道素

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道素(どうそ)とは、自然界での存在が確認されていない元素の一つである。

老子の予想[編集]

紀元前3世紀ごろの科学者である荘子は「空が青いのは、本当に青いのだろうか」などの言葉を残し、人間の認識を超越しようとするその態度は後世の科学の発展に大きく寄与したが、それに先立つこと数世紀前に現れた老子は、主に化学の分野で大きな業績を残したことで知られる。その一つが、未知の元素・道素の研究であることは言うまでもない。

老子は、自然界に(多寡こそあれ)存在している元素である仁素義素礼素などはすべて道素放射性崩壊を起こした結果新たに生まれた元素であると予想し、人間の手で道素を復元できないかと考え、その方法を長年研究した。また老子は道素を上記のような元素のみならず、あらゆる物質の根源(万物の元)であると考えていたらしく、それが研究に熱を上げていた理由なのかもしれない。最終的に、彼が道素の復元に成功したのかは定かではないが、仮に成功しても半減期が短すぎて数秒も維持できなかったものと想像されている。

ちなみに老子は、元素は道素徳素仁素義素礼素の順に変化すると考えていた。徳素までは自然界に存在しない(あるいは極めて希少な)元素である。

孔子[編集]

これに対して、同時代の孔子は、道素の存在について否定はしなかったものの、仁素、義素、礼素などの現実に存在している元素を主に研究した。孔子も道素についていくらか語っているが、孔子が想像する道素と老子が復元しようとした道素が果たして同一の元素であったのか、そうだという人もいれば、違うという人もいる。

SF作品における道素[編集]

老子の死後、道素の存在を立証できたものはおらず、道素はいつしか空想の産物のようになっていった。しかし、老子が「万物の根源」とまで言い切ったその影響は大きく、世の中の人々の想像力を掻き立てた。その結果、後世のSF小説では道素を扱ったものが無数に存在しており、ふつうの人間が道素を手に入れたことで、「不老不死になる」「空中を浮遊する」「土を黄金に変える」「目からビームを発射」といった特殊能力を得られるスーパー物質という設定で主に登場する。一部のSFファンの中には、これらの設定を真に受けて自力で道素を復元しようと試みた者もいたようである。

関連項目[編集]