留萌振興局

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留萌振興局(るもいしんこうきょく)は、北海道が「広すぎて手に負えないから雑用はおまえらに任すわ」と道内を14分割して設置した振興局の一つである。

なお、留萌振興局の前身である留萌支庁(るもいしちょう)についてもここで記述する。かつては増毛町に支庁が置かれ増毛支庁(ましけしちょう)と称しており、大変縁起の良い支庁名として知られていた。

概要[編集]

北海道の日本海側の振興局で、所在地は留萌市である。石狩振興局檜山振興局日高振興局根室振興局とともに降格5支庁に数えられる。

かつては宗谷総合振興局とともに漁業がさかんであったが、現在では「日本最北の○○」という触込みを用いた観光業以外にさしたる産業がないことが悩みの種となっている。

横浜生まれの者を「浜っ子」と言うように、留萌出身者を「萌っ子」と称することはよく知られている。羽幌町に本社を置く沿岸バスでは「萌えっ子フリーきっぷ」なるものがあり、一部の層に好評である。

萌え(芽生え)を留める」という縁起が良いのか悪いのか分からない名前をもっており、炭鉱業とニシン漁業によって栄えた時代には、「産業の芽生えによって多くの人口を留め置く」「産業の成長速度を保つ」という肯定的な意味をもって語られることが多かった。

しかし、産業の縮小が顕著になり諸分野において貧乏くじを引くようになった現在では、「産業の芽生えを制止する」「産業の成長を途絶えさせる」といった否定的な意味に変化している。

歴史[編集]

明治の初め、天塩川流域と天塩山地西部一帯に天塩国が設置され、天塩国の領域がそのまま増毛支庁の管轄区域となった。

広大な面積を誇った増毛支庁であったが、当時の沿岸部(西天塩)は漁業と炭鉱で栄えており、広すぎて手に負えないと言う理由で貧しい内陸部(東天塩)を上川支庁に売り渡してしまった。

その後、増毛から留萌へ支庁が移り、支庁名も変更された。これをきっかけとして留萌管内の運気は低迷し、炭鉱の閉山とニシン漁の不振によって、留萌管内は徐々に毛が抜けるようにジリ貧状態となっていき、東西の経済格差は瞬く間に縮まった。

さらに、豊富町と幌延町が宗谷支庁に逃げたことで、北海道の中心軸である宗谷本線から外れることになり、ついには、留萌管内(西天塩)の人口が、名寄市士別市を含む天塩川上流部の上川郡と中川郡(東天塩)の人口より少ない状態となっている。

地域[編集]

留萌地方は南北に長い領域をもつが、自治体数は1市6町1村と少なく、全ての市町村が日本海の荒波に揉まれる過疎地域である。

人口最大都市は、2万5000人を数える留萌市であり、3万人を超える自治体は存在しない。

市部[編集]

  • 留萌市
    • 振興局所在地。留萌管内唯一の市にして管内南部の中心地。「振興局が置かれる市」のなかで最も人口が少ない。

増毛郡[編集]

留萌郡[編集]

苫前郡[編集]

  • 苫前町
  • 羽幌町
    • 炭鉱によって栄えた町。管内中部の中心地。留萌管内で二番目の市になる可能性もあったが、炭鉱が閉山して人口が急減。慌てて市への昇格を申請したが、遅すぎてアウト!かくして「羽幌市」は幻となった。属領として天売島と焼尻島をもつ。
  • 初山別村
    • 羽幌村(現在の羽幌町)から分離独立。日本最北の天文台がある。

天塩郡[編集]

  • 遠別町
    • 日本最北の稲作地。これより北は酪農地帯に一変する。
  • 天塩町
    • 現在の留萌管内最北の町。天塩川の河口の近くにある。管内北部の中心地。

関連項目[編集]