肝試し
肝試し(きもだめし、英語 liver test)とは、墓地や廃墟や心霊スポットなど、本物が本当に出ちゃうような恐ろしい場所を巡るなどして度胸を試すエクストリーム・スポーツの一種である。夏の風物詩とされるが、霊に休みはないのでチャレンジはオールシーズン受け付けられている。
事前準備[編集]
肝試しを行うには、不気味な寺や神社、いわゆる恐怖スポットと呼ばれる場所などが最適である。また、時間は夜でなければならない。暗闇そのものが恐怖感を与えるためとかそんな生易しい理由ではなく、霊が出やすい丑三つ時に挑んでこそエクストリーム・スポーツだからである。そのため、参加者の一部が驚かす役にまわるなどの小細工は一切必要ない。スタートとゴール、終了条件を設定しておくだけでよい。
遊び方[編集]
肝試しをはじめる前に、怪談をすることで先入観を自ら植え付ける。決して雰囲気を盛り上げるためではない。過酷な状況に追い込まれてこそ本来以上の実力が発揮できるからである。ただし、その場所にちなんだ怪談であることはもちろん、実体験を語る必要がある。
そのあと、参加者は順番に、決められたコースに単騎決戦で臨む。決して「異性同士でペアになってフラグを立てよう」、などと甘ったるい考えで参加してはいけない。悲しいことに、現実では漫画やアニメのようなお約束展開は絶対に起きない。また、参加者はカメラ必須である。肝を試すためだけにわざわざ心霊スポットを巡る馬鹿はいない。霊に遭遇し、その証拠をおさえることこそ本質的な目的といえるだろう。
そのため、歴戦の肝試し参加者はゴールなど定めない。霊をカメラに収めたり取り憑かれたことを悟ったなら、すぐに引き返してくる。そうでないチキンは、ゴールに目印になるものを置いておき、次にゴールを目指す参加者がそれを持って帰ってくるようにするとよい。
以下に、一般的にすばらしい度胸を持っていると賞賛される行動を紹介する。
- 懐中電灯なし
- 心霊写真をビシバシ撮った
- 霊感がない人でも見えるような、すごくヤバい霊をつれて帰ってくる
- 取り憑かれて人が変わった
- 涼しい顔をして帰ってきたが、実は霊がすり替わった偽物
注意[編集]
場所の選定には、他者の迷惑そっちのけで、本物が出現する場所を厳選しなければならない。間違っても口コミやインターネットでまことしやかに取り上げられる偽の心霊スポットには行ってはいけないのである。所有者や管理者がいるようなスポットは格下でしかないため、昼であっても訪れる価値がない。万一事故が起きたとしても、それは名誉の負傷や肝試し参加者の本懐を遂げたとして扱われるので、恐れることはないだろう。それよりも、ちゃんとした霊能力者に同行してもらうなど、心霊現象への対処こそ肝要である。
関連項目[編集]
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