UnNews:Template:SpoilerH削除へ ウィキペディアの良心がまた一つ……
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
【2008年6月9日:ウィキペディア短報】
ウィキペディア発である屈指のインタラクティブ(笑)テンプレート、SpoilerHが、「不要なネタバレの濫用につながった」として廃止されることが5月28日に決定していたことがわかった。
{{SpoilerH}}は、主にアニメ・ゲーム作品の後半のストーリーやキャラクターの正体など、物語の核心部分を解説する時に用いられるテンプレートで、Java言語を使用することにより目次や多くの一覧リストのように開閉することができる。基本的に最初は閉じた状態で表示されており、[表示]をクリックすることで隠された部分を見ることができる。
ウィキペディアにこれが導入されたのは2006年末で、それ以降、様々なブラウザに対応するべく不具合を調整し続け、現在ではパロディの元ネタであるアンサイクロペディアにも導入されるようになっていた。
アンサイクロペディアでのSpoilerH導入は2007年4月と、非常に遅い。この様なテンプレートが長い間見過ごされていたのは恥ずべきこと……かもしれない。
しかし、2月頃からこのテンプレートが「百科事典としての役割から逸脱した無用なネタバレが無秩序に書かれる原因となっている」として廃止議論が開始された。普通の(例えばアンサイクロペディアのネタバレのように)健全なテンプレートと異なりSpoilerHはネタバレが見えないために、「どんなにネタをバラしてもよい」と勘違いしたユーザーが物語の最後まで書き込んでしまうことが多発していたからだ。アンサイクロペディア程にはユーザーが成熟していないウィキペディアでは、このようなSpoiler(スポイラー:楽しみを台無しにするもの、の意)を本気で怒る者がおり、精神的苦痛を理由とした損害賠償訴訟を事前に回避する目的があると思われる。ウィキペディアには以前からこのような訴訟に対する防衛指針としてWikipedia:ネタばれに注意を掲げており、今回はこれを徹底した形だ。
実際には、アンサイクロペディアでの{{ネタバレ}}も、かなり種類数が多く冗長気味である。それはそれで面白いのだが……
また、SpoilerHはjavaスクリプトを利用するため容量が大きく、サーバー負荷を高める原因となっていることも挙げられている。サーバーダウンと闘いながら少ないリソースで運営しているアンサイクロペディアに比べてエコロジー意識に乏しいウィキペディアでも、SpoilerHの負荷を見過ごすことは世論の批判を浴びることにつながると判断されたようだ。
このような理由から審議が続けられ、5月14日から開始された投票の結果、賛成44票・反対10票で廃止されることが正式に決定した。9月1日までを移行期間としてテンプレートを取り除く作業が行われ、1001以上の記事に使われていたSpoilerHは姿を消すこととなる。
一方で、SpoilerHが持つ可能性を無視した判断だとして廃止に反対する声も根強い。このことについてギョフノリ大学のニトーウ=物輪・一等萌図(微エロ絵学)教授は、「インターネットにおける百科事典という特徴を理解しない者が起こした蛮行。『袋とじのある百科事典など聞いたことがない(議論から引用)』のなら、作ってみようという発想がない。彼らはコンピューターが持つインタラクティブ(笑)性を否定した。『発展途上の事典』と称しながら、その道を自ら閉ざしている」と、百科事典の新しい形に挑戦する意欲の乏しさを批判している。
「ニトーウ=物輪・一等萌図」はもちろん、「二兎追うものは一兎も得ず」のもじりである。改めて読み返してみると結構無理な名前だ。
アンサイクロペディアではそうしたインタラクティブ(笑)性をウィキペディアに求めるのは酷だとする意見が大半だが、アンサイクロペディアのパロディサイトとしての役割を果たしていないという声もある。
SpoilerHの代替としては、{{ネタバレ}}を機能強化して「クリックしてネタバレ終了までジャンプする」ボタンをつけるオプションを実装して対応しているが、アンサイクロペディアのような洗練された前置きが存在せず間違えてネタバレを見てしまう可能性が高く効果は疑問視されている。
投票で廃止決定後、SpoilerHは速やかに消去されていった。案の定、{{ネタバレ}}も頭の固いウィキペディアンに好まれることはなく、ほとんどのネタバレ内容は丸ごと削除される憂き目にあっている。ウィキペディア自身が「核心部分」といっている部分……いわば記事内容の中心部分を迷うことなく削除している状況に、ウィキペディアに百科事典としての意義が問われている。
[編集] 関連情報
このニュースについていた{{SpoilerH}}は最初は1つ、しかもニュース全文を包み込む形になっていたのだが、出品した第1回バ科ニュース誤報コンテストで「本当のウィキペディアなら全部くくることはしない」と指摘されて修整した。なぜ今更。
この修正は「そして歴史は繰り返す……」を記述するときに行った。その間ブランクは1年1ヶ月。ホント、なぜ今更。
| 本項は第1回誤報コンテストに出品されました。
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