萌え分

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萌え分(もえぶん)とは、人体の脳に脳内麻薬様物質(脳内麻薬)を生成する、内分泌攪乱物質(環境ホルモン)である。

人体の萌え分受容体との反応により、高揚感や興奮をもたらすアゴニスト(作動薬)でもあり、またこれ自体を依存性が強い合法麻薬の一種として呼称する場合もある。 送り仮名を付けずに「萌分」とも。

概要[編集]

萌え分は自然環境中にはほとんど存在せず、人工物の多い都市部、人口の多い繁華街、特に家電量販店、ゲーム・アニメグッズ専門店、書店などでは莫大な量が確認できる。 主な発生源はアニメマンガ、ゲームソフト、イラスト、音声、文字情報などだが、近年は必ずしも発生源が都市部に限定されない。

通常の環境ホルモンと同じく、発生源からしか発生し得ないが、萌え分の特筆すべき性質として、発生源が各種情報と同じく無形の存在であるにも関わらず、情報端末が発生源となり得る点である。 すなわちTV放送、インターネット環境など情報技術の発達により、TV受像機、携帯電話、PCなどの情報端末が新たな発生源となる。

かつてわずかな書籍の流通やラジオ放送程度しかない離島や山間部には乏しかった萌え分も、わずか数十年前から世界中で爆発的に放出されるようになり、パンデミックが広がっている。 現在では文明から隔絶した原始生活でも行わない限り、萌え分への曝露は避けられない。

詳細な分類は研究途上であり、総量はもちろん、種類の総数さえ把握できるものではなく、研究者の一説では数百万種類を超える。 ただし主だった大まかな分類では、百種類以下に絞ることが可能とも言われる。

各個体の萌え分受容体に合致しない、または一定時間が経過した萌え分はやがて体外に排出される。 排出にかかる時間は通常、それほど長くはない(平均して数時間以内)が、排出を上回る過剰摂取の場合、排出しきれずに留まり続ける。

排出が間に合わなかった場合は体内に沈着する性質を持ち、一度沈着すると、数ヶ月から年単位で体内に留まり続け、蓄積される。 沈着、蓄積した萌え分は萌え分受容体を発達させ、新たに取り込まれた萌え分への反応を促す。

萌え分は種類によって多種多様な鍵のような形をしており、各個人の萌え分受容体に形状が合致すると結合する。これが似たような形の萌え分が反応(疑似反応)することもあるが、萌え分受容体も形が一種類ではないし、年月と共に変化することがある。 また、流行性の感染症で一時的に肥大化し、過敏になることがあっても、継続的な摂取がなければ一年足らずで小康状態に戻ることは珍しくない。

このように人体に強く影響する、環境によって必ずしも発症をしないという点で、かつては電磁波(放射線)、もしくは病原菌・ウイルスが想定されていた。 しかし影響のメカニズムが明らかになるに連れ、電磁波や各種病原体だけを原因とした場合、説明がつかない事実が多い点は、多くの研究者に指摘されていた。

そして近年、内分泌攪乱物質(環境ホルモン)の概念によって多くの矛盾点が解決し、総称として「萌え分」と名づけられた。

萌え分受容体[編集]

萌え分受容体は萌え分を刺激として感受し、神経信号に変化させる中枢神経の一種である。

脳下垂体のすぐ近く、視覚神経および聴覚神経付近に位置し、目や耳から侵入した特定の萌え分に反応する。 萌え分による外部刺激を受け取ると、萌え分受容体はドーパミンやアドレナリンの分泌を促し、前頭葉の大脳皮質のドーパミン感受性ニューロンへと伝え、興奮状態を引き起こす。

萌え分は人体の萌え分受容体と結合することで脳に神経伝達を行い、交感神経節後線維や副腎髄質から脳内麻薬を分泌させる。 この脳内麻薬は量によって軽い高揚感から興奮状態、重い場合は呼吸困難や痙攣を起こすが、各種感染症などの非罹患者ならば、死に至ることはまずない(後述)。

複数の萌え分が同時に結合すると、相乗効果によって強い刺激をもたらし、興奮作用も大きくなる。 萌え分受容体は発達、肥大化することでより多くの萌え分に結合することができるようになり、極度に発達するとより強い興奮を求めて依存性をもたらす。


