エクストリーム・マナーモード
エクストリーム・マナーモードとは、電車の中でマナーモードにしなかった携帯電話の着信音により、集めた視線の数や質などを競うエクストリームスポーツの一種である。全国ほぼ全ての電車内で毎日のように開催されている。JR・私鉄を問わずこのスポーツを禁止しようという圧力は強いが(理由は携帯電話の電波によりサイボーグやアンドロイドの乗客が誤作動を起こす事を防ぐ為)、人気が廃れる様子は見られない。サラリーマンや学生でも通勤通学途中に気軽に参加出来る事が人気の秘密だと言われている。
ルール[編集]
電車内でマナーモードに設定をしない状態で待機し、電話が着信すると同時に競技がスタートする。降車までに着信が無ければ当然失格となる為、オタク、腐女子、自宅警備員には不利なスポーツである。ただし自宅警備員がほとんど競技に参加しないのに対し、オタクは秋葉原駅、腐女子は池袋駅などを中心に、とりあえず参加する事に意義がある的な参戦をする者は多い。 着信があった後は、その着信音に対して集めた視線の数で基本点が計算される。基本的に1名につき10ポイントである。ただし総点に対する基本点の割合は決して高くはなく、むしろ後述する特殊配点やボーナスポイントを如何に集めるかの方が重要だと上級プレイヤーは語る。 なお、自分からかけるのは論外。かけた時点で失格となる。
特殊配点[編集]
視線を向けた人間の種類によって、個別の基本点10点に以下の係数がかけられる。
- 成人男性 ×1.0
- 女性専用車両内は合計得点に×2
- 成人女性 ×1.2
- 未成年男子 ×0.8
- 未成年女子 ×0.5
- JK ×0.8
- 男子高校生 ×0.5
- 幼女 ×1.5
- 老人(外見年齢60歳以上) ×0.8
- ババア(外見年齢60歳以上) ×1.5
- 駅員 ×0(参加不可)
- 中国人 ×0.1
- 韓国人 ×-5.0
- ヤクザ ×2.0
- 米国人 ×0(視線が集まっただけで一人以上を虐殺するため参加不可※どちらかというと参加拒否)
更に、鳴らした音の種類によって総点に以下の係数がかけられる。 条件が重複する場合は全ての係数の加算値が係数となる。
- 普通の着信音 ×0.1
- クラシック(着メロ、着うた共に) ×0.5
- ポップス(着メロ) ×1
- ポップス(着うた) ×1.2
- ゲーム音楽(着メロ、着うた共に) ×1.5
- ただしドラゴンクエストのレベルアップ音楽に限り×3
- アイドル(着メロ) ×3
- アイドル(着うた) ×5
- アニソン(着メロ) ×10
- アニソン(着うた) ×20
- 初音ミクが歌っている場合、×50
- ボカロ ×20
- 初音ミクが歌っている場合、 ×50
- 鏡音リン、レンが歌っている場合、 ×30
- 電波ソング(着うた) ×50
- 着声(一般的な有名人) ×5
- 着声(アイドル) ×10
- 着声(声優) ×20
- 着声(AV女優) ×25
- 喘ぎ声は×50
- 着声(AV男優) ×50
- 喘ぎ声は×0(失格)
- VVVF音や走行音 ×0
- 軍歌(着メロ、着うた共に) ×2
- 尊師マーチ ×5
- ハングルの歌 ×15
- ただし同乗している韓国人が何やら嬉しそうにほくそえんでいる場合 ×-20
- 阪神タイガース以外のプロ野球球団応援歌 阪神敗戦後の阪神電鉄西宮駅近辺の場合×50 甲子園駅構内の場合×100
- なお野球嫌いの場合、どの球団の応援歌でも ×1000
- 自分の声 ×10
- 歌っていると×20 それが自作のバラードなら×30
また例外的な掛率判定として以下がある。
その他、個々の楽曲や、音声の種別について個別に設定された隠し係数というものがいくつか存在し、最低で0倍(失格)から最高で300倍までの数字が設定されている。ここでどんなチョイスをしたかが、このスポーツの勝敗を決する場合が多い。
音声の種別[編集]
隠しであるため全部を公開する訳にはいかないが、そのうちのいくつかを公開する。また、倍率については隠しなので各自妄想するように
- 着信を知らせる声
- 着信を知らせる声(怒気を込めて)
- 着信を知らせる声(扇情的に)
- 着信を知らせる声(愛らしく)
- 携帯電話の持ち主のフルネーム
- 起床を知らせる声
- 愛の告白
- 淫言
- テレビ番組の名セリフ
- モノマネ
- 差別用語
- クイズ
特別点[編集]
その他、芸術性が認められた競技内容に関して1点~3000点までの特別点が加算される。 以下にその例を挙げる。
- 注意された。 +10点
- 注意に逆ギレした +20点
- 喧嘩になった +20点
- 喧嘩で勝った。 +30点
- 喧嘩になった +20点
- 注意に逆ギレした +20点
- 車内で音が鳴ったせいでヤクザに喧嘩を売られた。 +20点
- そのヤクザに勝った。 +30点
- 車内で音が鳴った途端に隣に座ってたお爺ちゃんお婆ちゃんが死んだ +死んだ人の年齢×1.0点
- 曲に合わせて誰かが歌ってくれた。 +10点(ジャイアンだった場合は+200点。ただし気絶すると失格)
