UnNews:7代目圓生、3人の落語家に追贈
【2022年10月1日 配信】
9月30日に報じられた三遊亭円楽(六代目)さんの訃報を受け、落語協会の柳亭市馬会長と五代目圓楽一門会の三遊亭圓橘会長が同日中に東京都内のホテルで会談。円楽さんに加え、同15日に亡くなった三遊亭圓窓さん、去年11月に亡くなった三遊亭圓丈さんの3人に、それぞれ「7代目三遊亭圓生」の名跡を追贈する方向で検討を進める方針で合意した。近くそれぞれの理事会で可決し、都内定席の席亭連や競合団体の落語芸術協会(春風亭昇太会長)の了承も得たうえで、追贈式を行う予定。1つの名跡を3人で分け合い、同じ代数で並ぶのは極めて異例。落語協会関係者は「おそらく初めてではないか。」としている。
「三遊亭圓生」の名跡は、江戸時代中期から続く東京落語界の大名跡。桂文楽(八代目)や古今亭志ん生(五代目)、林家正蔵(八代目)とともに昭和の名人と並び称された六代目圓生が1979年に亡くなってからは、空き名跡となっていた。2010年には七代目圓生襲名をめぐって圓丈さんと圓窓さん、円楽さんの兄弟子である三遊亭鳳楽さん(75)の3人が争った「七代目圓生襲名問題」が発生したが、3人とも襲名の意志を取り下げ、白紙になっていた。その後、円楽さんが襲名に意欲を示し、今年8月の復帰時にも「数年以内に襲名する」可能性を明言していた。
市馬会長は記者の取材に答え、「七代目圓生問題では名跡を1人のものにしようとしたから結局白紙になった。その反省から、3人で仲良く分け合ってもらうことにした。」と今回の特殊な追贈の仕方になった経緯を明らかにし、「7/3代目ですね。」と笑いながら語った。また圓橘会長は、「鳳楽にも"追贈"しようとしたが、まだ生きていた。八代目を狙って頑張ってほしい。」と冗談を交えて語った。なお、圓生の表記は六代目円楽襲名時に倣い、円楽さんの分だけ「円生」と新字体にするという。
このニュースを受けてネット上では、「ダブル襲名は聞いたことあるけど、トリプル追贈とは考えたな。」「襲名でもめたときは死んでから仲良く分けっこ。」など肯定する意見もあったほか、「7/3代目とか意味不明ww」「圓窓とか久しぶりに名前聞いたわ。圓丈って誰?」と、否定的な意見も上がった。
ひよこ大王国国王府はひよこ陛下の談話を発表し、「わしの主催で”真の七代目圓生争奪杯”を実施する。すでに3人に対してオファーを出している。」と明らかにした。3人からの回答はまだとのことで、今後は3人からの回答の内容に注目される。政府関係者は「そもそも死んだ落語家にオファーなんて出せねぇだろ」と不思議そうな顔をしていた。
関連項目 [編集]
![]() |