多種多様な萌え分が環境中に放出されている現代社会では、曝露を遮断することが物理的に困難であり、幼少期から自覚のないまま体内に蓄積される。 遺伝的に備わった萌え分受容体が成長とともに、長期的な萌え分による刺激によって発達していく。

萌え分受容体が発達し、典型的な症状が現れるのはおおむね第二次性徴が始まる頃とされ、特に十代から三十代頃に反応のピークを迎える。 受容体が未発達の幼児の場合、反応自体はあっても、重篤な症状は起こさない。

萌え分受容体が平均より著しく発達した場合、しばしば中二病二次コンを発症することが多いことはよく知られている。

人体への影響[編集]

問題となった試薬の一部

萌え分に対する反応の診断は比較的容易であるが、その反応は個人差が大きく、試薬の取扱いに注意が必要である。

2011年秋、厚生労働省東映アニメーションに委託して放送された試薬が、ある種の萌え分受容体保有者に劇的に作用して健康問題となり、厚生労働大臣が陳謝した。

多くは三十代から四十代頃に肉体的衰えと共に萌え分受容体は衰退し、萌え分反応が鈍くなるとされているが、近年の萌え分の爆発的増加は前例がないため結論は断じられない。 被験者が五十代や六十代でも、萌え分反応の報告はしばしばある。

萌え分受容体の発達や反応は個人差があり、ある物質がある個人に劇的に作用するにも関わらず、別の個人ではほとんど反応を示さないことも多い。 これは各個人の萌え分受容体の形状が単一でなく、多種多様な萌え分に反応する点でも明らかである。

また、萌え分に対して免疫の形成は鈍く、あっても数年から数十年単位で完成する。免疫が一生できない例も多い。 もちろん、幼少期から青年期に萌え分の曝露が少なく、萌え分受容体が発達しないまま一生を終える者もいる。 逆に過剰な免疫の形成が起き、アレルギー反応を示す者も多い。

なお現在のところ、人類(ホモサピエンス)以外に萌え分の影響は確認できないとされる。人類と生活を共にする室内愛玩動物でも、主だった反応は見られない。 これは萌え分受容体が元々ない、もしくは退化して反応しないという説が有力である。

感染症[編集]

萌え分自体は人体の生体反応を引き起こす原因物質だが、これが単独で重篤な症例に至る事はまずない。 死亡率は低く、大多数の保有者は生活環境の変化や年齢と共に萌え分受容体が衰え、やがて天寿を全うする。 しかしある種の感染症を発症し、萌え分受容体が腫脹(腫れ上がること)したり過敏になっている場合、重篤な脳障害を引き起こす危険性が出てくる。

特に重篤な劇症および危篤状態が少なからず報告される例として、日本三大疾病の1つ、釘宮病患者がいる。 釘宮病患者の献体から摘出された萌え分受容体は異常なまでに肥大化し、釘宮声に対してテルミットを思わせる反応を起こし、研究者を驚愕させた。 人体、特に脳がこのような反応に耐えられるはずもなく、万が一快復に向かっても、ほとんどの者が様々な後遺症を残すと言われている。

これらの劇症は萌え分の制限などで症状を抑えられるケースもある。 ただし萌え分受容体が過敏になっている患者に対し、無闇な萌え分摂取制限は、逆に禁断症状を起こすことがあり、医師が診断と処方に大して慎重な判断を呼びかけている。

少しずつ摂取量を減らし、年月をかけて消極的に萌え分の体外排出を待つのが予後も良好である、とされている。


代表的萌え分[編集]

萌え分の種類自体は膨大なため、個別の命名は不可能に等しい。 そのため研究者が分類する場合、便宜上「発生源(由来の萌え分)」と呼称する。例「釘宮声(由来の萌え分)」など。 単体では無反応、もしくは極小でも、複数の萌え分の相乗効果によって、予想外の危険性が顕在化する場合がある。

  • お嬢様、お姫様
  • 金髪、黒髪
  • 釘宮声
日本三大疾病の一つ、釘宮病の重篤化を促す最も危険な萌え分。厚生労働省が注意喚起を行っている。
ブルマや旧スクは人体への影響が甚大であったが、現在では世界保健機関(WHO)から撲滅が宣言された。しかし希少価値が上がり、逆にテロの危険性が増したという提言もある。

(五十音順。類似例は併記。詳しくは萌え属性を参照)