マトリョーシカ人形
マトリョーシカ人形( - にんぎょう)とは、ロシア(およびソビエト連邦)の政治体制を皮肉った、高度な風刺性を備えた人形であり、ゴーディアンとかバイカンフーのご先祖様でもある。日本の入れ子人形が起源というのは真っ赤な嘘である。
概要[編集]
この人形は、大きな人形の中に小さな人形が入り、更にその中に人形が入るという入れ子構造をしている。一般的な物では5~6段階、凝った物では十数段にも及び、一番中心には海洋堂製作のフィギュアが入っているとも伝えられているが、これを見てしまうと呪われるという伝説もあるため、一番最後の人形を開けた者はいない。
この人形は1900年のパリ万博に出品され、その余りに高度な政治的な風刺が受けて銅メダルを受賞、以後ロシア各地で製作されお土産物として出回るようになった。
秘められた風刺[編集]
この人形は、ロシアの官僚主義の政治体制を風刺していると伝えられている。大きな人(政治的高官)の中には官僚どもが詰まっている…という意味で、またこの人形には手も足も無く、何もしてくれないことを表していると言う。
なおこの中心にあると伝えられる呪いのフィギュアだが、これはロシア政府の代名詞であるクレムリンにいるグレムリンを表していると言う。クレムリンのグレムリンは、クレムリン内のあらゆる設備を気紛れに不調にさせて政治の運行を妨害、これによりロシアは慢性的な政治的混乱を引き起こしている。
この人形は派手な赤で着色されているが、これは共産主義を表しているとする説もあるが、信頼できる筋の情報によれば、スターリンが余りに政治的敵対者を粛清し過ぎたことを表していると言う。つまり「返り血で真っ赤に染まっている」というのが真意である。
ただしかつてのKGBが活発に活動していた時代に、この人形の真意を言おうものなら、真っ先に粛清されるという危険があったため、近年までこの意味は国家機密並に伏せられていたとのことだ。