ハチ
ハチ(蜂)とは、女王による専制君主要塞国家「蜂の巣」における民族の総称。例外なく「蜂の巣」は軍事国家である。
蜂の巣[編集]
要塞[編集]
ハチ達は主に森林に自分の体の数十倍の規模の要塞を作り、そこに社会主義国家を運営する。女王による独裁制だが、女王はシンボルであり、リビドーであり、神なので、政治に関与することは少ない。まれに要塞の初期の建築を手がける程度である。
この要塞はしばしばハニカム構造をとる。要するに、ハニカんでる訳だ。誰がって? 知るか!ウィキペディアで調べろ!
失礼。この要塞は時代や地域によってしばしばその様相を変えるが、基本的には層を重ねた形状をとる。下の層から身分の順に、奴隷→教育生→訓練生→戦闘員→幹部→女王と居住地区が割り当てられている。
居住者[編集]
生まれてすぐ放り込まれる教育生地区から訓練生地区に居るうちはハチ達は外に出ることが出来ない。また外の文化や言語に触れることも禁止されているため、女王の部屋を除いて電話、テレビ、ラジオ、パソコンなどは無いため、ハチの子たちは極度に閉鎖された空間で成人するまで過ごす。
そうして育てられたハチ達は盲目的、直情的で短絡な思考の元に突き進む(それでいて命令には忠実な)戦闘マシーンとして初めて日の目を見ることが出来る。戦闘員の仕事は食糧確保と敵の殲滅である。
戦闘員になれなかった者達は奴隷としてその命を炊事洗濯掃除教育ゴミ出しに捧げて全うする。厳格な身分格差が設定されていて、奴隷達の身分は生まれたばかりの子供達より低く(後述)、一生涯外に出ることは叶わないが、彼ら奴隷達は女王への忠誠を失うことなく自分達は幸せだと信じている。
幹部クラスの戦闘員にはよりよい待遇が与えられる。(平の戦闘員と幹部では世話をする奴隷の身分にさえ違いがある)また、彼らの部屋にも電話などの外部との接触のための機器はないが、幹部は特別に新聞が読める。だが残念なことにハチの識字率はほとんど0%なので、あまり意味は無い。
女王居住地区は、女王の他は一部の幹部と最上級奴隷(彼らは例外的に訓練生より身分が高い)しか入ることが出来ない。この部屋には国際電話、ケーブルテレビ、光ファイバーが接続されているが、もちろんこれらを使用できるのは女王だけである。かつて勝手にパソコンのある部屋に忍び込んだ1人の幹部戦闘員は、エロサイトを見ていたところが見つかってしまい、八つ裂きの末に蜂蜜漬けの刑に処された(バリエーションに富んだ死刑の中でも極刑にあたる)。
女王[編集]
彼らのその特殊な国家形態はその宗教観に拠るものである。ハチ達にとって女王は彼らの住む実界と神の国を繋ぐツールであるが、実際には彼らは女王を日本国における天皇のようなものとして扱っている。ただし天皇より仕事は少なく、天皇より盲目的に崇拝されている。
女王蜂教[編集]
全てのハチが信じてやまないこの宗教を彼らは言葉では「真理」と表現するので、直訳せずにこの名称を用いることにする。
女王蜂教において女王とは、真理を知る神の言葉を民衆に伝えることが出来る女性のことである。神の言葉は神の祝福を受けて産まれた者達、即ち女王の実子のみが授かることが出来る。要塞を築き情報を遮断しているのはこのためである。
ハチ達にとって女王とは唯一無二の存在ではなく、真理を伝える為のシャーマンであるため、複数の蜂の巣国家が存在することは彼らにとっては矛盾しない。しかし正しく解釈しているかの問題は彼らにとってかなり重要らしく、蜂の巣国家間の微妙な差異による争いは絶えない。特にミツバチ国とスズメバチ国の争いは毎年激しさを増す傾向にある。
女王の仕事[編集]
ハチ達は女王は次の仕事をしていると主張しているが、実際しているかどうかは甚だ疑わしい。
