質量保存の法則 (情報工学)

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曖昧さ回避 この項目では、情報工学における質量保存の法則を説明しています。
化学における法則は質量保存の法則 (化学)を参照して下さい。

質量保存の法則(しつりょうほぞんのほうそく、英語:The law of conservation of mass/matter)とは、文学映画音楽絵画などの、特定のジャンルの作品群に観測される法則である。

この法則によれば、あるジャンルにおいては作品の量と個々の作品の質の積は常に一定である。言い換えれば、量が増えるほど質が落ちるのである。

概略[編集]

この法則は古くから知られていた。最初に経験則として認識されたのは文学の世界であった。つまり、あるジャンルの小説を書く作家が増えるほど、個々の作品の質は下がるのである。

この法則は文学のみならず、映画ゲームテレビ番組アンサイクロペディアなど多くの情報集合体にほぼ適用できることが、後の研究で明らかとなった。このことから現在、質量保存の法則は、情報集合体全てに適用できる情報工学の原則の一つとして認められている。

条件[編集]

この法則は、そのジャンルの構成要素(個々の作品)が、参加者の自由意志によって作られること、参加者に恣意的な制限が無いことの2点が成立する時に、最も明確に観測される。

もちろん多くの場合、作品の発表には一定のフィルタリングが存在する。しかし、三文小説が大手出版社から次々と発売される現状から理解できる通り、このフィルターはあってなきがごとしである。

しかしながら、フィルターが存在する場合、理論上は質×量の総量が時間と共に微増することが予想される(ただし、この説に反する観測結果がある。詳しくは後述する)。

理論と類型[編集]

この現象は、以下のように発生する。

あるジャンルが最初に生まれた時は少数精鋭の手によるため、それぞれの作品が高い質を持っている。しかし、その後に集まった参加者は、以下の理由で質の高い情報の提供が妨害される。

  • ネタ切れ。これが最も重要な問題点である。優れたアイデアが先人に使われている確率は、情報量が増えるほど高くなる。
  • 劣化コピー。優れた作品が増えるほど、その劣化コピーの発生確率が増える。
  • 巻き添え劣化。劣化コピーの増大は、もとになった作品の価値を引き下げてしまう。
  • 市場効果。市場が小さいうちは、本当に良質な作品しか出すことができない。しかし市場が拡大するにつれ、質の悪い作品でも採算がとれるようになる。新規に市場参加する者が増えるようになり、さらに粗悪な作品が量産されるようになる。

例外[編集]

この法則は、あるジャンル全体を見渡した時にのみ、正確に適用される。特定の作家や映画監督、ゲーム制作者、アンサイクロペディアの利用者だけを取り上げた場合、質、量ともに充実した人は存在している。その最たる例がアイザック・アシモフであった(彼が亡くなってとても悲しい)。彼は生涯にわたり膨大な量の作品を書き続けたが、その品質は多くの作家の追随を許さなかった。しかし、SF全体を見通せば、時間と共に作品の質は低下しているのである。

エントロピー増大の法則[編集]

この法則はまた、エントロピー増大の法則とも関連する。この法則では、ジャンルのカオスは常に増大し続けることを説明している。カオスの「質」はほぼゼロであり、いくらカオスが増えても全体の価値は微増しかしないのである。

エントロピー増大の法則は質量保存の法則の一つの側面であると見なされているが、現在の情報工学では最も重要な法則の一つとされている。

ジャンルの崩壊[編集]

こうして時間と共に個々の作品の質は際限なくゼロに近づくわけだが、完全にはゼロにならない。これは、作品の「質」は不確定性エネルギー以下にはならないためである。

全ての作品の質がこの「最低値」に達すると、それ以後、作品の量が増えても質が下がることは無くなり、質量保存の法則は崩壊する。これ以後、作品の量の増大がそのまま質の総量の増大につながるが、新たに加わる作品は全てただのガラクタである。これが、そのジャンルの終末期である。

終末期を迎えたジャンルはやがて、肥大する自重に耐えられなくなる。ついには崩壊を起こし、ブラックホールとなって消滅する。こうしてそのジャンルは消滅することとなる。

実証[編集]

これらの法則は全て、理論と経験則が緩く結びついた形でのみ知られていた。長い間、その正確さが実証されたことは無かった。

これが正式に情報工学における法則として認められたのは、観測が容易な情報集合体、ウィキペディアのお陰である。ウィキペディアは、その誕生の瞬間が定義可能であり、また、記事の量を容易に観測することができる。詳細な研究により、記事の量と記事の質が反比例することが明確に観測されたのである。これを精密に数式化し、理論として再構築したのはオスカー・ワイルドであった。

特異点とインフレーション理論[編集]

この法則は、情報集合体が生まれた瞬間には成立しないことは、以前から十分に予想されたことであった。当初においては情報の「量」がゼロであるため、質×量を求めることができないためである。学者はこの瞬間を「特異点」と呼び、現代情報工学が成立しない領域であるとして丁重に無視して来た。

問題はそれ以後であった。ウィキペディアの観測の結果、特異点から出て情報工学が成立するようになった瞬間にも未だ、質量保存の法則が働かない期間が存在していた。これは、誕生の瞬間が規定できるウィキペディアならではであった。しかし、学者はなぜこのようなことが起きるのかを説明できなかった。

問題を解決したのはやはりオスカー・ワイルドであった。彼はアンサイクロペディアの誕生の瞬間についての緻密な研究を行った。当初、この情報集合体は優れた情報を増やして行き、明らかに質×量の総量も増大していた。ワイルドの研究により、一つの情報が周囲の価値を加速度的(インフレーション)に増大することが証明され、これをインフレーション理論と呼ぶようになった。

この理論によると、情報集合体誕生直後は、質×量は急速に増大する。この時期には時間と共に全体の価値が高まるのである。そして、インフレーション効果が消滅すると、本来の質量保存の法則に従う。

インフレーション理論は現在ではよくできた仮説にすぎず、明確な証拠を持たないが、最も有力な説の一つであると目されている。

エネルギー保存の法則[編集]

近年、詳細な研究が行われた結果、実際には質×量は一定では無く、少しずつ減っていることが明らかになった。このことを説明するためには、質と量とエネルギーとの関係を解き明かした相対性理論の登場を待たなければならなかった。

この法則は以下のように説明される。

 質 × 量 + 消費されたエネルギー = 一定

つまり、より多くの人がより多くのエネルギーをつぎ込むことで、全体の質×量が減少して行くのである。これは、良い記事ほど簡単に書けるという経験則とも一致する。

エネルギー保存の法則」も参照。

追記[編集]

この法則はまた、昔は良かったの法則とも呼ばれる。

日常の中で観察可能な実例[編集]

関連項目[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「質量保存の法則」の項目を執筆しています。