死に栄誉あれ

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死に栄誉あれ(し-えいよ-、Honor with Death)とは、傭兵の通夜である。

概要[編集]

よくやった、褒めてやるぜ。
色々あって、この世界に踏み込んだ。娑婆じゃやっていけなかった。何をやってもダメだった。あちこちで喧嘩しては職場を転々とし、友達からは笑われ、家族には見放され、後ろ指さされて故郷を追われ、とも音信不通になった。そしてまたいつもの解雇通知。持病喘息で兵役不適、軍隊にさえ転がり込めなかった。それで結局、辿り着いたのが傭兵部隊だった。そこで、認められるためには何でもやった。どんな厳しい訓練も耐え抜いた。どんな過酷な任務も買って出た。その度に隊長は褒めてくれた。生まれて初めて褒められた。心から嬉しかった。誰かの役に立てること、仲間として認められること、何もかもが嬉しかった。ここでなら俺は生きていける。充実した暮らし、厳しいけれどたっぷりの愛情、何より貧しいけれど食っては行ける。隊長。俺、もっと働くよ。もっと戦うよ。先日もらった初めての給料で、ノート鉛筆、それとを買ったんです。読み書きを覚えて、故郷に手紙を書きたいんです。もっとお金を貯めたら、実家に送ってやりたいんです。それとも、こっちで何か買って送った方がいいですかね?……それで、次の任務は何ですか?
身の上 について、新兵

そう言って、嬉しそうに笑っていたアイツは、昨日の戦いで死んだ。迫撃砲の直撃で、木っ端微塵だった。形見となったのは、最後まで大事に抱えていたノートの切れっ端に書かれた、たどたどしい筆跡の日記だけだった。……どれどれ、「(ここより上は焼け焦げている)っといつか、親孝イ……(ここから下は焼け焦げている)」……か。まったく、親より先に死ぬヤツがあるかってんだ。でも、お前たちの活躍あってこそ、今日の勝利はあったんだ。冥土で自慢するがいいさ。

作法[編集]

さぁ野郎ども!用意はいいか?はみんな行き渡ったな?まさかソフトドリンクなんかじゃないだろうな?よし、それではわれらが傭兵部隊の勝利と前途を祝すとともに、勝利の女神に命を奉げた戦友たちに敬意を表し……「乾杯!」「Toast!」「Prost!」「Santé!」「Salud!」「Salute!」「干杯!」「건배!」

ゴンゴンゴンゴン……

グラスの底でカウンターやテーブルを打ち鳴らすのは、冥界にいる戦友たちとの乾杯であり、死者に対する敬意である。どうせ交戦国当局にしてみれば、戦死者数にも計上されない傭兵は、どこからも保障されないし、顕彰されることもない。だからこそ、せめて仲間であり生き残った者たちが彼らを褒め称え、その記憶を胸にしまっておかねばならないのである。その合言葉が、この「死に栄誉あれ」なのである。

さて、最初の酒を一気飲みした後は、思う存分下らない話で盛り上がるべきである。そうしないと泣いてしまいそうだからである。話題は下品であるほど望ましいとされている。下世話な話題で悲しみを酒と一緒に酔い流してしまいたいのである。こちとら、いつまでも悲しんではいられない。また戦いはあるのだし、部隊に傭兵志願者は転がり込んで来るのだから。それが、傭兵の死生観にして日常なのである。

参考文献[編集]

関連項目[編集]