タママ二等兵
〜 タママ二等兵 について、ケロロ軍曹
〜 タママ二等兵 について、クルル曹長
タママ二等兵( - にとうへい)は、ケロロ小隊に属する兵士(二等兵)である。小隊の中では最も若年であるが、格闘技に長けていて、有能戦士として活躍することもある。
概要[編集]
ケロロ小隊の中では唯一、おたまじゃくしからカエルに変身する際の名残である尻尾が残っており、まだ未成年であることが伺える。(ペコポン人年齢なら11歳前後。) また色は黒であるが、それは尻尾と共に彼の精神も象徴している。ただし格闘戦が得意でビームを吐いたりする事からポケモンの一種(ニョロボン)であり、カエル成体(ニョロトノ)への進化の道が閉ざされてしまった可能性がある。
自分ではケロロ小隊の「マスコット」を自称しており、またケロロと同性愛の関係になることを望んでいるが、その若さゆえに精神的に未熟な所が多々あり、また嫉妬心と執着心だけは黒色だけに人一倍強く、ケロロを始めとする部隊に損害を与えた事例も存在する。現在では、ケロロ小隊でクルル曹長と情報収集のコンビを組んでいる破壊系宇宙人のアンゴルモアに対し、軍曹を慕う者同士であるから一方的な対抗嫉妬心を抱いているが、ケロロに反抗的な面も一部持つタママよりかモアのほうがケロロからの好感度は高いようである。
それゆえ精神面での敗北を自ら感じて自我崩壊し、モアにアーン♥♥を仕掛けて返り討ちを受けたこともあった。
なお、徹底的な甘党であると共に、自分では精神の暗黒面に一部気づいていない節もあり、それゆえ富豪で二重人格者の西澤桃華と息があったようである。
独裁者[編集]
ケロン星本隊からの通達の手違いにより、彼は一時ケロロ小隊の指揮権を掌握したことがあった。しかし精神面や知識面での未熟さが目立ち、また暗黒要素を併せ持っている彼にはケロロ以上に指揮官たる能力が欠如しており、表面を取り繕うと国家社会主義ドイツ労働者党のチョビヒゲ党首に扮してはみたものの、諸政策で失敗して戦果を上げるどころか内部崩壊を迎え、再び最下等の地位に落ち着いた。
慢心と堕落[編集]
この二等兵には自己慢心の節もあり、養成所時代の子分に対して自らの戦果を水増し・捏造して伝えたり、上司や捕虜監察官の悪風評を流し、逆に尊敬する者の評判をでっち上げて報告したこともあった。そのうちの一人、タルルは地球に来訪した際にその彼が流した話を本人の前で公言し、結果として化けの皮がはげ、上司らの手で肉体・精神的に鍛えなおされることになった。
またタルルは、彼の実情に気づいてしまったためか謀反し、それを上回る地位の上等兵となって一足速く大人に脱却し、一度彼を打ち負かしたことがあった。しかしこの際は彼が修行の成果を果たして猛反撃をかけたため、かろうじて威厳の維持を果たしている。
関連項目[編集]
ケロロ小隊 : | ケロロ軍曹 | ギロロ伍長 | タママ二等兵 | クルル曹長 | ドロロ兵長 | アンゴル=モア |
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日向家 : | 日向秋 | 日向夏美 | 日向冬樹 |
四方の風 : | 西澤桃華 | 北城睦実 | 東谷小雪 | アリサ・サザンクロス |
ガルル小隊 : | ガルル中尉 | タルル上等兵 | プルル看護長 | ゾルル兵長 | トロロ新兵 |
その他周辺人物 : | 日向秋奈 | ポール森山 | 吉岡平正義 | 西澤梅雄 | 西澤桜華 | 月神散世 | お観世 | 556 | ラビー | すもも |
地理・用語 : | ペコポン | ケロン星 | 奥東京市 | 吉祥寺 | ペコポン侵略 | ガンプラ | 恐怖の大王 |
著作者 : | 吉崎観音 | 角川書店 | サンライズ |