過剰定員

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ウィキペディア専門家気取りたちも「過剰定員」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

過剰定員(かじょうていいん)とは、定員を大幅に超えて移動することを目的に開催されるエクストリームスポーツの一種である。

概要[編集]

主に車や電車で行われるが飛行機やスペースシャトルでの開催例は報告されていない。 これは定員を超えると移動不可になるためと考えられる。 起源については定かではないが、歴史上に蒸気機関が登場してからという説が多数を占める。

ルール[編集]

ルールはきわめて簡単で定員より何%多くの人間を積み、どれだけの距離移動出来るかを競う。 しかしながら競技には多くの危険が伴い、参加者全員が死亡する例も少なくない。 なお、採点結果は最終的にポイントとして算出される。

採点基準[編集]

  • 100%までは定員過剰ではないのでそもそも採点対象とならない。
  • 100%以降は過剰分の数値と移動距離(cm)との積を算出し、競技に用いた交通手段によって各種補正、ボーナス等を加減された値が最終的なポイントとなる。
  • 車内からはみ出た人体に関しては、車体に接触している部分のみカウントし%化する。
  • その為審判には複雑な数学的な計算力、判断力が必要とされ、審判技能を国家資格として採用する国が年々増加している。
  • また、死亡者数によるペナルティは現時点では明記されていないが、熱狂的な競技者達による大規模な死亡事故が多く散見してる。そのため、現在、委員会によってルール改訂の検討がなされている。
  • 但し、全員死亡の場合は現在のルールでもその時点で競技終了、判定開始とされている。

ボーナス[編集]

  • 車体から出ている人間がマスゲームをした
+(人数×100)ポイント
+(人数÷段数)ポイント
  • とりあえず、時速300kmぐらい出してみた
+500ポイント
  • 世界各地の秘境や難所を走破した
難易度に応じて加点
  • パリダカールラリーに出てみた。
タイムに応じて加点
  • 密室状態
人が乗り込んだ部分の開口部(ドア、窓など)をすべて締め切った状態で行う。ヤヴァイことになるが、今のところ加点数は確定していない。
  • あこがれの峠責めをしてみた
運転手の自己満足が得られる(豆腐屋に勝つとgood)
  • 車がボンドカーだった
接着剤の使用は過剰道の精神に反するので、ポイント半減
人数に物を言わせる。その際下車してはならない。
できたら? 出来るわけ無いだろうけど、そうだね、無量大数ぐらいくれてやるよ。
  • 珍走団と協力関係を結ぶ
珍しさに応じてトレードされる。
  • 珍走団とハコ乗りのコンビプレイ
美しさに応じて加点
  • うつぶせ・仰向け(体勢ボーナス)
乗員全員の体勢をうつぶせ仰向けに統一した場合、ポイントが付加される。ポイント付加量は窒息死のリスクを考慮し うつぶせ>仰向け である。
また、体勢統一に運転手が参加したか否かによっても倍率が大きく変わる。運転手も参加した場合、前が見えないため事故率が極端に高くなり、素人が観ると非常にアホくさく見える。一見、過剰道に反しているように見えるが、プロや審判が観ればその技術は評価に値する例があり、それらは加点対象になる
  • 大気圏突破
上空の人間及び地面付近の人間はどちらもを覚悟しなければならない。しかし美しく散ったときにはプロや審判は、その燃えるようでかつ儚くも美しい散り際に涙を浮かべ、賞賛の辞を送るだろう。あと実際燃えている。ポイントを二乗していいよ。

過剰道[編集]

過剰定員における美的観念。競技におけるボーナスの基準にもなる。

散るなら美しく、潔く。

しかし大抵圧死や窒息なので本人の意志通り美しく散る事は稀である。

満員電車との関連[編集]

類似の種目である満員電車とも深く関係するが、大きな違いが二つほどある。 一つは受動的か、能動的であるかの違いである。 競技者達が意志を持って記録を目指そうとする過剰定員と、結果的に自動的に催される満員電車とでは趣が大きく異なる。 また死亡者を出さない事が目的の満員電車とは違い、こちらは(現時点では)死者をも厭わないスタイルであることもあり、 両競技者の中では対立的な雰囲気が表面化してきている。

多くの危険の例[編集]

  • すし詰め
    • 圧死や窒息死、対人恐怖症の発症の危険性が指摘されている。 マゾ的な快感の目覚めやカゼの感染等も問題視される。 一説には鳥インフルエンザの集団感染は鳥類の娯楽による過剰定員が引き起こした悲劇ではないかとも言われている。 この一件で、人と同じく鳥にも本能的にすし詰めになりたいという本能的欲求が備わっているのではないかという仮説が学会を騒がせる。 (参考作品 1996年上映 1001匹鳥類)
  • 警察
    • 日本国内で乗用車の定員を超えてるのが発覚した場合、道路交通法で捕まるので注意すること。競技中だからという言い訳は通用しないので諦めよう。またその後エクストリーム鬼ごっこに発展することもあるがほとんど、鬼である警察の勝利。ほかにはパトカーの中で競技を続行したという例が報告されている。
  • 事故
    • すし詰め状態の場合、運転手が発狂、錯乱状態や不安定な姿勢等で操作不全でやばいことになるかもしれない。その際離脱は許されないので潔く死んで下さい。もしも、飛び降りなどによる離脱が確認された場合、過剰道に反する行為として得点は無効となるので注意。
  • 恋愛
    • 高得点を目指す際は人体を完璧に組み合わせデッドスペースを限りなく無くす努力が必要になるが、その際にボディタッチによる恋愛感情の起伏を制御する事を忘れてはならない。もしときめいてしまった場合、それは真実の愛か否かをしっかりと見極める必要がある。
  • 物理的破損
    • 乗っている物自体が乗客の重量や圧力に耐えきれなかった場合、破損し使用不可能に陥ることがある。
  • 行き過ぎた努力
    • 第二次世界大戦下のドイツにおいて4人乗りのフォルクスワーゲンに48人のユダヤ人を詰め込もうとして、灰皿に詰め込んだため世界的に批難を受けた事例があった。もちろん今日では灰皿につめるような非人道的手法は禁止されている。

競技の様子[編集]

平日に多く開催されるのは言うまでもなく満員電車やバスである。お盆や年末年始等の帰省ラッシュ時には新幹線等で実施され日本でも多くの記録を作っている。 自家用車の場合時折1,2人を多く乗せる場合があるが低記録である。

また、これらを副次的にシミュレートしているシム街という物が販売されている。バスや電車などの交通機関で1000%越えは恒久化することが多く、時には6000%超という数字も確認されている。

近年では発展途上国で開催される場合が多くなってきており、 中国で5人乗り自動車に32人が乗るという5人乗り乗用車部門では史上でも稀に見る程の大記録を打ち立てたが、 事故により測定中止になると共に乗員の半数が死亡、上位記録には届かず惜しまれる結果となった。

関連項目[編集]