- 神の言葉を伝える。
- 女王の言葉があれば、ハチ達は互いに戦い、時に我々一般人を襲い、大規模な引越しを行うとされる。かなり迷惑な独裁者だが、これらの言葉も実は神の声(と女王が思っているわけ)ではなく、単純にインターネットで得た情報を適当にばら撒いてるというのが政府関係者の見解である。
- 全ての子供を産む。
- 「我等は皆、女王の子」という思想である。冷静に考えて1人でアレだけの人数を産むのは無理だが、もし本当なら女王は他のハチ達とは逸脱した体のつくりをしているに違いない。
戦闘員[編集]
戦闘員の役割は国家によって異なるが、食料の確保と敵の殲滅がほとんどである。
ミツバチ国は全員が(宗教解釈上の理由で)菜食主義であるため、花の蜜や果物を好んで採取するが、スズメバチ国は(また宗教解釈上の理由で)肉食国家である。まれに小動物だけではなく人間にも襲い掛かるが、食料にしているかどうかは定かではない。
そして彼らはしばしば国家間で戦争を繰り返す。小規模な小競り合いから、存亡を賭けた大戦争までそこらで頻発している。
だが彼らが持つ主な武器は刃物のようなものがほとんどである。彼らに銃を生産する頭は無いし、輸出してくれる親切な国家も無いためである。もし彼らがライフルやバズーカなどを手にしたあかつきには、某軍事国家は自らがその名に抱く不名誉な(彼らにとっては名誉な)称号をハチ達に明け渡せばならないだろう。
ハチ達の科学レベルは縄文並みであることは間違い無いのだが、彼らが移動するときも戦闘中でも常に背中に装着している飛翔装置は驚くべきことに現代の航空力学の理解の範疇の外にあり、驚異的な安定性と燃費を誇る。武器を手にした兵隊一人一人が飛んで襲い掛かってくる様は壮観である。これを目にした際は・・・悪いことは言わない、その場でとっさに遺書を書け。遺産配分を忘れるなよ。
奴隷の仕事[編集]
奴隷にも一応階級がある。ここではミツバチ国を例に挙げる。
- 炊事洗濯掃除教育ゴミ出し係
- 通称「ゴミ蜂」。教育生のうちに落ちこぼれたものが早くも奴隷になった場合はこの仕事を割り当てられる。即ち、全ての雑用である。更に細かい分類があるがここでは割愛する。時に訓練生達の訓練の相手にさせられ死亡することもある。
- 建築、修繕係
- 通称「土方蜂」。要塞の修繕、新しい要塞の建築が主な仕事である。身分はゴミ蜂と同じで教育生以下だが、彼らは怪我により戦闘員になれなかった訓練生や元戦闘員がほとんどで、新要塞建築の際は戦闘員も手伝うこともあり、ゴミ蜂ほど冷遇されない。
- 女王侍女
- 通称「侍女」。女王直属の親衛隊と同じ身分であり、実質的には奴隷蜂でありながら幹部並みの権力を持つ。たまたま女王の目に留まった奴隷蜂だけがなることが出来る。仕事は女王の身の回りの世話。蜂の巣が内部崩壊をきたした場合は、まずこいつらのせいであると思って間違いない。女性しかなれないが、なりたがる男性も多い。
- 肉奴隷
- 通称「特務」。読んで字のごとく、肉奴隷は肉奴隷である。つまり女王の肉奴隷。ハチ達の主張が正しければ、全てのハチの父親はこいつらである。こいつらの扱いは「ゴミ蜂」以下だが、この身分に憧れる変態は多い。なる条件は一つ、44マグナムを持っているかどうかだけである。要するに男性しかなれないが、なりたがる女性も多い。
なおミツバチ国では戦闘員は女性に限られるため、男達は最終的に皆奴隷となる。
主なハチ国家[編集]
ミツバチ[編集]
ハチ国家の中ではかなり開放的である。日本を含めた様々な国家に独自の採集法で集めた花の蜜を輸出して「蜂蜜」ブランドを確立している。戦闘員が女性によってのみ構成されるのは宗教解釈の違いによるものである。その宗教解釈によりスズメバチとは犬猿の仲であり、各地で凌ぎを削っている。
