白クマ

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白クマ(しろ - )とは、加齢により体毛の色素が抜け全身が白く見えるクマ科クマ属に分類されるクマである、別名ホッキョクグマとも呼ばれる。

生態[編集]

食性は雑食だが、必要とするタンパク質の量から肉食の傾向が大きい。 ヒグマ、ツキノワグマは通常13年ほど生きるが、9歳程度から毛根でメラニンの生産が中止され、体毛の白色化がはじまる。 11歳くらいには全身が白くなり、雪のない山林では非常に目立つ状態となる。

老齢による体力の低下によりシカやイノシシ、ネズミなどの大小哺乳類の捕食が困難になると保護色として作用する積雪地帯に移動し、待ち伏せによる捕食を行う。 体毛の色変化によりその生息地域は次第に北上し、全身が白くなったクマは常時積雪している北極を目指す。

北極に到達したクマはホッキョクグマと呼ばれ、アザラシを主食とするほか、魚類、鳥類、イッカクやシロイルカなどの哺乳類を捕食する。 若年時と食性が大きく変化するため、脂肪分が多いアザラシを食した後は胸焼けに悩まされ、気温の低下から風邪、肺炎に罹患することも多い。このために全体的な白クマの量は減少傾向にあり、現在は絶滅危惧種として指定されている。

クマは冬季には巣穴で冬眠をする習性をもつが、北極では春がこないため冬眠は行わない。

人間との関わり[編集]

上記のように老齢のクマが白クマとなるため白クマの子供は自然界には存在しない。 しかし、一部の財政悪化した動物園では幼齢のクマの体毛を薬品で脱色し、「白クマの赤ちゃん」として客寄せに使われる事例がある。 年齢を重ね客寄せが期待できなくなった「白クマの赤ちゃん」は自然界に放されるが、狩りによる捕食ができず死亡することが多い。

食用[編集]

白クマの肉は人間の食用となる。エスキモー達は、白クマを伝統的に食用としてきたほか、ヨーロッパの探検隊は、持ってきた食料が無くなった時などに、白クマを捕食していた。白クマの肉は老齢のため固く、調理には工夫が必要となる。

日本国鹿児島県では古来から成人の儀式として白クマ狩りが行われた。 仕留めた白クマを雪の中に埋めて冷凍し、食べる際には凍ったまま小刀で細かく削り、加糖練乳と缶詰の果物を盛り付け、その上に小豆餡を載せて食す。 近年ではカップ状の容器に入ったものが全国のコンビニエンスストア等で購入できる。

関連項目[編集]