- コーラスになった。 +90点
- 踊ってくれた。 +200点
- 友達が出来た。 +5点
- 着ボイスの本人がいた。 +50点
- (発車メロディ等をかけたとき限定)駅員が「~~線まもなく到着します」等ミスを誘発した。 +1000点
減点・失格[編集]
以下に関しては、減点とする
- 競技が終了し採点を確認してから1分以内にマナーモードに切り替えなかった(非紳士的行為) -200点
- ただし1乗車につき2回以降の参戦についてはこれを認める。その際は、その日の最高記録から200点を減点するものとする。
- 着信音が電話ではなくメールだった -50点
- (アニソンをかけた時限定)たまたま同じ車両内に居たキモヲタに「それいい曲ですよね。好きなんですか?ぐふふふふ」と声をかけられた。 -100点
以下に関しては、失格とする
- 電話に出て会話をした(非紳士的行為)
- 着信音ではなくアラームだった(本行為は失格となるが、演技内容により審査員が判断できないという問題点が浮上した。これに対し、疑わしい場合、審査本部はドクター中松製のウソ発見機を導入して対処している。)
攻略[編集]
集めた視線の数を競う関係上、満員電車が有利だと思われがちだが、えてして満員電車はそもそも車内がうるさい事から、突然着信音が鳴ってもそれに反応する人が少なく不利な事が多い。これまでに記録された好成績もだいたいは乗車率6割~8割にて達成されている。 ただし、満員電車内でどデカいおならをしてしまった人間が咄嗟に「あーマナーモードにするの忘れてたようっかりしてたぜ!!」と言い放った件に関しては、そもそもが着信音で無かったにもかかわらず例外的に「飛び入り参戦」として記録が認められ(後におなら音は総点×15という統一ルールが作られるきっかけとなった)、更に匂いボーナスとしての芸術点も加え、歴代9位にあたる4,855ポイントを記録した。なお、この時の記録はエクストリームスポーツ・満員電車としても高得点を叩き出している。 なおこれまでの最高点は、着声として生田香織演じるToHeart2のキャラクター、柚原このみの有名な台詞、「タカくんのおちんちん、おいしぃ~」を大音量で流した際に記録された32,418ポイントである。着声(声優)の20倍係数や隠し係数であるエロゲー(150倍)が効いた他、「女子高生に汚いものを見る目で見られた」「子供連れのお母さんが隣の車両へ移動した」などの芸術点も大きかった。
教室エディション[編集]
携帯電話のエクストリーム・マナーモードの虜になった学生たちが、次第にこのスポーツを彼ら(彼女ら)の通う学校の教室でも楽しむようになった。 これを教室エディションと呼び、本来の電車内における闘いとは区別している。
特徴[編集]
こちらは元のエクストリーム・マナーモード(以下、本流と表記)とは違い、教室内で行う。また、授業開始及び終了のチャイムが競技開始・終了の合図となっており、時間制である。
ルールは基本的に本流と同じである。ただし、常識人は相手が学生であることを知っている場合、通常は電話をかけてこないと考えられるため、本流と違いメールの着信でも認められる。授業終了までに着信が無ければ当然失格となるので、オタク、腐女子、未来の自宅警備員には不利なスポーツである。
攻略[編集]
このスポーツでは、同席する学友に抱かれているイメージが鍵となってくる。スコアランキング上位記録保持者の大部分は、普段から授業中にメールをやりとりするような不心得者ではない。これは、普段そういったこととは無縁に見える者がこういったことをしてしまうという特殊なシチュエーションにより、視線の集まり方が変わってくるためであると考えられる。
また、着信音の選定にも配慮しないと、高得点を狙ったばかりに指導・処分を受けてしまうことになるので、充分注意する必要がある。
特別加点[編集]
学生である点から、以下のような特別加点が認められている。
- 所謂18禁もの(高校2年生以下の場合のみの特別加点。本来はそれらを視聴すらできないことに注意)
- 明らかに18禁であると判別できるもの: ×10(失格の可能性が高いので要注意である)
- 着メロ、着うたからは判別できないもの : ×1.5(先生がそのネタを知っていた場合は総得点に×3。クラスメートが知っていた場合は個別点に×5されるが、うれしそうな反応をした場合は逆に×0.5)
- テストの最中 : ×10
- 激怒したクラス担任が説教中 : ×15
- 激怒したクラス担任が感動的な説教をしている最中 : ×100
- 担任がクラスメイトに不幸事が起こったことを説明している最中 : ×200(場合によっては失格)
- 私語や居眠りや早弁を見とがめられ「おまえ前に出てこの問題解いてみろ」と言われチョークを手に黒板に向き合ってみると説明を聞いていなかったがために全く答えられないことに気づいて全身から脂汗が吹き出しふと横を見ると教師の怒りが頂点に達しているのが見て取れた瞬間 : ×950(失格の可能性が高いので注意すること(下記参照))
- 携帯電話を没収された : -500