ミツバチ国の解釈では、女王には神が憑依しており、女王は神格化して扱われる。また女性は神の姿をかたどったもので、男性はその劣化コピーであるという思想のため、外に出て働くのはもっぱら女性のみである。女性のみで構成された軍隊の極めて珍しい実例である。
また、彼らが採集した花の蜜を秘伝の製法で精製した女王専用の医療薬「ロイヤルゼリー」は、簡易化されて作られミツバチ国から輸出され流通している安物とは違い、あらゆる病気に効く万能薬である。しつこいようだが女王専用であるため、我々一般人はおろかミツバチ国の国民でさえ飲むことはかなわない(肉奴隷が女王の気まぐれで飲ませてもらうことはある)。かつて女王の目を盗んでこれを飲み、全身に塗りたくった愚かな侍女が、百叩きの末に蜂蜜漬けの刑に処された(バリエーションに富んだ死刑の中でも極刑にあたる)。
スズメバチ[編集]
数あるハチ国家の中でも最強の軍事力を誇る。その宗教解釈は過激で、我々のような力のない一般人にも近づいただけで襲い掛かり、各地でその勢力を広げ続けている。
女王は国王としてより軍の総司令としての役割が強く、王座に鎮座し幹部達に様々な命令を下す独裁者である。神の声を聞く事が出来ない、自分達以外の全ての民族を滅ぼすという思想の元にミツバチ国と対立している。殺した敵兵の体を肉団子にして女王に捧げる宗教儀式も行われているという噂があるが真否のほどは不明。
また彼らが刃物のようなものに塗りつける化学兵器には、2度受けると死ぬというなんとも恐怖を誘う毒があり、このあたりにスズメバチ国民の残虐さが窺える。主にミツバチを襲い、時には、他のスズメバチや、アシナガバチを襲うことがある。また、顎で咬まれると、ケガをする。
アシナガバチ[編集]
ハチ国家としてはひと際異彩を放つ少数精鋭式分散型軍隊を保有する永世中立国家。彼らが独自に開発した毒薬の強さはミツバチ国産のそれを軽く凌ぎ、時には死に至らしめる程であると言われているが、常に彼らの上位種としてスズメバチが君臨しており、その扱いはあまり優遇されているとは言えない。
個々の戦闘力も、ミツバチ以上スズメバチ未満と極めて微妙な立場にあるが、圧倒的な大要塞を築くスズメバチとは違い、数名の傭兵集団で守りを固めた出城を至る所に築城し敵兵の襲撃に備える戦法は彼らの専売特許であり、一般的な人間、特に子供にとっては極めて脅威である。
また彼らは近接兵器の開発にも秀でた才能を発揮しており、一撃のダメージはかのスズメバチをも凌駕すると言われているが、国民性は至って穏やかであり、襲撃されない限り他領域への侵略攻撃はしない良心的国家として世に名高い。
クマバチ[編集]
戦闘員に大柄な者が多く、軍事力もスズメバチには及ばないがそこそこある。飛翔装置のエンジン音は低く大きく響くため、好戦的で野蛮なハチと見なされがちだが、実際にはミツバチ以上におとなしく、他の民族に関する関心も低い。女性戦闘員が自衛手段として武器を振るうことがあるが男性は武器すら持っていない。スズメバチ国とは全く方向性が違うことを随所でアピールしているが、あまり効果は無いようだ。
エメラルドゴキブリバチ[編集]
熱帯地域に分布するハチ国家。エメラルドの名前通り、メタリックな青緑色が美しいが、その見た目とは裏腹に非常に残酷。
その理由は、彼らの狙いがゴキブリであり、ゴキブリの胸部神経節を刺して麻酔させ、その瞬間に脳を刺し逃避反射を停止させる。 そして、ゴキブリの触角を半分だけ噛み切ってから体液を吸うのだが、ここまでは序章にしか過ぎず、彼らの本当の残酷さはここから始まる。
