映画館

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ある映画館内の様子。このように主人公の活躍に興奮気味になる者も少なくない
別の映画館内の様子。連日の熱帯夜で寝不足気味の彼らは今に眠るだろう
金持ちは、ここまでして、映画を見る

映画館(えいがかん)は、かつて図書館百貨店と並んで日本三大避暑地として有名だった場所。しかしクーラーの普及により滞在者が激減したことで知られている。現在ではマザコンロリコンと間違われかねない、シネコンという別名で呼ばれることが多い。

概要[編集]

映画を提供する見世物小屋として登場した映画館は、その後クーラーの設置を契機に、日本三大避暑地として広く知られるようになる。そのため夏になると多くの典型的日本人が暑さから逃れるために映画館で一日を過ごしていたといわれている。しかし、自由席だったため、当時としては珍しかった激しいエクストリーム・席取りが行われ、敗者は数時間も立ったままという事態が多く起こった。

映画館では主に新作映画を上映しているが、関係者の趣味適当に選んだ古い映画を見させる名画座というものもある。料金は普通の映画館より安いが、関係者の趣味に洗脳されて重度の映画マニアになってしまうという危険性があるので注意が必要である。

また劇を上演しないにもかかわらず「劇場」、オペラを上演しないにもかかわらず「スカラ座」などと名乗っていることもある。ただ最近は「劇場と名乗りながら劇を上演しないのは詐欺だ」などといった理由で懲罰的損害賠償を起こされる可能性が高まったのか、このような名称の映画館は減少しつつある。

高度経済成長期を過ぎると一般市民のマイホームにもクーラーの普及が進んだため、避暑地としての役割を失った映画館の数は右肩下がりで減少していった。しかし1990年代に入ってから地球温暖化が進み猛暑日が続くことが多くなったために映画館の避暑地としての役割が再評価され、シネコンと名前を変え再び数が増加した。

使用方法[編集]

ひとくちに映画館といっても、クーラーの効きすぎでマフラーなどの防寒具が必要となるような所もあれば、地球温暖化防止に貢献するためなどと適当な理由をつけてクーラーの効きを弱くしている所もある。また上映内容も、映画館を出た後も涼しく過ごせるホラー映画であったり、逆に熱くなるアクション映画であったりとバラバラなので、快適に過ごしたければ事前に下調べをする必要があるだろう。

避暑地である映画館内へ入るには、まず受付で入場券を受け取る代わりに一定のを払わなければならない。さらに時期によってはわざわざ行列に並ばなければ受付にたどり着かない。あまり金のない暇人などなら、事前にやや安い前売り券を買っておいたほうがオマケなどがついてお得だろう。

その後、もぎりと呼ばれる関門にて入場券を見せれば晴れて館内へ入場できる。しかし、入場券に自由席と書かれている場合は、がら空きでもない限りエクストリーム・席取りに強制参加となる。この場合、快適な座席に座りたければ早めに入場してさらに行列に並ぶ覚悟が必要となる。指定席の場合ではそのような心配はない。

小腹が空いているなら、映画館内にて名物ポップコーンが売られているので、お金を惜しまずそれを買って食べることが推奨されている。大人の事情により中身が容器からこぼれやすいので、食べるときは慎重に一粒一粒つまんで食べるのがよい。ぽろぽろこぼしていると、近くの客に白い目で見られるからである。また、喉が渇いたなら、さらなる出費に顔をしかめながらコーラなども買うとよい。その後、座席に座ってからしばらくは暇になる。周辺でくつろぐ人々をこっそり観察すると変な目で見られるかも知れないが、暇潰しには最適だろう。

時間になると映画館内が徐々に暗くなる。これはクーラーの効きをよくするためであると考えられている。前方のスクリーンには「携帯電話を使うな」「盗撮するな」「コーラやポップコーンを買うべし」などといった注意書きが映されるが、これらは、内容を覚えていれば見る必要はない。さらに試練の時が続く。眠くなるまで、予告編やCMが容赦なく放映されるが、これらも内容は覚える必要がない。なぜ入場料を払っているのに見たくもないものを長々と見せられるのかと思うかもしれないが、これはもちろん安易な気持ちで映画を見てほしくないという切実なメッセージであり、客に課される試練の一種である。

その後本編が上映される。そのまま観てもいいが、連日の熱帯夜で寝不足気味なら本編を観ずに寝るというのも悪くない。ポップコーンを食べながら観るのもいいだろう。しかし、近年多くなった「全米が泣いた」映画を観る場合は安易な居眠りは許されない。本編がクライマックスを迎えたら、内容はともかく号泣しなければならないという暗黙の了解がアメリカには存在しており、その文化が世界的に広まったためである。

快適な時間が終わりに近づくと、馬鹿に長く面白みのないエンドロールが始まる。この時点で帰るのもいいが、エンドロールの終わりに一発ギャグを用意してあることもあるので、最後まで見るべきである。特に主演がジャッキー・チェンの映画だった場合、延々とジャッキーのNGシーンが流れるのは有名。

映画館内では映画のパンフレットやグッズ(下敷きなど)が売られている。安すぎず高すぎずの値段なので、土産にはちょうどいいとして好まれている。ただ、パンフレットはネタバレ満載なので注意が必要である。

関連項目[編集]

Wikipedia
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