商業
商業とは、物品および金銭の移動をすることにより利益の発生を期待する、経済的活動の一種である。
もっとも簡単な商業の手順[編集]
- AがBから商品を略奪する(Aに利益、Bに損害)
- Bは損害の埋め合わせのため、Cのポケットから金銭をかすめ取る(Bに利益、Cに損害)
- Bの商品の実際の所有者はDである(Bに利益)
- Cの金銭の実際の所有者はEである(Cに利益)
ここで、利益と損害の件数を勘定すると、それぞれ4と2となる。よって、物品と金銭との移動のみによって、この系全体で都合+2の利益が発生したと言うことができる。
より複雑な商業の手順[編集]
- AがBから商品を略奪する(Aに利益、Bに損害)
- Bは損害の埋め合わせのため、Cのポケットから金銭をかすめ取る(Bに利益、Cに損害)
- Cは損害の埋め合わせのため、Dの家宅より物品を失敬する(Cに利益、Dに損害)
- Dは損害の埋め合わせのため、Eから商品を略奪する(Dに利益、Eに損害)
- ...
- Bの商品の実際の所有者はDである(Bに利益)
- Cの金銭の実際の所有者はEである(Cに利益)
- Dの物品の実際の所有者はFである(Dに利益)
- Eの商品の実際の所有者はGである(Eに利益)
- ...
この時点でのこの系の収支は+4の利益である。ここから分かるように、商業とは一般に、その規模が大きくなればなるだけ発生する利益も単純に増大する。これが、現実世界における商業経済が複雑極まりないことへの一般的な理由である。
関連項目[編集]
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あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『おれは "商業" を見つけたと思ったらそれはスタブだった』 |