野ブタ。をプロデュース
野ブタ。をプロデュース(のぶたをぷろでゅーす)とは、冷めた男といじめられっ子が織りなすボーイズラブである。
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[編集] 概要
野ブタ。をプロデュースとは、自分を道化と考え自分自身をクラス向けに演ずる桐谷修二と内気ないじめられっ子である小谷信太との恋愛を描いた青春小説である。桐谷はクラスメイト向けにモテ男を演じ、実際学年のマドンナ的な存在である上原まり子とも、一見ラブラブに見えるような学園生活を送っているのだが、実際はクラスメイトどころか彼女に対しても冷めている冷血漢である。そんな彼が唯一愛しているのがこの物語のヒロインである小谷信太である。
[編集] あらすじ
主人公である桐谷修二はマリ子との偽りのラブラブカップルぽい生活にも飽き、クラスの人気者としての仮面をかぶる生活にもややマンネリ感を感じていた。そんな桐谷は小谷信太を見て特別な感情を抱いた。桐谷はいじめられっ子の小谷をプロデュースし、学校一のラブラブ人気者バカップルになろうと奮闘する。なぜならば、自分の恋人候補を信太だから野ブタと呼び見下すクラスメイト達が許せず、学内公認のバカップルとなるために野ブタのほうを自分たちの側へ引き入れることにしたのだ。それはどんどん受け入れられ野ブタは学校の人気者となっていく。ただし、本当に気が許せるのは独占欲の強い桐谷の洗脳もあり桐谷にだけなのである。こうした行動に出たのは例え恋人のためであっても自ら奈落の底までついていくのを拒絶する桐谷の思想による。もちろんマリ子のことなんて頭の隅にすらない。桐谷は野ブタ以外の人間とはつかず離れずが好ましいとすら考えている現代っ子なのだ。
そんな彼の生活にも終焉が訪れる。それは不良に襲われた友達を友達と気付かずに見捨てたことがばれ、彼はクラスから孤立してしまったのだ。自業自得とはいえ悲しすぎる運命に翻弄されるようになった桐谷は自暴自棄になる。そんな彼には二人だけ理解者がいた。信太とマリ子である。信太はプロデュースの恩を献身的に返そうとし、マリ子はもう慰めるのは自分しかいない、冷めきった疑似ラブラブカップルの振りからちゃんとした恋人になるには今しかないと打算を働かせて近づいて行った。ただ、そんな態度に出た二人を桐谷は同情するなと突っぱね、全てを忘れようと転校した。原作はそんな桐谷が織りなす悲恋を描いている。
[編集] ドラマ版
ドラマ版もベースは原作であるが、新たな登場人物として第二の恋人候補である良家の御曹司である草野彰が登場する。草野は何不自由ない生活に退屈を感じており、新たな刺激を求めていた。そんな彼は桐谷と小谷を見つけおもしろそうだとプロデュース計画に参加する。初めは退屈を紛らわせるためであったが、愚直な小谷に一時期心を奪われ、恋心を抱く。ただ、その恋は決して自分に振り向かない桐谷への好意を誤魔化す幻想であることに彼は気付くこととなる。
そんな彼はうる星やつらのまねをして桐谷の気を引こうとするなど、ある意味健気なアプローチを通じて桐谷と接近しようとした。それでも桐谷はハリネズミに近付くがごとき態度を一貫して続けたのだ。そんな彼らにも原作でもある桐谷ハブキイベントが発生する。野ブタ・マリ子も含め草野も桐谷を慰め恋人関係を結ぼうとする。ついには同情するなと好意を突っぱね桐谷が転校する際に自分もともに転校するという暴挙に出る。桐谷が彼に気を許すかはともかく、ドラマ版は草野エンドを彷彿とさせる幕切れであった。事実、日本テレビも桐谷と草野を演じたジャニーズに修二と彰というユニットを組ませて主題歌を歌わせるなど露骨に草野エンドを推奨していた。
ドラマ版はオリジナルキャラエンドを推奨するという大改編を行ってしまったため、悲恋派の原作ファン・小谷エンド・マリ子エンドを熱望していたファンはドラマに失望することとなる。そのため原作レイプだと叫ばれるが、ドラマになったからこそ新規ファンが増え、草野彰という愛すべきキャラが生まれたことは否定できない。まあ、原作派とドラマ派に分かれた血みどろの抗争に目をつぶればの話だが。