UnNews:新しい秋の味覚!? サンマ型ロボットを試食してきた

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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【2020年9月20日配信】

ここ最近、消費量の増加に伴う乱獲によりサンマの漁獲量が年々減りつつある。このままでは、将来サンマが絶滅してしまい秋の味覚が消えてしまうだろう。しかし、そうと言ってもサンマを沢山食べたい――。そう思っている人に朗報だ。サイドテック社はこのたび、環境に配慮していかなければならないこれからの時代にピッタリな「サンマ型ロボット」を開発した。

開発されてすぐに各地の漁協から問い合わせや注文が殺到しているようであり、来月の初旬には早速放流が開始され、上手くいけば今年の秋中には我々の食卓に上るようである。

本来は開発直後に試食会を開始する予定であったものの、新型コロナ感染拡大の防止のため試食会の開催は見送られており、来月の初旬から放流を開始することもあって、本来は実際に食べられるのはもう少し先の事であるが、交渉の結果、なんと特別に試食が許されることになった。そこでさっそく様々な形で試食してきたので、実食レポートをしていこう。

サンマ型ロボットの刺身[編集]

見た目は通常のサンマの刺身と変わらない

先ず最初に試食したのはサンマ型ロボットの刺身

サイドテック社は諸事情により、先ずは刺身用のサンマ型ロボットを完成させて放流するとしており、今回いただくのは、来月から放流されるものと同じロボットから作られた物である。ロボットの身に、昨今急に現れているヴィーガンに配慮して、オランダで開発されたタピオカでんぷんと海藻グルコースをベースにしたものを使用している。見た目は本来の「サンマの刺身」とはそんなに変わらないものとなっており、より本物に近づけるために、本来のサンマの刺身についているのと同じ寄生虫、アニサキスを含んでいるようである。

醤油につけていただいたが、ロボットは民生部品やリサイクル材料を使って作られているため、そこから染みついたのか洗浄の際に使われたであろう洗浄液の味などが若干するものの、本来のサンマの刺身と同じ食感や、淡い味を堪能することが出来た。ほんのり感じる化学的な味に敏感で無ければあっという間に完食できてしまうはずだ。極まれにロボットを動かすためのオイルが混じっていることもあるそうだが、人体には特に影響が無いとのこと。

サンマ型ロボットの塩(蒲)焼き[編集]

次に試食したのはサンマ型ロボットの塩焼きと蒲焼き。

今回試食した物は、現在別途開発中の塩焼きと蒲焼き用の身を使ったサンマ型ロボットから作られた物。刺身用のサンマ型ロボットより完成及び放流の開始が遅くなってしまうものの、上手くいけば来月の下旬には放流を開始でき、我々の食卓に並ぶようになるとのことだ。こちらのサンマ型ロボットの身には、ヴィーガンに配慮しつつも、蒲焼きと塩焼きが出来るように今話題の植物由来の人工魚肉が使われている。そのため、見た目は特に違和感は無く、特に蒲焼きに関しては完全に本物のサンマを使った物と同じであった。ちなみに、焼く際には温度を感知するセンサーがついているロボットの外側の皮が焼かれている最中の温度を感知して火の通しを調整することにより、身の焼き加減がちょうど良いようになるそうだ。

早速いただいてみたが、その際自分は驚くほど美しい物を見ることが出来た。本来のサンマの塩焼きなら、食べる際に開くと焼いたことによりもろくなって崩れがかっているサンマの骨格が見えるが、サンマ型ロボットから作られた塩焼きは当然のことではあるものの本来のものと違っており、そして自分が想像していた物よりはるかに美しい物であった。骨組みは本来のサンマと同じような物であるものの、骨組みは当然リサイクル品や民生品で作られた物であるので焼かれた後もそのままの形で美しく残っており、また、内部の部品だけを取り除く事があまり出来ないためか、サンマ型ロボットの仕組みがどうなっているのかが一目で分かるような見た目となっていた。要するに、メカニックな美しさを持つ見た目である。あなたの食卓に実際に並んだ際は、是非その美しさを体感して欲しい。

気になる味の方だが、普通に食べる分には問題なく、多くの人が苦手とする苦い内臓が含まれていないため塩焼きの場合は本物のサンマで作った物よりもさっぱりとしており、魚嫌いの人でも食べれるようなものとなっていた。ただ、植物由来で作られた魚肉のため残念ながら脂はのっておらず、本物のサンマで作られた物と比べると物足りなさがあった。しかしこれは脂の取り過ぎを気にする人にとっては問題では無くむしろ歓迎できることであり、より様々な人が秋の味覚を楽しめるようになっているとも言える。

まとめ[編集]

サンマ型ロボットと聞いて、最初は本物のサンマとは似ても似つかないような人工的な味だろうと想像していたものの、実際に試食してみると、特に刺身は味・食感ともに本物のサンマで作られた物と余り変わりのないものであり、塩焼きと蒲焼きについては本物のサンマの味に近づけるにはまだ改善の余地はあるように感じられたものの、現状でも本物のサンマと比べてもさほど違和感なく自然に食べることが出来るものとなっており、想像よりもはるかにサンマらしい、いや、最早サンマそのものの味であった。

伝統的な本物の「秋の味覚」の不足を補うために生まれた人工的な「秋の味覚」。しかし、そう遠くない将来にこれまでの伝統の「秋の味覚」に取って代わって、それが「本物」の「秋の味覚」となるのかもしれない。

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