので、注意が必要である。
関連項目[編集]
J0 |
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翼 |
J1 |
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J3 |
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関連項目 |
サッカー日本代表 | 天皇杯全日本サッカー選手権大会 | Jリーグに関係するスラング | 昇格地獄 | |
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