食物繊維
食物繊維(しょくもつせんい)とは、人体に必要ないばかりか害になるのに、なぜか人気な、食物に含まれる炭水化物のことである。
概要[編集]
健康食品の裏側の成分表にある、「難消化性デキストリン」や、CMでよく聞く、コンニャクに含まれる「マンナン」などが食物繊維の一種である。
人間の消化酵素では消化しきれないので、普通はお尻からそのままぴーとなって出てくる。
従って人体には吸収されないので、栄養素ではない。
草食動物なら食物繊維をエネルギーとして利用できるが、人間は雑食なので、たとえ菜食主義でも、利用できない。
一部の食物繊維は腸内細菌が分解してセルロースという糖分になって出てくるが、腸に吸収される前に、食物繊維を分解した腸内細菌がセルロースを摂取するので、麻薬効果があるのかどうかはよくわかっていない。
世間では、「食物繊維は便秘に良い」とされているが、全くの嘘なので、決して信じてはいけない。
歴史[編集]
食物繊維は古代ギリシャで、小麦ふすま(小麦粒の表皮部分) にあると知られていた。昔は食物の残りカスとされ、何の役にも立たないという正しい認識だった。
食物繊維が多く含まれると食感が損なわれるので、それをできるだけ減らすという正しい努力が行われてきた。
1971年、イギリスのバーキット博士は、「食物繊維の摂取量が少ないと大腸ガンのリスクが高まる」という内容の論文を発表以来、急速に関心が高まった(が、その後の疫学的調査で、無関係であることがわかった)。そして、「第六の栄養素」とまで言われるようになったが、前述のように、人間は食物繊維を摂取出来ないので、栄養素ではない。
構造[編集]
食物繊維という名前からして、長い糸っぽいイメージを持つだろうが、定義からは、そうとは限らない。なぜなら、食物に含まれる人間の消化酵素で消化できない成分のことを食物繊維と呼んでいるからだ。
実際の食物繊維は、右のように、穴がたくさん空いていてそれが他の養分(ミネラルなど)を吸着する。
それか、単なる水に溶ける物質だったりする。
効果[編集]
食物繊維は、分解されないので、他の栄養分とくっついてそのままトイレに流される。元々不足しがちなミネラル、特に鉄分やカルシウムなどと一緒に出て行ってしまうので、摂るとミネラル欠乏で死の危険性がある。
食物繊維は便秘に良いどころか、逆に便秘になる。食物繊維は、前述のように消化されないのでぴーがかさばり硬くなり、元々出ない人の便秘を促進してしまう。
また、食物繊維は生活習慣病、特に心筋梗塞や糖尿病の原因となりうることが科学的にわかっている。
さらに、胃や腸の中に長い時間滞在するので、腸の中の食物繊維は腸内細菌によって発酵され、その結果、メタンガスを生じ、おならが増える原因にもなる。青汁を飲んでおならが増えるのはこれのせいである。
そして、メカニズムは解明されていないが、腸内細菌を増やしてしまう効果もあるということがわかっている。
食品含有量[編集]
食物 | 含有量(可食部100g) |
---|---|
乾燥わかめ | 68.9 |
きくらげ | 57.4 |
大豆 | 17.1 |
アーモンド | 10.4 |
ごぼう | 5.7 |
かぼちゃ | 3.5 |
さつまいも | 2.3 |
キャベツ | 1.8 |
レタス | 1.1 |
CMでは、キャベツ◯◯個分、レタス◯◯個分、といった言葉を聞くが、ご覧の通り、キャベツやレタスは食物繊維が非常に少ない、効率の良い食べ物であるとわかるだろう。