海賊
海賊(かいぞく)とは、海・湖などの水上で略奪行為などをおこなう勢力。転じて空中や宇宙空間などで同様の行為をおこなう勢力も海賊と呼ばれる。
海賊に関する文献上の最古の記述[編集]
神話の時代、7日間の大雨の後、ノアの箱舟が海賊に襲われたことが旧約聖書に記されている。これが歴史上文献に初めてあらわれる海賊に関する記述である。このことから、すくなくとも旧約聖書が成立したと言われる紀元前7世紀頃には海賊が存在したと考えられている。なお、この海賊達は黒いマスクをかぶり、矢印のような形状の尖った尻尾を生やすなどのコスプレをしていたと言われており、世界最古のコスプレイヤーとも言われている。
ヴァイキング[編集]
8世紀前後の日本では、朝廷の勢力が東国に十分に及ばず、関東平野にはいたるところに湖や湿地帯などが拡がり、水辺が多かったため海人(あま)または海部と呼ばれる海の民が多く生活していた。これら海の民のうち、江戸を縄張りとした者達はニシンを好み、その高度な航海技術と持ち前の負けん気で、ニシンの群れを追って世界中で漁をおこなった。このうちの一部がスカンジナビアに定着し、漁が不調の際には海賊行為をおこなうようになり、ヴァイキングと呼ばれた。ヴァイキングとは当時の言葉で「憎いあんちきしょう」という意味である。
このヴァイキングたちが江戸っ子であったことは、後世に思わぬ影響を及ぼした。彼らは江戸っ子の粋にしたがって宵越しの銭は持たず、その日収穫した魚介類も略奪した食料もすべてその日の晩に調理し、ありったけの皿に盛り付けて盛大な宴会を催すのが常であった。この盛大な何でも食べ放題のようすから、現代でも食べ放題のことをヴァイキングと呼ぶ。
海賊と野球[編集]
大航海時代以降、海賊の活躍の場が少なくなってきたこともあり、彼らの間ではあり余った暇をまぎらわすために野球が流行した。特に太平洋の海賊達が熱狂的に競技に打ち込み、しばしば宝をめぐった大会まで開かれていた。現在でも彼らの活躍地域を中心に環太平洋では野球が盛んであるのは周知の事実である。余談ながら、野球拳とは、野球に興じながらも非常時にはすぐに対応できるように訓練された特殊な海賊の格闘技のことである。
19世紀以降、各国列強の軍備拡張や世界大戦の影響で海賊の活躍の場は極端に縮小したため、海軍に入隊するものの他、陸に上がる海賊も後を絶たなかった。商売を始めるもの、非合法組織で影響力を持つものなどがいたが、ひとつの船の乗組員ごと野球を生業とするものもあった。そのうちのいくつかは現在でも存続しており、堂々とパイレーツ(海賊)と名乗っている。また、検閲により削除以降は、活躍の場を地球からはるかかなたに広げた宇宙海賊も存在している。
海賊と料理[編集]
実に多くの店で、海賊○○という名称の料理が出されている。
しかし、気をつけなくてはいけない。海賊というのは海の強盗なのだ。そういったメニューを口にした瞬間に、あなたは海上強盗団の支援者となってしまう。なお、海上強盗団向けのメニューを出している店はそれを覚悟しているのである。
有名な海賊団や首領・船長[編集]
- ソマリア
- 九鬼嘉隆(熊野水軍)
- 村上武吉(村上水軍)
- 松浦党
- 長宗我部元親
- グリーンピース
- シーシェパード
- フック船長
- バルバロッサ
- エドワード・ティーチ(「黒ひげ」と恐れられた。海賊のイメージとしてはコイツの影響が大きい)
- ウィリアム・キッド
- フランシス・ドレイク(イギリス政府の公認海賊)
- 麦わら海賊団(ONE PIECE)
- 兵庫水軍(忍術学園)
- キャプテン・ジャック・スパロウ
- キャプテン・ハーロック
- ピッツバーグ・パイレーツ
- パイレーツ(吉本興業)
- 千葉バイレーツ
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- 宝鐘マリン(ホロライブ)