残った触角を引っ張ってゴキブリを拠点に持ち帰った後、腹部に卵を産み付ける。3日後、孵化した幼虫はゴキブリの体内に入り、そこから内臓を少しずつ食べていく。 麻酔が切れたゴキブリは普通に活動を再開する。エメラルドゴキブリバチに脳を乗っ取られた挙句、徐々に内臓を食われている事に気付かずに...。 8日前後で、幼虫はゴキブリの体内を喰い尽くした後に蛹となり、4週間後に体内の全てを食い尽くされたゴキブリの死骸から羽化し、外に出る。
オオベッコウバチ[編集]
アメリカ大陸に分布する、ベッコウバチ系統のハチ国家。世界最大のハチに認定されている。 ベッコウバチを系統するハチ国家は、蜘蛛を殲滅対象とする侵攻部隊が数多く配備されているのだが、その中でもこのオオベッコウバチの侵攻部隊は、タランチュラを対象とする事で有名とされている。
彼等は標的であるタランチュラを見つけるとそれに向かって急接近する。その様子を鷹に見立て、いつしか「タランチュラホーク(hawk=鷹)」という部隊名で呼ばれるようになった。 世界最大の蜘蛛といわれるゴライアスバードイーター(ルブロンオオツチグモ)にも襲撃したという記録も残されている。
部隊の作戦で一般的なのは、地上に降り立ち、地面に巣穴を作るクモが来るのを待ち伏せ、一斉に巣穴から地上へとクモを引きずり出すという物。 その後、クモの反撃を掻い潜り、クモに最も効果的な針を背部などに刺して麻痺させる。 クモの攻撃をかわしながらスピードで翻弄し、疲労困憊したクモに攻撃を加え、殲滅完了となる。
メガララ・ガルーダ[編集]
2011年にインドネシアのスラウェシ島で発見された超巨大ハチ。鳥を思わせる巨体故、ヒンドゥー神話に登場する神鳥「ガルーダ」の名が冠されている。 後述の理由から、殆どが謎に包まれたハチ国家とされている。
圧倒的なサイズに目が行きがちだが、それよりも注目するべき特徴は、クワガタを彷彿とさせる、自身の足よりも長い巨大な顎である。 これは雄のみに見られ、巣と幼虫を守るためと、雌と交尾する際に雌を動かないように使われていると考えられている。
最初に発見された個体を含め、まだ死骸でしか発見されておらず、生きたままの姿で発見及び捕獲した事例は一つも無い。 それ故、彼らの戦闘能力や国家などの鮮明な情報はあまり存在せず、今でも謎に包まれている。
ニコ・コバチ[編集]
ロベルト・コバチ[編集]
サッカークロアチア代表DF。高いマンマーク技術を誇る。
うっかりハチ兵衛[編集]
徳川光圀に対し、「ご隠居、ここの宿はサービスがいいですね!」と切支丹伴天連の言葉を使ったといわれる。
熊八(クマハチ)[編集]
どこかの街で熊田家が先祖代々八百屋を営む青果販売事業者でブタゴ・リラ・熊田という独り息子がおり、キテレツという家電屋を住居とする発明オタクとは半仲とされている。
アリ[編集]
アリをこの項に加えることに対して異論もあろうが、元々アリたちの宗教は女王蜂教の流れを汲むものであり、要塞の形状や戦闘方法は違うが立派なハチの仲間である。詳しくはアリ(国家)を参照。
火蜂[編集]
普通に見ることは無いもの。
緋蜂[編集]
普通に見ることは無いものその2。
]-[|/34<#![編集]
普通に見ることは無いものその3。
トリビア[編集]
- インドネシア語で、「危ない!」に相当する言葉は「ハチハチ!」である。
関連項目[編集]
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本日をもって諸君はハチを卒業する。諸君らのくたばるその日まで、何処にいようと加筆と編集は諸君の任務だ。だが肝に銘じておけ。スタブは死ぬ。死ぬために我々は存在する。だがスタブは永遠である。つまり―――諸君も永遠である! (Portal:スタブ) |